事業譲渡で対外への迷惑を最小限にする | 資金繰り 事業再生 M&Aアーク司法書士法人@代表社員 李 永鍋(リ ヨンファ)のブログ
事業譲渡で対外への迷惑を最小限にする

③ 取引先への迷惑を最小限にする

取引先に迷惑をかけないためにも、事業譲渡は有益です。
会社が廃業してしまえば、取引先との契約は終わってしまいます。取引先に迷惑をかけることにもなります。場合によっては違約金が発生することもあります。

事業譲渡した優良部門では、取引先との契約などもそのまま継続する場合が多いいです。名義や金融機関の口座変更の手続をするだけで、取引先にはほとんど迷惑をかけることはありません。


④譲渡代金で弁済ができる

債務超過の会社を廃業すれば負債が残ります。優良部門とともに廃業してしまえば、債務を支払う原資となるものがありません。債権者への弁済は、破産などの手続まで待ってもらわなければなりません。

優良部門を事業譲渡できれば、その譲渡代金を負債の支払に充てることが出来ます。債務超過であれば、経営者個人の手元に代金が残ることはありませんが(残すこともできます)、債権者に対して弁済を行うことができます。


⑤会社を残してリタイアできる

事業譲渡後には、負債とともに残された会を清算することになるわけですから、たとえ譲渡代金を手にしても、経営者がそのままハッピーリタイアというわけにはいきません。

債務超過で破産しなければならないという事態は避けることができます。

事業を承継・存続させることで、お世話になった取引先を維持し従業員とその家族を守ることができます。

事業譲渡によって得るものは、譲渡代金という現金以上のものがあります。

自己破産ではなく廃業を検討したい
債務超過、金融機関の負債が多い会社で従業員や取引先を守りたい場合はご相談ください
090-7775-4442
アーク司法書士法人