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あらすじ道-幻想物語

物語の基礎となるあらすじを書いているブログです。

おや?今日も地球から来たあの車が走り回ってるな。

定期的に電波を飛ばしているところを見ると、この火星の情報を地球に送っているのかもしれないな。

それにしても時代遅れの機械で火星まで来るとは大したものだ。

この火星の情報を送っているなら送らせておこう。

この地表に大した情報などないのだから。

私達の存在さえ地球の奴らにはわかっていないから情報を地球に送っているのかもしれないな。

当分自由に情報を送らせておくか。




この火星には人類がいる。

地球から送られてきた探査車などはるかに凌駕する文明をもつ火星では、地球人たちが何をしようが大して興味もない。

しかし、私達の存在を知られてしまっては彼らを驚かせてしまう可能性もある。

無難な地表だけの情報を取らせておいて、私達は姿を映されないようにしないとな。



彼らのあの大きく鈍重な探査車、アレと似たようなものはこの火星ではすでに利用していない。

はるか昔の資料に出てきたかもしれないけど、移動に車輪を利用している事自体が時代遅れだ。

だから彼らに私達を見つけることなど不可能だ。

万が一、見られたとしても彼らにとっては未知のもの。

私達のことはすぐに理解できる存在でもないはず。

そのうち動かなくなるだろう。

その間に地球に行って情報操作をしておかねば。






地球も随分と変わったな。

以前来た時はもっと野蛮な奴らが多かったが、今では少し技術力も付いてきたようだ。

もしかしたら話がわかるかもしれないな。

これまでは大きな出来事を起こして情報操作していたけど、ちょっとした出来事で情報操作できそうだ。

それにしてもまさか火星に探査車を送り込んでくるとは思いもよらなかったな。

その前に、よく火星までたどり着いたというべきか。

情報操作のきっかけだけ与えておくとしよう。


 

彼女は普通の会社員として働いています。

趣味としてオートバイでツーリングをすることを休みの日課としています。

そんな彼女が、気がつけばスーパーカブに乗ることになりました。

大きなオートバイも良い所はありますが、彼女には大きく重い取り回しの悪いオートバイだったということです。

小さくて小回りの聞く軽い過スーパーカブは彼女の日常の足として活躍してくれます。

ある時、愛用のスーパーカブででかけて公営駐輪場へ駐車しました。

しかし帰りは別のところからバスを使って帰ることになったので、スーパーカブは駐輪場へ置きっぱなしになってしまいました。

翌日取りに行けば良いと思っていましたので、その日は就寝。

翌日、いつものように顔を洗い歯を磨き、洗顔することにはオートバイを駐輪場に置きっぱなしにしたことを忘れていました。

そしていつものように玄関を出ていつものようにスーパーカブに跨り…。

「なぜここにある?」

毎日の生活の流れがスムーズのため、昨日公営駐輪場へ置いたスーパーカブをすっかり忘れていたんですが、オートバイへ跨った瞬間思い出しました。

「なぜここにある?」

間違いなく駐輪場へ置きっぱなしにしておいたはずです。

しかしスーパーカブはここにあります。

そして紛れもなく彼女のスーパーカブです。

この日、彼女はスーパーカブのことが頭から離れませんでした。

「間違いなく駐輪場へ置いたのに…」

次の休みの日までそのことが頭から離れない彼女は、スーパーカブのことを調べることにしました。

そして購入したお店へ行きました。

店主に駐輪場で起こった出来事を詳細に説明します。

すると店主の顔は青ざめ…。







彼女は店主の話を聞いて、納得しました。

そして手放したい気持ちもありませんので、乗り続ける「覚悟」も手にしました。

店主はホッとしたのか、青ざめた顔に赤みがさしていました。

それほどのことだったのです。

しかし、彼女の体験はそれだけでは終わらなかったのです…。
わたしはカーネルおじさんが大好きで大好きで、毎日カーネルおじさんの顔を見にケンタッキーフライドチキンというファストフードの前を通るんです。

どこが大好きかって?

あの白髪と白い髭、眼鏡の形なんて顔に合ってて最高じゃない!

わたし、ああいうの大好きなの。

お父さんみたいだし。

わたしのお父さん、去年他界しちゃったからもう居ないんだけど、こうして毎日ケンタッキーに来ていることで落ち着くんだ〜。

カーネルおじさんって、元になっている人が居るはずよね。

一度でいいから会ってみたいな〜。

そうだ、元になるおじさんのところへ行ってみよう。

もちろん今は居ないけど。過去になら居るわよね、きっと。




過去に行くにはいろいろ手続きが大変ね。

それにお金もかかるし。

アルバイトしたお金、全部なくなるけどカーネルおじさんに会うためだし気にしないっと!




