質問を間違えると答えが返ってこない | 資金繰り 事業再生 M&Aアーク司法書士法人@代表社員 李 永鍋(リ ヨンファ)のブログ

士業やコサルタントにとって質問は重要です。

しかし、質問の仕方を間違えると正しい答えは返ってきません。


よくある間違い 1
 
質問する「相手」を間違える。


例:

借金の問題を抱えてる人は、

債務整理ができる弁護士や司法書士に相談すべきです。

意外とみなさん同じ境遇の人に質問、相談をしがちです。

それでも解決することもありますが、

本質的な解決にはならない場合が多いです。

当たり前ですね!「問題を解決していない者」どうしですから!




よくある間違い 2

質問の「趣旨」を間違える


質問する場合は手段ではなく

目的を質問しないと目的を達せません。

例: 

「どんなドリルがほしいですか?」って聞かれると

「どんなドリルがあるのですか?」って聞きなおされます。

「何に穴をあけるのですか?」または

「どこに穴をあけるのですか?」って質問すると

どんなドリルが必要かはおのずとわかります。




ダメな司法書士にありがちなのが

「任意整理と民事再生どちらにしますか?」と質問することです。

そんなの素人が聞いても「どうちがうのですか?」と

さらに質問が返ってきます。




この場合は「借金の悩みから解放されたい」が目的です。

そこで「破産してでも自宅を守りたいですか?」または

「自宅を売却しても破産したくないですか?」のどちらかになります。



その目的を達する手段の質問として

「現在の家計収支の中から、返済にまわせる金額はいくらですか?」

と質問して家計収支表をつくるのが正解です。




最後に

質問を「過去に向けてオープン」にするのはダメです

「将来に向けてクローズド」にすべきです。



「どうして私の事務所に依頼をしてくれないのですか?」

と聞かれても聞かれた方は

得に理由を思いつかないし思っても言いづらいです。



この場合は「もし私の事務所が

「司法書士ですなんでもします」と

「債務整理専門」の場合どちらをえらびますか?」と聞くのが正解です。



なにが正しいかはわかりません、ある意味すべて正解です。

しかし相手に返答しやすい質問をしてあげるということを

少し意識してあげましょう。

それが依頼者に対する思いやり


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