住宅ローンの滞納とは | 資金繰り 事業再生 M&Aアーク司法書士法人@代表社員 李 永鍋(リ ヨンファ)のブログ

住宅ローンの滞納とは、どういった状況を指すのでしょうか?。




勤め先の倒産やリストラ、減給など、何らかの理由により

住宅ローンの返済が滞納すると

金融機関から督促状や催告書が届きます。




滞納した後、返済を正常化できればいいのですが、

さらに滞納が続くと(3か月~6カ月)

住宅ローンの残金を一括請求されます



そして住宅ローン債権者から債権回収会社に債権譲渡をします

ここでも住宅ローンが返済できないと、

債権回収会社は不動産競売の申し立てを実施。

裁判所から競売開始通知が届き、不動産は差押→競売にかけられ、

落札金が債務の返済に充てられます。



ここで、すべての債務が返済できればいいのですが、

そういったケースはほとんどありません

競売だと任意売却より安く落札されることが多いです

その後も残債務は残り、債務者は自宅を失っただけではなく、

毎月の借金返済に苦しむことになります。




少しでもローンの残債を少なくし、

その後の生活再生をスムーズに建て直せる手段が任意売却です。

その理由として挙げられるのは、

担保不動産を市場価格に近い価格で売却できます。

残債を1円でも少なくする方法の一つです