以前20世紀に来たことあるけど、更に昔なのね。

昔はお父さんに連れてきてもらったの。

でも今は一人。

もっといろいろ調べてから来るんだったな。

歴史は大好きだったし、ある程度のことは知っている(勉強の中だけ)から大丈夫でしょ。

出発〜。



(彼女が学んでいた歴史。
この学んだ歴史というのは過去に来ていた他の人たちの影響でかなり変わっていることを、この時彼女はまだ知らない。
過去の出来事は本来変えることの許されない出来事なのだが、彼女のこの時代、誰でも過去に行くことが出来るようになっているのだ。
誰かがその気はなくても過去を変えてしまうこともある。
多少変わったとしても、彼女の時代まで影響することはあまりない。
そして彼女もケンタッキーおじさんに会いに行くという…。)

あるところにセールスマンがいました。

 

26歳の平凡が取り柄の男性です。

 

彼の特徴でもある平凡という武器を使ってセールスを行っています。

 

しかし何を売っているかというと、何も売っていないんです。

 

彼は自分を売って歩いているようです。

 

なぜなら、平凡が取り柄なので人と比べても飛び抜けているところがなく、その他大勢の中に埋もれてしまうからなんです。

 

まだまだデカイ事をしようと息巻いている年頃です。

 

彼は自分を売り歩いているんです。

 

 

 

ある日、いつもの通り彼自身を売りあるている時に気にとめてくれ女性がいました。

 

やけに褒めてくれます。

 

人は褒めてもらえれば嬉しいものです。

 

彼も例外ではありません。

 

平凡が取り柄の彼も褒められれば嬉しいんです。

 

そこで、何が出来るかその女性に訪ねました。

 

「あなたしか出来ないことよ」

 

とだけ言われ、少々疑問もわきましたが褒められたことのほうが大きいのかすっかり気を許して意気投合しました。

 

「あなたしか出来ないことよ…」

 

この言葉の真実を知るのは、彼がその女性の事を信じてしまって言うことを聴き始めた頃に知るのでした。

 

 

 

彼は26歳。

 

これから先のほうが長いのに、彼はその女性と…

 

 

この世界には本当のことを言う人はいない。

 

すべての人から言われていることは嘘だ。

 

わたしも自分の口から出る言葉は本当のことを言わない。

 

思っていることだけは本当のことだが、この世界ではそれは通用しないだろう。

 

 

 

 

 

むこう側でものすごい形相をした若い兄ちゃんと年をとったおじいさんはいる。

 

喧嘩をしているようだ。

 

言い争いの元は、お互い悪口を言っていたからのようで、若い兄ちゃんはおじいさんに向かって

「ヨボヨボなんだから家でのんびりしてろよ」というふうに声をかけたみたいだ。

 

おじいさんのほうは若い兄ちゃんに「昼間っからプラプラしてていいのう」と声をかけたそうだ。

 

この世界では双方嘘のことを言っているが、当の本人にとって見ればカチンと来たようだ。

 

おじいさんはおじいさん自身、体を鍛えていて若いものには負けないという意気込みがある。

 

若い兄ちゃんの言葉は嘘だから褒めている言葉になるのだが、言葉は普通に悪口だ。

 

 

若い兄ちゃんは、仕事中であり、たまたまのんびりしていただけだった。

 

そこにおじいさんに言われた言葉が仕事中なのにプラプラしててと言われたもんだからカチンと来たのだろう。

 

言い争いになる理由がとても大したことはないんだが、双方かなり頭にきているようだ。

 

それでも口から発せられる言葉は柔らかいものだが、この世界は再三言うように嘘しか無い世界だ。

 

故に強烈な内容の言葉の意味が乗せられているということになる。

 

こういったことは日常的にかなりの数に登るのだ。

 

 

 

おじいさんは若い兄ちゃんに言われたことなんてすでに忘れていて、言い争い自体に頭にきているようだ。

 

若い兄ちゃんははじめの言われたことに対して怒っている。

 

そしてわたしはその二人のやり取りを楽しんで見ていることがバレて、この争いの中に巻き込まれてしまったのだ。

 

 

 

 

口から出る言葉は思っていることと反対の言葉。

 

嘘しか出ないから言葉尻は柔らかくなる。

 

しかし内容は超強烈なものだ。

 

この争いに終わりは来るのか…。