奈良の建築家が綴る、人生を豊かにする住まい設計日記|やまぐち建築設計室 -6ページ目

奈良の建築家が綴る、人生を豊かにする住まい設計日記|やまぐち建築設計室

人生を豊かにする暮らしの提案を大切に、奈良を拠点に住宅設計を行う建築家の設計日記。注文住宅・リフォーム・古民家改修を通して、住まいと暮らしの本質、間取りや動線、日々の気づきを綴っています。

「おしゃれな部屋にしたい」
模様替えをしたいけれど、

何から手をつければいいかわからない

 

インテリアや

住まいのご相談をお受けしていると、
このようなお声を本当によく耳にします。

 

 

SNSや雑誌で見かける

素敵なインテリア。
同じように真似してみたはずなのに、
なぜか自分の家ではしっくりこない。

 

その原因は、
センスが足りないからでも、

感覚がずれているからでもありません。

 

多くの場合、
「インテリアを決める順番」が

少し違っているだけなのです。

 

インテリアは「順番」で整っていく

インテリアというと、
家具や色、雑貨選びを

思い浮かべる方が多いと思います。

 

けれど実際には、
おしゃれで落ち着く空間ほど、
選び始める順番が

とてもシンプルです。

 

やまぐち建築設計室が

設計の現場で大切にしている流れは、

次の通りです。

  • 空間全体のテイストを決める
  • 生活感として「見せたくないもの」を整理する
  • 本当に必要な家具の種類と数を考える
  • 使う色を絞る
  • 最後に、雑貨やアートで余白を整える

この順番を守るだけで、
空間は不思議なほど静かに、

整い始めます。

 

和モダンやホテルライクな家が

落ち着く理由。

 

和モダンやホテルライクな住まいに

惹かれる方はとても多いです。
 

それは単に「かっこいい」

からではありません。

 

・色数が少ない
・家具の高さが抑えられている
・光がやわらかく、陰影がある
・視界に入る情報が少ない

 

これらはすべて、
人が無意識に

「安心する条件」でもあります。

 

住まいは、毎日使う場所。
だからこそ、
視覚的なノイズが少ない空間は、
心まで静かに整えてくれます。

 

まずは「何を見せないか」を考える

おしゃれな部屋ほど、
実は飾っているものより
隠しているものの方が

多いのをご存じでしょうか。

 

洗濯物、郵便物、日用品、コード類。
 

それらが視界に入らなくなるだけで、
部屋の印象は大きく変わります。

 

インテリアを考える前に、
この空間では、

何を目に入れたくないか?
を整理することが、

最初の一歩です。

 

家具は増やすほど、

暮らしやすくなるとは限らない

 

「これもあった方が便利そう」
 

そうして家具を増やしていくと、

・動線が狭くなる
・掃除がしにくくなる
・空間が落ち着かなくなる

ということが起こりがちです。

 

和モダンや

ホテルライクな住まいに

限った事ではありませんが、
家具の数・高さ・配置が

とても重要です。

 

特に、
低い家具で視線を揃えるだけでも、
部屋の落ち着き方は

大きく変わります。

 

色は「3色まで」と決める

インテリアがまとまらない

理由のひとつに、
「色を使いすぎている」

というケースがあります。

 

おすすめは、
大きな差がないトーンで

構わないので

使う色を最初から3色に

決めてしまうこと。

  • ベースカラー(壁・床・天井)
  • メインカラー(家具・カーテン)
  • アクセントカラー(小物・植物)

色を減らすことは、
個性を失うことではありません。

むしろ、
空間に余白と品を与えてくれます。

 

インテリアは、

暮らしの設計でもある

インテリアは、
単なる飾りや模様ではありません。

 

どこに座るか
どこに視線が向くか
どこで一息つくか

その積み重ねが、
日々の疲れ方や心の余白に

影響します。

 

もし今、
模様替えやリフォーム、

新築を考えていて
整えたいのに、

うまくいかないと感じているなら、

それは感性の問題ではなく、
計画の順番の問題かもしれません。

 

暮らしを整える視点から、
住まいを一緒に考えたい方は、
いつでもお気軽にご相談ください。

 

このブログが、
家づくりや模様替えを考える方の
小さなヒントになれば幸いです。

 

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
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片付けが苦手でも整う家

暮らしの動線から考える

建築家の整理収納設計。

 

ちゃんと片付けているつもりなのに、
なぜかいつも散らかってしまう。

 

収納は多いはずなのに、

使いにくい。

暮らしの動線と収納を一体で設計したLDK
キッチン横の柱形状タイル仕上げの部分、

実はタワー型家電収納です。

片付けやすさと視線の静けさを両立した、

整理収納設計のカタチです。

 

そんなお悩みを、

住まいのご相談の中で

よく耳にします。

 

でも実はそれ、
片付けが苦手だからでも、

性格だけの問題でもありません。

 

多くの場合、

原因は今の暮らし方と、

住まいのつくりが合っていない

ことにあります。

 

整理収納は

「頑張ること」ではなく

「環境づくり」であるということ。

 

やまぐち建築設計室では、
整理収納を

気合や努力で

何とかするものとは

考えていません。

 

本当に大切なのは、
片付けなくても自然と整う環境を、

住まいの設計でつくることです。

 

・しまう場所が遠い
・動線が分断されている
・仮置きの行き場がない
・視界に情報が多すぎる

こうした小さなストレスが積み重なると、
暮らしは少しずつ乱れていきます。

 

逆に言えば、
この暮らしの摩擦

設計で減らすことができれば、
無理をしなくても

住まいは整っていくのです。

 

建築家が整理収納を考えると、

何が違うのか?

 

整理収納のご相談というと、
「収納の量を増やす」

「棚を足す」といった

対処を想像される方も

多いかもしれません。

 

しかし建築家の視点では、
まず最初に見るのは

収納の量ではありません。

 

・どこで物が出て
・どこで使われ
・どこに戻されるのか

 

つまり、人の動き=動線です。

 

たとえば今回のLDKでは、
キッチン・柱・造作収納

壁掛けテレビを

一体で計画しています。

 

これは単にデザインのためではなく、

・キッチン周りで増えがちな

物の行き先を明確にする
・リビングに物が

溜まらない流れをつくる
・視線が散らからない配置にする

といった、

暮らしを整えるための

設計でもあります。

 

「見せる」と「隠す」を、

空間で整理する

 

片付けが続かない理由のひとつに、
全部をきれいに

しなければならない

という思い込みがあります。

 

実際の暮らしでは、
・すぐ使うもの
・出しっぱなしになるもの
・多少ラフでいいもの

も必ず存在します。

だからこそ、
見せる収納と、

隠す収納を

最初から設計で分ける

ことが大切です。

 

