未来から来てしまった男 | あらすじ道-幻想物語

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物語の基礎となるあらすじを書いているブログです。

ここはどこだ?

 

俺は見たこともない景色に戸惑った。

 

起きてみたら見たこともない部屋に寝ていたのだ。

 

普段どおりの一日が始まると思っていた。

 

普段どおりに仕事をして過ごすと思っていた。

 

しかし、起きてみたら知らない部屋…。



 

ここはどこだ?



 

見知らぬ部屋はもちろん、窓の外も初めて見る景色だ。

 

それも学生の頃、教科書で学んだような古めかしい風景が広がっている。



 

俺は混乱する頭を冷静に整理することに努めた。

 

そういえば、夜、寝たのではなく眠らされたような気がする。

 

部屋に入るまでのことは覚えているのに、寝る直前のことを鮮明に思い出すことができない。

 

誰かに声をかけられたような…。



 

冷静に状況を分析すると、ここは過去のようだった。

 

俺の状況が少し理解できたので、いつの時代かを知る必要があるな。

 

歴を知る物がないか探すと、カレンダーを見つけた。

 

紙ベースの古めかしいものだ。

 

この時代では紙資源の物が数多くあるらしい。

 

かなり時間をさかのぼっているようだ。

 

西暦2021年か。

1500年以上も過去に来たらしい。

 

この時代に来てしまったのは良いとしよう。

 

問題は元の時代に帰る方法がないということだ。

 

自分の意志でこの時代に来たとすれば、帰る手段を用意しておくのが普通だ。

 

それも最低3つ。

 

タイムトラベル技術が発達したところで、歴史を大きく変えてしまうことをしてしまった場合、修正することは容易ではないからな。

 

別次元へ移動してもとの歴史に一番近い別の世界に帰るしかなくなるからだ。

 

しかし、俺は誰かに移動させられてしまったみたいだから、帰る手段もなければ別世界へ移動する方法もない。

 

それが一番の問題か?

 

いや、一番の問題は存在しない俺自身がこの時代で誰かに関わり、未来の歴史を変えてしまうほうが一番の問題だな。

 

帰る方法がないのだから。

 

たしか、この時代にはタイムトラベル技術は軍レベルで試験中の頃かもしれない。

 

民間に普及するにはあと数十年単位の時間が必要だろう。

 

それでも、この時代では軍でも機密情報になっているだろうし、もしかしたら未だその技術の目処も立っていない可能性もある。

 

とりあえず、この時代の最先端の技術を持つ国に行かなければならないかな。

 

この時代に存在しない俺が国境間を超えられれば…。