清水エスパルス 2020シーズン振り返り その3 | ☆「S」の鼓動☆

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2年連続で、シーズン前から積み上げを崩し途中で戦術を代えて、結果を出せないまま監督を代えるという愚策を清水エスパルスは行った。

久米さんが亡くなって、大榎GMが久米さんからから何を受け継いで何を成したのか、そこから大熊GMにかわり、何を受け継ぎ何をなそうとしてきたのか全く伝わってきません。


今回初めて監督をするモフさんに対して、大熊GMや監督経験があるコーチがしっかりとフォローしていたのか疑問しかないです。



そこはフロントの問題でもあるところです。




クラモフスキー監督の後任には、コーチだった平岡宏章さんが就任しました。

平岡監督はクラモフスキーさんのよかった部分を踏襲しつつ、守備の整理と戦うメンタルについて短い時間で選手に植え付けてチームを建て直してくれました。


初戦vs神戸戦から指揮を執ると、先制を許す厳しい展開から、今季初の逆転勝ちをします。
そして次のvsセレッソ戦では今季初の連勝をしました。



セレッソ戦を観た限りでは、多少守備的な意識が強くなった印象もありましたが、スムーズに攻撃も出来ていている印象を受けました。
特に後半慶太が入ってから良くなったし、平岡監督の交代枠の使い方も良かったと思いました。
翔太の動きが悪かったのを、後半頭から代える采配が的確だったと思いました。
そこも監督が代わった影響が出たところだと思います。
その後札幌に大敗しますが、その後の横浜FC戦で建て直し、圧倒的に強かった王者川崎と引き分けるなど着実にチームを建て直しました。


ホーム最終戦で敗戦して再開位に転落してしまいましたが、最終戦で思い切った選手起用で勝利して、本来なら自動降格圏から脱して、16位でシーズンを終えました。
普通のシーズンなら入れ替え戦ですが、幸か不幸か降格の無いシーズンで良かったと思いました。




結果的に7勝7分け20敗 得点48失点70得失点-22で2年連続で、J1最多失点を喫しました。




超攻撃的サッカーを目指してはじまった今シーズンでしたから失点に関してはひとまず置いておいて、今シーズンのパス成功率は相当低いのではないかと思います。
良い時間帯を作れているのに、そういったところから反撃されるシーンが多かったです。
それは開幕戦からずっと変わりませんでした。


カルリが10ゴール獲れているのは、セットプレー以外はカルリ自身の個人技もあるところも多いですが、やっぱりそういうところでパスが通っているというのもあったのではないかと思います。



今シーズンはセットプレーからの得点が30%を超えているのは良かったと思います。
健太のキックの精度の高さが証明されました。



70失点の失点では、飲水タイムあけや、得点後、失点後、スローインからが目立っていましたし、立て続けに失点する場合も多く、集中力については意識しなおさないといけない部分だし、改善する事が出来やすいのではないかと感じました。


セットプレーからの失点は少なかったように感じましたが、ペナルティエリア付近でシュートを多く打たせてしまったところもあって、プレスをかけるのか、シュートコースを限定させるのかのところで簡単にやらせてしまったところが多かった気がします。






クラブのフロントの所で、上手く引き継ぎが出来ていたのかがちょっとわかりません。
モフさんを連れてきたのは大榎さんだったみたいですが、2020シーズンからは大熊GMになったわけなのでそこが上手く移行できたのかという所で疑問が湧いてきます。
モフさんが監督を退任後インタビューがされたみたいで、補強をして貰えなかったと語った記事が出ましたし、梯子を外された的な捉えられなくは無いので、そこは気になります。




結果的に失敗したシーズンになってしまったのは残念でなりません。
2021シーズンは新たに守備に定評のあるロティーナ監督が指揮をとります。
大きな補強もして、既存の選手もほぼ残留しました。
新しいエスパルスがまた始動しました。
2021シーズンは4チーム降格となりますが、そこを見るより上をみれる位置で戦っていけることを願っています。
色んな意味で苦しいシーズンでしたし、ストレスが溜まるシーズンになりましたが、新しいシーズンはその鬱憤を晴らしてくれるシーズンを期待したいです。


上手くはまとまってはないかもしれませんがが、お付き合い頂きありがとうございました。
2021シーズンもよろしくお願いします。