今回の住まいでは、
造作収納と

壁掛けテレビをまとめることで、
生活感が出やすい要素を

ひとつの落ち着いた面

集約しています。

 

結果として、
片付けた感覚がなくても、

空間が整って見える
そんなLDKが生まれています。

 

キッチン収納は

「暮らし方」がそのまま表れる場所

 

特にキッチンは、
住まいの中でも

整理収納の差が

出やすい場所です。

 

・食器はどれくらい持っているか
・ストックは多いか、最小限か
・家電は隠したいか、見せたいか
・ゴミはどこに溜まりやすいか

 

こうしたことを整理せずに

キッチン周辺を計画すると、
完成後に「使いにくい」

「散らかる」という

不満が生まれやすくなります。

 

やまぐち建築設計室では、
キッチン単体ではなく、

パントリー・収納・動線

リビングとの関係まで含めて、
暮らし全体として

整理収納を考えています。

 

整理収納が整うと、

暮らしの質が変わる

 

住まいが整うと、
不思議なことに、

心にも余白が生まれます。

 

・探し物が減る
・家事がスムーズになる
・「片付けなきゃ」というストレスが減る
・家にいる時間が少し心地よくなる

 

これは決して大げさな話ではありません。

収納は、暮らしの土台。
設計は、

その土台を

静かに支える存在です。

 

片付けが苦手な人こそ、

設計から見直してみてください

 

もし今、

・収納に悩んでいる
・片付けが続かない
・家が落ち着かない

と感じているなら、
それはあなたのせいではありません。

今の暮らしに合った「整え方」が、
まだ見つかっていない

だけかもしれません。

 

やまぐち建築設計室では、
新築やリノベーションだけでなく、
整理収納や暮らしの

ご相談からでもお受けしています。

 

住まいを整えることは、
暮らしを整えること。

 

設計と収納、

両方の視点から、
あなたに合った住まいのかたちを

考えてみては

いかがでしょうか?

 

このブログが、
家づくりや模様替えを考える方の
小さなヒントになれば幸いです。

 

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
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住まいの設計、デザインのご相談は
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なぜか落ち着く家と、

どこか疲れる家の違い・・・。

床と家具の関係から考える、

心地いい住まいづくり

※床仕上げによる印象に違い

 

家づくりを考え始めた方や、
「そろそろ模様替えをしたいな」と

感じている方から、
こんな声をよく聞きます。

 

家でいるとなぜか落ち着かない

※床仕上げによる印象に違い

 

実はその違和感、
床と家具の関係

整理されていないことが

原因かもしれません。

 

床は、

住まいの印象を決める土台

 

床は、

部屋の中で最も面積の大きい要素です。
 

にもかかわらず、

・無難そうだから
・明るい方が良さそう
・人気の色だから

と、感覚的に

選ばれてしまうことも少なくありません。

 

ですが床は、

一度決めると簡単には

変えられない部分です。
 

だからこそ、

やまぐち建築設計室では
床を「主役」にするのではなく、

「背景」として整える
という考え方を大切にしています。

 

床が整うと、
家具がなじみ、
空間にノイズが少なくなり、
自然と心地よさが生まれます。

 

ホテルのように

落ち着く空間の共通点

 

ホテルのラウンジや

客室が心地よく感じられる理由は、
高価な家具が

置いてあるからではありません。

 

・色数が抑えられている
・床と家具がケンカしていない
・視線の先がすっきりしている

 

こうした細かな配慮の積み重ねが、
あの落ち着いた空気感を

つくっています。

 

和モダンや

ホテルライクな住まいも同じです。
 

和の素材を考える前に、
まずは床と家具の関係を

整えることが大切です。

 

床色が変わると、

空間の印象はここまで変わる

同じ間取り、同じ家具でも、
床色が変わるだけで

空間の印象は大きく変わります。

 

・濃いブラウンの床
 重心が下がり、落ち着きと安心感が生まれる

・グレーの床
 ホテルライクで洗練された印象

・ホワイト系の床
 明るく、開放感のある空間に

・ナチュラルな木の床
 やさしく、暮らしになじむ雰囲気

どれが正解というわけではありません。
最適な状態をイメージしたうえで

大切なのは、
ご自身の暮らし方や

好みに合っているかどうかです。

 

家具は「目立たせる」より「なじませる」

家具選びで

失敗したと感じるケースの多くは、
家具単体で

判断してしまっていることが原因です。

 

家具は主役というより、
床や空間とバランスを取る存在

 

床が濃ければ家具は少し軽めに。
床が明るければ

家具で輪郭をつくる。

 

同色系で整えるなど、

この関係が整うだけで、
空間は驚くほど

落ち着いて見えるようになります。

 

和モダンな家づくりは

「足し算」より「引き算」

 

和モダンの住まいというと、
「和の要素を取り入れること」に

意識が向きがちです。

 

ですが実際には、
色や素材を

増やしすぎないことの方が

重要です。

 

・色を絞る
・素材を主張させすぎない
・床と家具を静かにそろえる

 

そうすることで、
畳や障子、

陰影といった和の要素が、
自然と空間に溶け込んでいきます。

 

迷っているということは、

暮らしを大切にしている証拠

 

家づくりや模様替えで迷うのは、
決して悪いことではありません。

 

それだけ、
「これからの暮らし」を

真剣に考えているということ。

もし今、
・床色で悩んでいる
・家具との相性が分からない
・模様替えをしたいけれど方向性が定まらない

そんな状態であれば、
一度床と家具の関係

見直してみてください。

 

やまぐち建築設計室では、
新築やリノベーションの設計だけでなく、
暮らし方に寄り添った

空間の整え方もご提案しています。

 

住まいが変わると、
日々の過ごし方や気持ちも、

少しずつ変わっていきます。

 

このブログが、
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なぜか落ち着かない家を整える

配色・レイアウト

家具から考える、くつろげる住まいの設計

 

「家にいるのに、なんだか疲れる」
「片付けても、落ち着かない」

そんな感覚を覚えたことはありませんか。

実はその違和感、
気持ちの問題ではなく

 空間のつくり方

原因になっていることが多いです。

 

今回は
インテリアと暮らしを

もう一段深く整える視点について

書いてみたいと思います。

 

落ち着かない家には、

理由があります。

今回のblog

読んでくださっている方の中にも、

  • 家具を新しくしたのに、くつろげない
  • おしゃれなはずなのに、なぜか疲れる
  • SNSで見たインテリアを真似しても、しっくりこない

そんな経験をお持ちの方が

いらっしゃると思います。

 

それは決して

センスの問題ではありません。

多くの場合、
配色
レイアウト
家具のサイズ感
視線と動線

これらが 

暮らしと噛み合っていない

だけなのです。

 

インテリアは

「見た目」より「過ごし方」

インテリアというと
「色」「デザイン」「おしゃれさ」
に目が向きがちですが、

実はそれ以上に大切なのが

▶どう過ごしているか
▶どこで気が抜けるか

という視点です。

 

たとえば、

・ソファに座ったとき、

目に入る景色は整っていますか?

