資金繰り建設業の特徴 | 資金繰り 事業再生 M&Aアーク司法書士法人@代表社員 李 永鍋(リ ヨンファ)のブログ

資金繰り建設業の特徴



建設業取引の特徴は工事受注時に材料仕入れ外注費など支払が先行します。


それに対して売上の入金は数カ月後になります。

(一部着手金をもらいます。)



材料費や外注費分に充当する着手金を前受でもらいますがそれだけでは不足するので自己資金で立て替えます。


工事完成時期に残額入金がされている場合が多く、工事が完了するまでの期間、未入金で工事をしなければなりません。

 


順調に行けば工事完了後代金が入金され完了となりますが実際には工期が伸びたり追加工事となることが多く余剰資金がないと手元資金が不足するリスクがあります。


 

さらに受注工事自体の利益が少なかったり赤字受注であったりするとかなり資金繰りが大変です。



中小建設業者の場合工事の収支がずさんで赤字工事を受注していることがよくあります。



仕事がないよりはいいということで赤字工事を

受注しています。



赤字工事になれば会社の資金を減らし

資金繰りを悪化させてしまいます。


 


まとめ


支払が先行し入金が後行。


工事完成までに時間がかかるため売上入金・原価・費用が変動する。


中小企業の場合資金管理・利益管理ができていない。