著名な建築家ロイヤルが設計を手掛けた高層マンション群、ハイ・ライズがロンドン近郊に完成。豪華な内装が施され、スーパー、プール、学校、レストラン、医療施設なども完備したそのマンションに、医師のラングが入居してくる。毎晩のように隣人たちの開くパーティーに参加するうちに、彼は低層階と高層階の住民の間で階級をめぐるあつれきが起きているのを知る。ある日、停電を機にハイ・ライズの内部はすさまじい混乱に見舞われ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは2015年制作の イギリス 映画になります イギリス

 

「太陽の帝国」 や 「クラッシュ」 を執筆した 作家の J G バラード が1975年に

 

発表した原作を元に映画化した作品が本作になります 本

 

 

 

 

それによって、映画の中の時代も現代ではなく、80年代位に設定されているようで

 

す まだSNS 等が無い生活でなければ、成立しない世界感のためと思われます

 

主役の ラング を演じるのは トム ヒドルストン 高級高層マンション ハイライズ を

 

建築したロイヤル を ジェレミー アイアンズ が演じておられます

 

 

 

 

ロンドン近郊に建つ 超高級高層マンション ハイライズ ビル 最上階には設計者の ロ

 

イヤルが住み、その下の高層部にはセレブ達が住んでいます、階が下に行くにつれ親

 

子連れでローン返済に苦しむ貧困層 (といっても、ここに居るからそうなっているだ

 

けで、普通の所で暮らせばそれなりに良い暮らしができそうな感じなのですがね、)

 

タワーの中には、スパーマーケット、ジム、プール、スパ 等が完備されていて、タワ

 

ーの中だけで全ての生活が出来る程であります  カート

 

 

 

 

そこへ 医師の  ラング が 25階 (まあまあ上層階) へと越してきます 上層階の人

 

間は下層階の人間をどこか見下し、下層階の人間は、上層階の人間に嫉妬してはいま

 

したが、お互い表面上は友好的に付き合っていたのでありました タワーの中ではよ

 

くパーティが開かれていて、ラング も招待を受け出席した日、停電が起きます 下層

 

階の人間が電気を使い過ぎた為に起こった初期不良でした 電気 電気はそれ以来復旧

 

しない日が続き、上層階の人間と、下層階の人間とのいがみ合いが始まり、タワーの

 

中は混沌とした世界へと突き進んで行きます  ラング はそのどちらとも距離を保ち

 

つつ、その光景を第三者的な立場で見つめるのでありました  目

 

 

 

 

画面上で進む物語を、表面的に観ていると中盤辺りから、ちょっと理解しにくい展開

 

になってきて、体調によっては睡魔が訪れる場合があります ぐぅぐぅ それは電気が止ま

 

る事と同時にタワーの機能が全て停止する部分であります 外の世界からの介入が全

 

くストップしてしまうという不思議 ス-パーの商品も入荷しなくなり、食料が手に入

 

らなくなります そして清掃もままならなくなり、タワーの中はゴミ屋敷状態、上層

 

階の人間は酒をあおっては 赤ワイン、誰彼構わずの スワッピング 状態  キス ラブラブ キス

 

そのくせ 外に仕事に行くし、出入りも自由 外から買って来ればいいのに、、と思うの

 

ですが、それよりタワーの中のドッグフードや、終いには 犬 わんわん そのものまで食べ始

 

める始末 食事

 

 

 

 

観ているこちらの頭の中もカオスであります UFO それでも何とか意味を探して、無

 

い頭で考えると、このタワーという ステイタス の象徴に住むという事自体が、この住

 

人達のすべての目的なのではないのでしょうか? そこで文化的な 電気 というものが

 

止まった事によって秩序が崩れ、人間性という物と、階級制というものの崩壊によっ

 

て、最後 このタワーという人工物の中に、真の人間世界が新たに誕生するという、皮

 

肉を込めたテクノロジーと階級制に対する警鐘を SF小説 という形で表現した作品

 

と、無理矢理 解釈する私でありました

 


 

 

タワーの映像は、程よく無機質で美しく、欲にまみれた人間達は、いやらしく映るよ

 

う、上手く撮影されております 中盤で、中世の衣装でのパーティシーンがあり 「バ

 

リーリンドン」 を思い浮かべてしまいましたが、個人的には劇中に登場する ロイヤル

 

の隠し子がお気に入りのキャラでありました  瓶底メガネ

 

 

 

 

ちょっと サスペンス物を期待してご覧になると、肩透かしをくらって返り討ちにあう

 

ような作品になっておりますが、逆に興味を感じた方はご覧になってみて下さい、同

 

じ犠牲者のこんな風にも解釈できるぞ!というご意見も聞きたい私にお付き合いをぜ

 

ひ~です

 

では、また次回ですよ~! バイバイ