・家の中を移動するとき、

無意識に避けている場所はありませんか?

・照明が明るすぎて、

夜も気が休まらないということは?

 

暮らしの中の

ちいさな引っかかり

積み重なると、
家は知らないうちに 

休めない場所 になってしまいます。

 

落ち着く部屋づくりで

最初に整えたいこと

 

床と視界を整える

床にモノが置かれていると、
人は無意識に未完了感を感じます。

まずは
通路
ソファ周り
テーブル周辺

この3か所だけでも
床を見せることを

意識してみてください。

 

それだけで、

部屋での呼吸が変わります。

 

配色を「減らす」

落ち着く部屋の共通点は
色が少ないこと。

おすすめは

  • ベージュ
  • グレージュ
  • 淡いグレー
  • 木の色

これらをベースにして、
クッションや小物で

ほんの少しだけ差し色を入れる。

 

「足す」のではなく
「揃える」という

意識がポイントです。

 

家具の大きさを見直す

意外と多いのが
家具が悪いのではなく、

大きさが合っていないケース。

・ソファが大きすぎて、部屋が窮屈

・テーブルが低すぎて、姿勢が崩れる

・ラグが小さくて、空間がバラバラに見える

家具は単体で見るのではなく
空間との関係性で選ぶと、

驚くほど落ち着きます。

 

明るい=くつろげる、ではありません

「部屋を明るくしたい」

というご相談はとても多いです。

 

もちろん暗すぎるのは

良くありませんが、
明るすぎる部屋も、

実は落ち着きません。

 

くつろげる部屋に必要なのは
明るさ

グラデーション

天井照明ひとつだけでなく、
スタンドライトや

間接照明を一灯足すだけで、
夜の過ごしやすさは

大きく変わります。

 

住まいは、心を戻す場所

家は
「がんばる場所」ではなく
「戻る場所」 であってほしい。

  • 何も考えなくていい
  • 無理に整えなくていい
  • ただ、深呼吸できる

そんな時間が

自然に生まれる住まいは、
インテリアと暮らし方が

きちんと噛み合っています。

 

整えることで、暮らしは変わります

モノを減らす
色を揃える
動線を楽にする
家具のサイズを見直す

 

特別なことをしなくても、
住まいは 

ちゃんと落ち着く場所 になります。

 

何から手を付けたらいいかわからない
自分たちに合う整え方を知りたい

そんなときは、
暮らしを一緒に

整理するところから始めるのも

一つの方法です。

 

住まいは、人生を支える
少しずつ、

丁寧に整えていきたいですね。

 

 

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奈良で

ビルトインガレージのある家を

建てる前に・・・・・。

 

 

奈良県で建築家が設計したビルトインガレージのある和モダン住宅の外観。グレーの塗り壁とガルバリウム鋼板屋根、木目天井を組み合わせたホテルライクな住まい。車動線と暮らしやすさを両立した注文住宅事例。

※ビルトインガレージ付き住宅の設計

デザイン提案外観事例。

 

 

 

後悔しない間取りと設計の考え方

雨の日の買い物帰り。

小さなお子さんを抱え、

両手に荷物を持ちながら

車から玄関まで移動する・・・。

 

そのわずかな距離が、

毎日の暮らしでは

意外と大きな

負担になります。

 

奈良県内で家づくりを

検討されている方から、

近年特にご相談が増えているのが

ビルトインガレージ

インナーガレージのある住まい。

 

やまぐち建築設計室の

設計事例にもある「写真」と

お客様の声をご覧になられて

お問合せをいただいています。

 

ただし一方で、懸念事項としては

暮しに合わなければ
「便利そうだから」

「かっこいいから」という

理由だけで取り入れてしまい、
住み始めてから

違和感や後悔を

感じるケースもあるかと思います。

 

今回のblogでは、
奈良県・奈良県近郊という

土地条件・気候

暮らし方を踏まえながら、
建築家の視点で

ビルトインガレージの

メリット・デメリット、
そして

暮しを考えたうえでの間取り

設計の考え方を

書いてみたいと思います。

 

奈良県で

ビルトインガレージが

注目される理由・・・・・。

 

奈良県で

ビルトインガレージの

相談が多い背景には、
この地域ならではの

暮らしの特性があります。

 

車が欠かせない生活圏

奈良県は

公共交通機関が

充実しているエリアもありますが、
日常生活では

車が主な移動手段

というご家庭が多い地域です。

 

・夫婦それぞれが車を所有

・仕事用+家族用で2台以上

・週末は車で買い物・レジャー

 

こうした暮らしでは、
車との距離感=暮らしの快適性

と言っても

過言ではありません。

 

冬の底冷え・雨の多さ。

奈良の冬は

「寒さの質」が特徴的です。

 

気温以上に底冷えを

感じやすく、
雨や霜の日も少なくありません。

 

ビルトインガレージは、

・雨や霜に濡れずに乗り降りできる

・冬の朝の負担を減らせる

といった点で、

奈良の気候と

相性が良い側面があります。

 

ビルトインガレージのメリット

奈良の暮らしで

実感しやすい価値。

 

雨・霜に濡れない動線が、

暮らしの質を高める

ビルトインガレージ

最大の魅力は、
天候に左右されない動線です。

 

・雨の日も傘いらず

・小さなお子さんや高齢のご家族も安心

・重い荷物の積み下ろしが楽

 

これは単なる「便利さ」ではなく、
毎日の小さなストレスを

確実に減らす設計と言えます。

 

防犯性が高まりやすい。

 

奈良県内の住宅地では、

・夜間は人通りが少ない

・道路から敷地が見えやすい

といったケースも多くあります。

 

ビルトインガレージは、

・車が外部から見えにくい

・侵入抑止効果が期待できる

など、防犯面でも

安心感につながります。

 

趣味・収納の「受け皿」になる

車だけでなく、

  • 自転車
  • アウトドア用品
  • タイヤ・工具
  • ベビーカー

といった

室内に持ち込みたくない物の

居場所としても、
ガレージは非常に有効です。

 

知っておくべきデメリット

一方で、

ビルトインガレージには
設計を誤ると

表面化しやすい弱点があります。

 

建築コストが上がりやすい

ビルトインガレージは、

  • 構造補強
  • シャッター
  • 換気・排水
  • 防火・断熱対策

などが必要となり、
一般的な住宅より

建築コストが上がる傾向にあります。

 

平屋計画・敷地条件によっては

居住空間が狭くなる

 

最近の傾向として多い

平屋住宅では、
ガレージが

建物床面積を大きく占めやすく、

・LDKが思ったより狭い

・採光が取りにくい

と感じるケースもあります。

 

