士業やコサルタントにとって質問は重要です。
しかし、質問の仕方を間違えると正しい答えは返ってきません。
よくある間違い 1
質問する「相手」を間違える。
例:
借金の問題を抱えてる人は、
債務整理ができる弁護士や司法書士に相談すべきです。
意外とみなさん同じ境遇の人に質問、相談をしがちです。
それでも解決することもありますが、
本質的な解決にはならない場合が多いです。
当たり前ですね!「問題を解決していない者」どうしですから!
よくある間違い 2
質問の「趣旨」を間違える
質問する場合は手段ではなく
目的を質問しないと目的を達せません。
例:
「どんなドリルがほしいですか?」って聞かれると
「どんなドリルがあるのですか?」って聞きなおされます。
「何に穴をあけるのですか?」または
「どこに穴をあけるのですか?」って質問すると
どんなドリルが必要かはおのずとわかります。
ダメな司法書士にありがちなのが
「任意整理と民事再生どちらにしますか?」と質問することです。
そんなの素人が聞いても「どうちがうのですか?」と
さらに質問が返ってきます。
この場合は「借金の悩みから解放されたい」が目的です。
そこで「破産してでも自宅を守りたいですか?」または
「自宅を売却しても破産したくないですか?」のどちらかになります。
その目的を達する手段の質問として
「現在の家計収支の中から、返済にまわせる金額はいくらですか?」
と質問して家計収支表をつくるのが正解です。
最後に
質問を「過去に向けてオープン」にするのはダメです
「将来に向けてクローズド」にすべきです。
「どうして私の事務所に依頼をしてくれないのですか?」
と聞かれても聞かれた方は
得に理由を思いつかないし思っても言いづらいです。
この場合は「もし私の事務所が
「司法書士ですなんでもします」と
「債務整理専門」の場合どちらをえらびますか?」と聞くのが正解です。
なにが正しいかはわかりません、ある意味すべて正解です。
しかし相手に返答しやすい質問をしてあげるということを
少し意識してあげましょう。
それが依頼者に対する思いやり
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