資金繰りが苦しいときの対処、やってはいけないこと | 資金繰り 事業再生 M&Aアーク司法書士法人@代表社員 李 永鍋(リ ヨンファ)のブログ
資金繰りでもうどうにでもなれと思った時の対処方法

資金繰りが苦しい時の対処方法
資金繰りが苦しく、もうどうにでもなれと思ってしまうことは誰にでも起こりえます。しかし、そのような状況でも冷静に判断し、適切な対処をすることが重要です。

1. 現状把握
まず、現在の資金繰りの状況を把握しましょう。具体的には、以下の項目を確認します。

収入と支出の把握
資金繰りの悪化した原因の特定
今後の資金繰りの見通し(資金繰表)

これらの情報を把握することで、どのような対策が必要なのかを判断することができます。

2. 支出の削減
資金繰りが苦しい場合は、まず支出を削減することが重要です。具体的には、以下の項目を見直しましょう。

不要な経費の削減
業務効率化によるコスト削減
支払い猶予の交渉

3. 収入の増加
支出を削減するだけでなく、収入を増やすことも重要です。具体的には、以下の方法があります。

新規顧客の獲得
新規事業の立ち上げ
値上げ(シンプルで効果が高いです)

4. 資金調達
支出削減と収入増加だけでは資金繰りが改善されない場合は、資金調達が必要になります。具体的には、以下の方法があります。

金融機関からの融資
ファクタリング(適法、低金利)
事業再生(スポンサー)

5. 専門家の相談
資金繰りが苦しい場合は、一人で抱え込まずに、専門家に相談することも有効です。具体的には、以下の専門家に相談できます。

弁護士
司法書士
税理士
会計士
経営コンサルタント

6. 絶対にやってはいけないこと
資金繰りが苦しい時にやってはいけないことがあります。

闇金からの借金
不正経理
支払い遅延
租税公課の滞納(税金、社会保険)

これらの行為は、状況を悪化させる可能性があります。

7. 資金繰りが苦しい時の心構え
資金繰りが苦しい時は、冷静に判断し、適切な対処をすることが重要です。また、周囲の人に相談したり、専門家のアドバイスを受けたりすることも有効です。

資金繰りが苦しい状況は一時的なものです。適切な対処をすることで、必ず乗り越えることができます。