におい・音・寒さの問題

実際に考えられるのは

・排気ガスやオイルのにおい

・シャッター音・エンジン音

・冬の冷気が室内に伝わる

といった体感的な不満です。

 

これらは

「ガレージの有無」ではなく、
設計の考え方次第で

防げる問題でもあります。

 

後悔しないための

設計・間取りのポイント

 

ガレージは「部屋」ではなく

境界として考える

ビルトインガレージは、
屋外と屋内をつなぐ

強い境界空間です。

 

おすすめなのは、
ガレージと居住空間の間に

ワンクッションを設けること。

  • 玄関土間
  • シューズクローク
  • パントリー
  • ファミリークローク

これにより、
におい・音・温度の問題を

大きく軽減できます。

 

換気計画は最優先事項

完全個室とする場合の

ガレージには専用換気が不可欠です。

・室内側へ空気が流れない計画

・シャッターを閉めた状態でも

成立する換気

・湿気をためない仕組み

 

「後から換気扇を付ける」では

遅いケースが多く、
初期設計での検討が必須です。

 

寝室との位置関係に注意

奈良県の住宅街では、

  • 早朝・深夜に車を使う
  • 共働きで生活リズムが異なる

ご家庭も多く、
ガレージの隣に寝室を配置すると
音がストレスになる

可能性があります。

 

収納や水回りを挟むなど、
距離と緩衝帯を

意識した配置が重要です。

 

寸法は「今の車」ではなく

「暮らし」で決める

 

よくある失敗が、

車は入るけれど、

ドアが開けにくいというケース。

 

常時、車の運転をする設計者なら

直ぐに気づくことでも

ぺーパードライバー、

週末ドライバーの設計者の場合、

そもそも暮らしや車に

興味の無い設計者の場合は

寸法だけに気を取られて

実働や、車種の差や

運転者の個人差による「連動」を

意識出来ない為「無理な駐車場計画」

となる事もあります。

 

  • チャイルドシート
  • 将来の車のサイズ
  • 荷物の出し入れ
  • 前面道路の状態と電柱の位置

一旦は、そういうところまで

含めて考えることで、
使いやすいガレージになります。

 

Q&A

奈良でビルトインガレージを

検討する方からよくある質問

 

Q1|

奈良県で

ビルトインガレージのある家は

向いていますか?

A:
奈良県は車利用が前提の暮らしが多く、
敷地条件が合えば

ビルトインガレージは

非常に相性の良い選択肢です。
ただし、

冬の底冷えや

住宅密集地での音対策など、
奈良特有の環境を踏まえた

設計が欠かせません。

 

Q2|

奈良の平屋でビルトインガレージを

つくると狭くなりませんか?

A:
平屋住宅では、

ガレージが占める

床面積の割合が大きくなるため、
LDKや居室が

圧迫されるケースもあります。
一方で奈良県は

比較的敷地に余裕がある場合も多く、
配置・動線・容積率の

考え方次第で、
快適さとガレージを

両立することは十分可能です。

 

Q3|

奈良でビルトインガレージの

建築費は高くなりますか?

A:
一般的な住宅と比べると、
構造・設備面で

コストは上がる傾向にあります。
ただし、奈良の土地条件では
設計によって合理的に

成立させられるケースも多く、
単純に「高い」と決めつける

必要はありません。

 

奈良県でビルトインガレージが

向く家・向かない家・・・・・。

 

向いているケース

  • 車中心の生活
  • 雨・霜の負担を減らしたい
  • 防犯性を高めたい
  • 趣味や収納を重視したい

別の選択肢が向くケース

  • LDKの広さ・明るさを最優先したい
  • 深夜早朝の出入りが多い
  • ガレージでの作業をしない

この場合、
車寄せ+外部収納の方が

満足度が高いこともあります。

 

奈良での家づくりに、

ビルトインガレージという選択

 

ビルトインガレージは、
「あると便利」な設備である一方、
暮らし全体の質を

左右する

重要な設計要素となります。

 

家を建てる場合は、

  • 土地条件
  • 気候(底冷え・湿気)
  • 生活リズム
  • 近隣環境

を踏まえた

地域性に合った設計が

欠かせません。

 

やまぐち建築設計室では、
ビルトインガレージを

単なる車庫ではなく、
暮らしや趣味、

生活の豊かさを整えるための

生活空間として捉え、
一邸一邸、

丁寧に設計しています。

 

もし今、
あこがれもあるし

便利そうだけど、

本当に自分たちの暮らしに合うのか?
と少しでも迷われているなら、
それは設計の工夫で

生活の不便や苦痛を

解消できるサインかもしれません。

 

奈良での家づくりを、
後悔のない選択にするために。

 

このブログが、
家づくりを考えるうえでの
ひとつのヒントになれば幸いです。

○関連blog

車寄せとビルトインガレージ、暮らし方で計画する外構設計と建築設計、機能性と美意識を両立させるモダンな考え方の住まい提案、車寄せのある家の魅力と高級感と機能性を両立させる設計

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail487.html

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目に見えない価値から、住まいはつくられていく

家づくりを考え始めたとき、
多くの方がまず気になるのは、
間取りや広さ、デザイン、

設備かもしれません。

 

もちろん、

それらはとても大切な要素です。

 


 

でも、打ち合わせを重ねる中で、
ふとこんな言葉を聞くことがあります。

「なんとなく、落ち着く家にしたい」
「理由は分からないけれど、心が整う空間がいい」

そのなんとなくの中に、
実は住まいづくりの

本質が隠れていると感じています。

 

図面には描けない「暮らしの感覚」

住まいは、完成した瞬間よりも、
暮らし始めてからの時間のほうが、

ずっと長いものです。

 

・朝、玄関を出るときの気持ち
・仕事から帰ってきたときの空気感
・家族と同じ空間にいながら、ひとりになれる距離

 

これらは、数字や仕様では説明できません。
けれど、日々の暮らしには確実に影響します。

やまぐち建築設計室では、
こうした目に見えない感覚

とても大切にしています。

 

住宅模型で伝えたいこと

今回の写真は、
住宅模型を使って、

住まい手さんにご説明している場面です。

模型を見ることで、
・空間のつながり
・視線の抜け
・光の入り方
・部屋同士の距離感

そういったものが、

イメージCGよりも

直感的に伝わります。

「この場所、落ち着きそうですね」
「ここからの景色、好きかもしれません」

 

そんな言葉が自然と生まれる瞬間が、
私たちにとって、

とても大切な時間です。

 

上質な住まいは、

足し算ではなく「整える」こと

 

最近は、
情報が多すぎて

迷ってしまう方も少なくありません。

 

あれも良さそう
これも入れておいた方が安心
失敗したくないから全部盛りに……

 

