写真は2024年6/30のワークショップの様子。
定員8名の少人数制でやってます。
大まかなテーマと流れはイメージしてから始めますが、その場の流れで臨機応変に内容をアレンジしていきます。
「今ここ」を観るのがマインドフルネス。
内容も、参加者の状態や雰囲気など「今ここ」次第。
もう何年もやってきたワークショップですが、毎回何がどう展開するかわかりません。
僕自身もいつも新鮮でドキドキワクワクです
この日は最初にデモンストレーション。
腕を上げると肩が痛い参加者さん。
数秒間手をかざすと、痛みが軽減して腕が上がりやすくなる。
こんなふうに意識やエネルギーを使った"魔法みたいな"施術で痛みが減ると、驚きの声が上がります。
しか〜し!
それが本当の根本改善になるのか?
場合によってはそのきっかけになるかもしれません。
でも、マインドフルネス整体で最初に取り組むのは、実際に身体を動かしてもらいながらの"実感を伴う"やり方。
「身体の欲求」が本人にも実感できるようなやり方をあえて選びます。
こっちの方が、わりやすく結果も出たりします。
どちらが良いかではなくて適材適所ですが、このワークショップでは主に後者を実践します。
「治してもらった」感覚ではなくて、「身体が自ら治る」感覚や、「自分で整えられる」感覚を実感してもらいたいからです。
様々な視点や方法で、自分の身体の"心地良さ"を探していきます。
みなさん、自分が思っている以上に普段は自分の身体を感じられていないことに気付きます。
ただ「心地良い姿勢」を追求するだけで、痛みや違和感や緊張が取れていきます。
人体構造や運動機能などの理解や知識もあった方がいい場合もありますが、ここではそういう話はあまりしません。
頭ではわからなくても、感覚を掴めばでできるようになるし、治療家ではない一般の人にとってはその方が実践的。
「実は特別な治療なんていらないのかも」と思い始めてもらえたら、最初のステップはクリアです。
ひょっとしたら、、
整体師である自分の仕事を脅かすようなことを自らやっているのかもしれません
「自分の感覚がだいぶニブってる」ってことに気づいてもらったところで、、
改めて丁寧に全身を感じていきます。
僕も手取り足取りサポートしながら、一緒に体との対話をしていきます。
身体の欲求、本当の気持ち良さが分かってくると、けっこう楽しいです。
一人一人丁寧にサポートできるのが少人数制のメリット
自分では気付けない感覚、動き、反応に気付き、感じ、自分の身体とより深く繋がっていきます。
関節、筋肉、皮膚、動き、繋がり、無意識のクセ、反応、緊張、、
一つ一つ丁寧に感じていくだけで、身体がどんどん楽になって、軽くしなやかになっていくのがわかります。
同じやり方や形から始まっても、「身体が求める動き」「自己治癒のための動き」は人それぞれ。
時にはペアでのワークも。
お互いにサポートしあいながら、お互いの気持ちよさを探していく。
「痛みを取りたい」「治したい」という思いは一旦横に置いて、ただ身体の欲求を感じて、丁寧に表現してみる。
自分でも予想していなかった動きや姿勢が、チョー気持ち良かったりする。
そして、そんな奇妙な動きや姿勢を繰り返すうちに、気づいたら体が軽くなったり痛みが和らいだりしている。
「やり方」を覚えることよりも、「感じる力」「身体との対話力」を深めることが、このワークショップの主な目的。
でもなぜか、けっこう結果も出るけどね
腰椎滑り症で左足が痺れて歩くのが困難だと仰っていた参加者さんから、
ワークショップ終了後に、「帰りは楽に歩けました!」って喜びのメッセージをいただきました。
整体師としての知識や経験だけでなく、武道、ダンス、瞑想などから得た動きやアイデアも取り入れながら、この形の無いワークショップを継続しています。
「治すため」とか「問題を解決する」というよりも、「身体との対話を楽しんでいるうちに痛みや悩みが消えていった」という感じが理想。
カラダの不調や痛みを解消したい方も、
身体の神秘や自己治癒力に興味がある方も、
マインドフルネスやセルフケアに興味がある方も、、
参加してみてね!