でも、暮らしは足し算を続けるほど、
どこか息苦しくなってしまいます。

 

本当に心地よい住まいは、
必要なものが、

必要な場所に、

静かに収まっている状態。

 

やまぐち建築設計室は、
暮らしを一度整理し、
そのご家族にとっての

「軸」を見つけることから設計を始めます。

 

和モダン×ホテルライクという考え方

和モダンや

ホテルライクという言葉には、
派手さよりも

「静けさ」や「余白」のイメージがあります。

 

・落ち着いた素材
・やわらかな光
・視線を遮りすぎない間

 

それらが重なったとき、
住まいは自然と

上質な表情をまといます。

 

高級に見せるためではなく、
心が穏やかでいられるための設計

そこを大切にしています。

 

家は、人生の背景になる場所

住まいは、
人生のすべてを

主張する舞台ではありません。

 

でも、
うれしい日も、疲れた日も、
何もない日も、

そっと受け止めてくれる場所です。

 

だからこそ、
流行や表面的なデザインだけでなく、
時間が経つほどに

「選んでよかった」と思える家であってほしい。

 

そう願いながら、
一つひとつの住まいと

向き合っています。

 

家づくりを、急がなくていい

「まだ何も決まっていなくて……
そう言って

相談に来られる方も

多くいらっしゃいます。

 

でも実は、
それは家づくりにとって、

とても良い状態です。

 

白紙だからこそ、
本当に大切なことを

一緒に見つけることができる。

 

目に見えない価値から、

住まいを整えていく。
 

そんな家づくりに、
少しでも共感していただけたら

嬉しく思います。

 

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
ホームページのお問合わせから
気軽にご連絡ください
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小さなストレスが積もらない

家のつくり方。

 

心理面・建築設計

暮らしの実感から読み解く

住まいの設計論。

 

中庭に面した大開口と間接照明が心地よい、グレートーンで整えた和モダン×ホテルライクのリビング。プルとローナ・フラウを想起させる曲線ソファとタイル床、テレビ背面の石調壁が“小さなストレスが積もらない暮らし”を支える。

※視線の抜ける大開口と眩しさを抑えた間接照明。

リビングに小さなストレスが

溜まりにくい「仕組み」を整えた

和モダン×ホテルライクの

ストレスレスなLDK提案のカタチ。

 

 

現在住んでいる家が

なんだか落ち着かない。
理由は分からないけれど、

家にいると疲れる・・・・・。

 

家づくりの相談中に、
こうした言葉を

耳にすることがあります。

 

けれど多くの場合、

その原因は
間取りが致命的に悪いからでも、
設備が足りないからでもありません。

 

暮らしのストレスの正体は、
ごく小さな違和感が、

毎日くり返されること。

 

心理学では、

人は一度だけの強い不快よりも、
弱い不快が何度も続く状態に
より大きなストレスを

感じるとされています。

 

つまり、
・少し遠い
・少し暗い
・少し面倒
・少し気になる

その「少し」が、
暮らしの質を

静かに下げていくという事です。

 

家づくりとは、
この小さな違和感を
住み始める前に、

空間の側から消していく行為。

 

それが、

やまぐち建築設計室が考える

設計の出発点です。

 

ストレスは「性格」だけではなく

「環境」の状態が生みだす。

 

「自分は片付けが苦手だから」
「面倒くさがりな性格で」

そうやって自分を

責めてしまう方は少なくありません。

 

けれど心理学の視点では、
人の行動の多くは
性格よりも環境によって

左右されると考えられています。

 

例えば、
収納が少し奥まった場所にあるだけで、
人は「あとでやろう」と思います。

 

動線が少しだけ遠回りなだけで、
無意識に「面倒だ」と感じます。

 

このとき頭の中や心の中では、
「行くか・行かないか」
「今やるか・後でやるか」
という小さな判断が

発生しています。

 

この判断の積み重ねが、
いわゆる決断疲れと呼ばれる

ディシジョン・ファティーグです。

 

家の中に
・迷う動線
・選ばされる収納
・考えさせられる配置

が多いほど、
人は知らないうちに

疲れていきます。

 

ストレスの原因は、
暮らし方ではなく
暮らしを受け止める側の

状態にあることが多いものです。

 

行動と間取りの

「わずかなズレ」が疲れを生む。

 

小さなストレスの多くは、
人の行動の流れと、

間取りの構成が

ズレていることから生まれます。

 

玄関を例に考えてみてください。
帰宅時、人は無意識に
・靴を脱ぐ
・荷物を置く
・上着を脱ぐ
・室内へ進む

という一連の流れを

想定しています。

 

しかし、
・荷物を置く場所がない
・コート掛けが遠い
・動線が交錯している

こうしたズレがあると、
動作が分断され、
「帰る=休まる」ではなく
「帰る=処理する」という

感覚に変わってしまいます。

 

洗濯動線も同じです。
洗う・干す・取り込む・しまう。
この流れがつながらないと、
毎日の家事に
見えない重さが

積み重なっていきます。

 

心理学的には、
人は流れが途切れる瞬間に

ストレスを感じやすい。

 

だからこそ、
間取りは部屋単体ではなく、
行動の連続として動線を意識して

設計する必要があります。

 

動線の単純化が心を軽くする理由

小さなストレスが

積もらない家に共通するのが、
間取りの中での行動が

複雑ではない動線です。

 

・振り返らなくていい
・戻らなくていい
・探さなくていい

 

これだけでも、
人の脳は驚くほど楽になります。

心理学では、
人は次の行動が予測できる状態に
安心感を覚えると

言われています。

 

・視線の先に目的地がある
・進行方向に収納が並ぶ
・自然に体が前へ進む

 

こうした間取りは、
単に便利なのではなく、
安心感を空間として

設計している状態です。

 

動線が乱れる家は、
気持ちも乱れやすい。

 

動線が整う家は、
暮らしのリズムが自然と整う。

 

この違いは、
住んでからこそ、
はっきりと実感されます。

 

「戻す」より「置く」を肯定する家

人は本能的に、
「元に戻す」より
「とりあえず置く」方を選びます。

 

これは怠けではなく、
脳がエネルギー消費を

抑えようとする自然な反応です。

 

だから、
片付かない原因を
意識や性格に求めるのは、
少し酷かもしれません。

 

設計では、
こう考えます。

 

「きれいに戻させる」より
置いても乱れない構造をつくる。

 

・玄関の一時置き
・リビングの浅い収納
・キッチン横の作業棚
・デスク周りの小さな受け皿

 

「ここに置いていい」という

場所があるだけで、
散らかり方は驚くほど変わります。

 

片付けの問題は、
暮らし方の問題ではなく、
受け止め方の問題なのです。

 

光・風・温熱は

「無意識」に心へ作用する。

 

人は、
光・風・温度・湿度を
意識せずとも

感じ取っています。

 

・強い光は交感神経を刺激し
・風のない空間は閉塞感を生み
・温度差は身体を緊張させる

 

これらはすべて、
気分の揺れや

疲労感に直結します。

 

だから、
・光を照らすのではなく

「包む」照明計画
・風が抜けるルートをつくる

間取り計画
・温度差を生まない断熱と配置

こうした工夫は、
快適さ以上に
心を安定させる設計なのです。

 

家は、
身体を休める場所

であると同時に、
感情を整える環境でもあります。

 

家づくりは「足すこと」

ではなく「引くこと」を考える。

 

多くの家づくりは、
・設備を足す
・広さを足す
・機能を足す

という方向へ進みがちです。

 

けれど本当に暮らしを

軽くするのは、
不要な負担を引いていくこと。

 

・考えなくていい
・迷わなくていい
・我慢しなくていい

 

そうした状態をつくることが、
設計の役割だと

やまぐち建築設計室では

考えています。

 

派手ではないけれど、
住むほどに心が整っていく家。

 

そういった状態は、
小さなストレスが積もらない

住まいとなります。

 

やまぐち建築設計室 は、
人の行動や心理、
日々の何気ない癖を

丁寧に読み解きながら、
暮らしを静かに支える
やさしい仕組みのある住まいを
ご提案させていただいています。

 

「言葉にできない違和感」を
住まいに感じているなら、
それは設計で解消できる

サインかもしれません。

 

家は人生の時間を

受け止める大切な空間。
だからこそ、
小さなストレスに、
丁寧に向き合う考え方を

大事にしています。

 

このブログが、
家づくりを考えるうえでの
ひとつのヒントになれば幸いです。

○関連blog

回遊動線は正解か? 家事効率と空間の美しさを両立する質が良く、暮らしやすい住宅の間取りという考え方。

https://www.y-kenchiku.jp/blog_detail678.html

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

住まいの設計、デザインのご相談は
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玄関を「過ごす場所」として考えると、

暮らしはここまで変わります。

家づくりやリフォームを考え始めると、
多くの方がまず気になるのは、

 

LDKの広さやキッチン、

収納量ではないでしょうか。

 

もちろん、

それらはとても大切です。
 

けれど、意外と見落とされがちで、
暮らしの質に大きな

影響を与える場所があります。

 

それが「玄関」です。

玄関は、
靴を脱ぎ履きするだけの場所。

 

そう思われることが多いのですが、
実は一日の始まりと終わりに必ず通る、
とても重要な空間でもあります。

 

玄関は、外と内を切り替える

大切な場所

 

仕事や学校、買い物など、
私たちは毎日たくさんの

情報や刺激にさらされています。

 

玄関は、
その外の世界と、

家の中の暮らしを切り替える
心のクッションのような役割を持っています。

 

もし、玄関を
慌ただしく通り過ぎる場所ではなく、
少し立ち止まれる

「過ごす場所」として整えたとしたら。

 

帰宅した瞬間の気持ちや、
家の中で過ごす時間の質は、
驚くほど変わってきます。

 

玄関に「座れる場所」があるということ

 

玄関を過ごす場所として考えるうえで、
とても大切なのが「座れる場所」です。

 

靴を履くときに腰を下ろす。
買い物袋をいったん置く。
お子さんを待ちながら一息つく。

風景を眺めてゆったり一息つく。

 

こうした何気ない行動が、
玄関を「通過点」から

「居場所」へと変えてくれます。

 

特に、
ご高齢のご家族が

いらっしゃるご家庭や、
将来を見据えた住まいを

考える方にとって、
玄関に座れる場所があることは、

大きな安心につながります。

 

収納は「多さ」より「整い」が大切です

玄関は意外と、

物が集まりやすい場所です。

靴、傘、鍵、
お子さんの外遊び道具、

ペット用品など。

 

これらが見えているだけで、
玄関は雑然とした印象に

なってしまいます。

 

収納付きのベンチや、
収納スペース、

使う場所に合わせた収納計画を考えることで、
視界が整い、

気持ちも落ち着く玄関になります。

 

収納は、
「たくさんしまえること」よりも、
「使いやすく、見えないこと」が

大切だと考えています。

 

玄関とLDKをつなげるという

間取りの考え方

 

最近は、
玄関とLDKをゆるやかにつなげる

間取りの考え方も

受け入れられるようになりました。

 

完全に仕切るのではなく、
ガラス建具や視線の抜けを使って、
空間同士をやさしくつなぐ。

 

昔の縁側や、通り土間のように。

 

そうすることで、
玄関にも光が届き、
家全体が広く感じられるようになります。

奈良県のように、
自然や景色に恵まれた地域では、
玄関から庭や

外の風景が感じられる設計も、

とても相性が良いと

考えています。

 

風景を取り込む玄関は、

暮らしの記憶になります

 

玄関から見える景色は、
毎日の中で自然と目に入ります。

 

朝のやわらかな光。
雨の日の庭の様子。
夕暮れ時の陰影。

それらを日々眺めることで、
気持ちが整い、
暮らしにリズムが生まれます。

 

玄関に風景を取り込むという考え方は、
見た目の美しさだけでなく、
心地よく暮らすための工夫でもあります。

 

面積よりも「体験」を

大切にした間取りへ・・・・・。

 

家づくりというと、
「何帖の玄関」「何帖のLDK」といった
面積の話になりがちです。

 

けれど、

実際に暮らし始めてから大切になるのは、
その空間でどんな時間を過ごせるか、

という点です。

 

・立ち止まれるか
・落ち着けるか
・自然と片付くか

 

こうした体験の積み重ねが、
「この家にしてよかった」という

実感につながっていきます。

 

玄関を整えることも、

暮らし全体を整えること

 

玄関は、家の顔であり、
暮らしの入口です。

 

そこを少し丁寧に考えるだけで、
日常は静かに、

でも確実に変わっていきます。

 

新築を検討されている方も、
間取りに悩んでいる方も、
リフォームを考えている方も。

 

一度、
玄関を過ごす場所として考える

という視点で、
ご自身の住まいを

見直してみてはいかがでしょうか。

 

奈良で家づくりを考える方へ

やまぐち建築設計室では、
奈良県の風土や

暮らし方に寄り添いながら、
住まい全体を丁寧に設計しています。

 

玄関・間取り・収納・リフォームについて、
「何から相談すればいいかわからない」

という方も、
どうぞお気軽にご相談ください。

 

このブログが、
家づくりを考えるうえでの
ひとつのヒントになれば幸いです。

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非日常を設計する視点。

毎日暮らす住まいの中に、

「日常」と「非日常」を同居させるということ。

 

住まいとは、
人生の大半の時間を過ごす場所です。

眠り、
食べ、
語らい、
考え、

そして、
何気ない日々を、静かに積み重ねていく場所。

 

だからこそ本来、住まいには
人の心を整え、感情をリセットし、
次の一日へ向かわせる力が
求められているのだと、

やまぐち建築設計室では

考えています。

 

毎日の暮らしに、

静かな非日常を

床から天井までの大開口サッシ越しに、
シダ、雑木、紅葉、黒竹を配した

和モダンの中庭が広がるLDK

 

木目天井と間接照明が、
時間帯ごとに柔らかな陰影をつくり、
グレージュのソファと
スチール脚のガラスダイニングテーブルが
空間に軽やかな抜け感を与えています。

 

黒い中庭塀が、
緑と光を引き締め、
室内と庭が一体となることで、
「日常の中の、静かな非日常」が

生まれます。

庭と一体になる和モダンLDKの設計事例。

 

「快適」だけでは、

心は満たされないこともある・・・。

 

多くの住宅は、
「日常を快適にすること」を

目的に設計されています。

 

動線。
収納。
性能。
利便性。

それらは、

確かにとても大切です。

 

しかし一方で、
それだけでは
心が満たされきらないと

感じる瞬間があるのも事実です。

 

忙しさに追われ、
思考が散らかり、
気づかないうちに

呼吸が浅くなっている。

 

そんな日々を送る現代人にとって、
住まいの中に
「静かに整う時間」があることは、
もはや贅沢ではなく、
必要不可欠な要素だと
やまぐち建築設計室では

考えています。

やまぐち建築設計室が考える

「非日常」とは?。

 

目指す非日常は、
旅先のような

派手な演出ではありません。

 

特別な日にだけ味わう、
非現実的な空間でもありません。

 

毎日暮らす住まいの中で、
ふとした瞬間に、

時間の質が切り替わること。

 

その積み重ねによって、
日常そのものが
穏やかに整っていく状態。

 

それが、
住まい手さんの個性や価値観と
無理なく重なっていくこと。

 

そのための「非日常」を、
設計でつくろうとしています。

 

日常と非日常は、

対立するものではない・・・。

 

「非日常」と聞くと、
日常から切り離された
特別な体験を

想像される方も多いかもしれません。

 

しかし、

住まいにおける非日常は、
日常と断絶して

存在するものではありません。

 

むしろ大切なのは、
日常と非日常が、

ゆるやかにつながっていること。

 

朝、玄関を出る前の静かな一瞬。
夕方、光の角度が変わる時間帯。
夜、照明が落ち、音が遠のく頃。

 

そうした「境界の時間」に、
空間が自然と

感情を切り替えてくれる。

 

この積み重ねが、
暮らしの質を大きく左右します。

 

視界の解放・・・・・。

感情が切り替わる最初のきっかけ

 

非日常を感じる最初のきっかけは、
人が無意識に強く影響を受ける
「視界」にあります。

 

玄関を開けた瞬間、
視界が壁で止まるのか。

 

それとも、奥へと抜け、
光や自然の気配を感じられるのか。

 

その差は、
思っている以上に、

心に作用します。

 

人は視界が開くと、
無意識に警戒がほどけ、
呼吸が深くなります。

 

その状態は

「ここは安心できる場所だ」と
身体が判断している反応です。

 

「広い」よりも、

「抜ける」「ほどける」を・・・・・。

リビングでは、
大開口を単なる広さとして

扱うのではなく、
目線の流れそのものを設計します。

 

窓の高さ。
フレームの納まり。
家具の高さや色の重心。
構造ラインの見え方。

それらが揃ったとき、
視線は自然と外へ抜け、
光と影が、

静かに空間へ溶け込んでいきます。

 

「広い」よりも、
「抜ける」「ほどける」。

 

この感覚こそが、
毎日の暮らしに
非日常を忍ばせる第一歩です。

 

余白の美学を。

何も足さないという選択

非日常というと、
特別な素材や、豪華な装飾を
思い浮かべる方も

いらっしゃるかもしれません。

 

しかし、
やまぐち建築設計室が

大切にしているのは、
その逆です。

 

情報を減らすこと。
要素を絞ること。
そして、
語らない部分を残すこと。

 

余白とは、
何もない空間ではなく、
心が自由に動けるための余地。

 

視線を休める場所。
音が吸い込まれる静けさ。
思考を置き去りにできる間。

余白があるからこそ、
光は際立ち、
素材は深みを増し、
空間は上質な緊張感を保ちます。

 

土地との調和。

非日常は、土地から生まれる

どれほど完成度の高い建築であっても、
土地の声を無視すれば、
その空間は長く人に

寄り添うことができません。

 

風の通り方。
湿度の気配。
光の入り方。
音が吸われる静けさ。

 

土地には、
それぞれ固有の

「時間の流れ」があります。

 

建築は、
それを支配するものではなく、
受け取り、

翻訳する存在であるべきだと
考えています。

 

非日常は、

毎日の暮らしの中で育っていく

ここまでお伝えしてきた要素は、
どれも強い

演出ではありません。

 

静かで、控えめで、
しかし確実に

積み重なっていくものです。

 

人の心は、
刺激では癒されません。

ゆっくりとした時間。
深く呼吸できる空間。

その中で、
少しずつほどけていくものです。

 

毎日暮らす住まいの中で、
日常と非日常が無理なく溶け合い、
気づけば心が整っている。

 

それこそが、
やまぐち建築設計室が考える
本質的な非日常空間です。

 

これから住まいの

新築やリノベーション、
家づくりをお考えの方にとって、
この視点が、
ひとつの指針となれば幸いです。

 

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光と影で完成する、

和モダンの家。

 

建築家・設計事務所が考える、

暮らしの質を整える住まい。

 

 

和モダン住宅のLDK空間。無垢材の梁と天井がつくる温かみのあるインテリアに、庭とつながる大開口の窓を配置し、自然光と外の景色を取り込んだ設計。ダイニングとリビングが緩やかにつながり、光・素材・余白を大切にした建築家による上質で落ち着いた和モダンの住まい。

※光と木の質感がやさしく溶け合うLDK。
庭とつながる開口部と無垢材の梁が、

日常を静かに整える和モダンの住まい設計事例です。  

 

和モダン住宅のLDKをダイニング・キッチン側から見た空間構成。無垢材の梁と木質感のある天井、自然素材を活かしたインテリアにより、リビング・ダイニング・キッチンが一体となった設計。庭へと視線が抜ける開口部と回遊性のある間取りが、建築家による上質で落ち着いた和モダンの暮らしを演出している。

※ダイニングとキッチンが緩やかにつながるLDK。
回遊性のある間取りと自然素材が、

日常の動きを美しく整えます。

 

 

和モダンの住まいに

足を踏み入れた瞬間、
人はまず「美しさ」よりも先に、
空気の静けさに気づきます。

 

言葉にしづらいのに、

確かに感じる落ち着き。

 

視線が自然と低くなり、

呼吸がゆっくりと整っていく、
それは意匠の巧みさではなく、
住まいが人の感性に

寄り添っている

証なのかもしれません。

 

やまぐち建築設計室が考える

和モダンとは、
日本的な素材や様式を

なぞることだけではありません。

 

暮らしの質を

静かに高めるための

設計思想であり、
多くを語らずとも、

住まう人の価値観を映し出す
「心の器」のような住まい。

 

和モダンとは何か?

様式ではなく「暮らしの質」を

設計するという考え方。

 

和モダンという言葉から、
障子や無垢材、

落ち着いた色合いを

思い浮かべる方は

多いかと思います。

 

もちろん、

それらは大切な要素です。

 

しかし、

やまぐち建築設計室が捉える

和モダンは、
目に見える意匠の

集合体ではありません。

 

和モダンとは、
日本人が

長い時間をかけて培ってきた
距離感・余白・光との

付き合い方を、
現代の暮らしに合わせて

翻訳する設計思想。

 

完成しすぎないこと。

語りすぎないこと。
そして、住まい手の暮らしが

入り込む余地を残すこと。

 

その姿勢こそが、
和モダン住宅の根幹にあります。

 

価格ではなく

「価値」を考える住まい。

 

住まいづくりでは、
どうしても「価格」に

意識が向きがちです。

 

けれど本当に大切なのは、
その家で、

どんな時間が

積み重なっていくのか
ではないでしょうか?。

 

朝の光の入り方。
家族との距離感。
一人で静かに過ごす夜の時間。

和モダンの住まいが

もたらす価値とは、
分かりやすい豪華さではありません。

 

日常の質が、

確実に一段上がることです。

 

住んでから

何年経っても色褪せず、
むしろ時間とともに

深まっていく価値。

 

やまぐち建築設計室が

設計させていただいているのは、
「高価な家」ではなく、
人生の器として、

長く愛される住まいです。

 

光|和モダン住宅は

「明るさ」ではなく

「陰影」を設計する。

 

和モダンの家が

落ち着いて見える理由は、
色や素材だけではありません。

 

その多くは、

光の扱い方にあります。

 

部屋全体を

均一に明るくするのではなく、
明るい場所と、

あえて暗さを残す場所をつくる。

 

その明暗のグラデーションが、
空間に奥行きと

静けさを生み出します。

 

光は、器具で決まるのではなく、
位置と方向で決まる。

 

この考え方が、
和モダン住宅の照明計画の基本です。

 

自然光|

障子と軒がつくる、やわらかな光

和モダンにおいては、
人工照明以上に、

自然光の質が重要です。

 

直射光をそのまま

取り込むのではなく、
障子や軒、

開口部の工夫によって光を整える。

 

障子は単なる和の意匠ではありません。
光を美しく拡散させる装置です。

やわらかく整えられた光は、
影を尖らせず、

空間全体を

穏やかに包み込みます。

 

中庭|

閉じながら、

内に開くという住まいの知恵

中庭は、

贅沢な余白ではありません。

 

視線・光・風・暮らしの

リズムを整える、
住まいの中心に沿う空間。

外に対しては控えめに。
内に向かって、

豊かに・・・・・。

 

中庭を設けることで、
カーテンを閉め切らずに

過ごせる暮らしが生まれます。

昼は光を導き、
夜は静かな背景となる。

 

中庭は、

和モダン住宅における
最も日本的で、

合理的な空間です。

 

間取りと動線|

広さよりも「余白」を大切にする

和モダン住宅の心地よさは、
単純な面積の

広さでは決まりません。

 

重要なのは、
視線が抜ける余白
家具を置かない余地
暮らしが入り込む隙間です。

 

また、動線は効率よりも
空気の静けさが

保てるかを優先します。

 

よく使う動線は短く。
けれど視線は交差させすぎない。

このバランスが、
和モダン住宅の品格を守ります。

 

ホームページのお問合せからも

和モダンについての質問を

いただく事が多いので

今回のblogで

少しでの内容を

共有できればと思いますので

以下にその一部を・・・・・。

 

Q&A|和モダン住宅と設計について

Q1. 和モダン住宅とは、

どのような住まいですか?

A.
和モダン住宅とは、

日本の住文化が持つ
「静けさ」「余白」

「内と外のつながり」といった感性を、
現代の暮らしに合わせて

再構築した住まいです。

単に和風の意匠を取り入れるのではなく、
光・風・視線・動線を

丁寧に設計することで、
心地よさと機能性を

両立させることが和モダン住宅の本質です。

 

Q2. 和モダンの家は、

なぜ落ち着いて感じられるのでしょうか?

A.
和モダン住宅が

落ち着いて感じられる理由は、
色や素材だけでなく、

光と影の設計にあります。
空間を均一に明るくするのではなく、
明暗の差や陰影を

意識的につくることで、
視線や気持ちが自然と整う空間が

生まれます。

この光の扱い方が、

和モダン特有の静けさを生み出しています。

 

Q3. 和モダン住宅は、

建築家や設計事務所に

依頼する必要がありますか?

A.
必ずしも建築家でなければならない、

ということはありません。
ただし和モダン住宅は、
間取り・光・中庭・動線・素材が

密接に関係するため、
全体を一貫した思想で

設計できるかどうかが

完成度を大きく左右します。
その点で、

建築家や設計事務所による設計は、
和モダンの本質を

形にしやすい選択肢の一つと言えます。

 

Q4. 和モダン住宅は、

価格が高くなりがちなのでしょうか?

A.
和モダン住宅は、

豪華さを競う住まいではありません。
高価な素材を

多用することが目的ではなく、
暮らしの質を高めるための設計に

重点を置いています。
そのため、

価格だけで判断するのではなく、
どんな時間が

積み重なっていく住まいかという
価値の視点で考えることが大切です。

 

Q5. 和モダンの家づくりを

考えるとき、

最初に何を整理すればよいですか?

A.
和モダンの家づくりでは、
「どんな家にしたいか」よりも先に、
どんな暮らしを続けたいかを

整理することが重要です。
家でどんな時間を大切にしたいのか、
どんな空間で心が落ち着くのか。
その価値観を共有することが、
和モダン住宅を

成功させる第一歩になります。

 

 

和モダンは、生き方を映す住まい

和モダンの家は、
誰かに見せるための

住まいではありません。

暮らしを整え、
心を整え、
日々を大切に重ねていくための

器です。

もし今、和モダンの家が

気になっているなら、
それは「家のデザイン」ではなく、
暮らし方を見直したいという

気持ちの表れかもしれません。

 

やまぐち建築設計室は、
住まい手さんの

そんな感性に静かに寄り添いながら、
住まいを丁寧に設計しています。

 

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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
  建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/

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