同じクラスの子がスーパーに万引きに行こうと誘って来たという。
この子はどうも常習犯らしく、彼から誘われて一緒に万引きをやる子が何人かいるらしい。
えぇ~~~?まだ1年生で? 私は耳を疑った。
保育園が一緒だったので、妹がいる事は知っている。
まさか、親が万引きの方法を教えているわけないだろうし、集団生活をしていて自分の物と他人の物の区別がつかない訳じゃないだろうし。
お年玉は「子供の教育費に使うもの」として本人の取り分は無し。恐らく学校中で我が家ほど子供に小遣いを出していない家庭はないだろう。
でも、うちの息子に「万引き、どう思う?」と聞いたら、絶対したくない!という返事。万引きなどやらない少年に育ってくれている。
私の子供の頃にも、ちっちゃな頃から勝手に人の家にまで入って盗みを働くので、近所の子供たちの間で”コソドロ”と呼ばれていた問題児がいた。
すっかり忘れていたある日、例の問題児が窃盗犯として逮捕されてテレビや新聞に出ていたと聞いた。
「三つ子の魂、百まで」は本当だと実感した次第。
かなり前の話になるが、上岡龍太郎という大阪中心に活躍していたタレントが興味深い発言をしていた。
猟奇的な事件後のTV番組だったと思う。(事件の内容は憶えていない)
「警察はいつも、”犯行の動機は何だ”とか”動機を取り調べ中”とか言うが、動機があるとか無いとかじゃなくて、犯人はそんな事をやる奴なんだ、と。
まともな日本人なら、何か切羽詰まった事情があって犯行に及ぶケースもあるかも知れない。
しかし、最近のわけのわからない事件は、どう見ても動機がどうこう言うレベルではない。
『犯人は、元々そういうおかしな事をやる奴なんだ』と、なぜそういう見方をしないで”動機、動機”と言ってるんだろうか。ボクはね、そこにね、大きな疑問を感じる。」
■サイコパス
サイコキラーとかサイコパスという存在がある。
猟奇的な殺人事件を犯す、犯罪を楽しむ部類の異常性格者の事だ。
普段はいたって普通。見た目がおかしいわけでもない。
むしろ、頭が良くて、人間的な魅力があったりして、周りから人気があったりするケースもあるらしい。
サイコパスを描いた映画「悪の教典」
ところが、殺人を犯すことに快感を覚える、殺しを楽しむ、など通常ありえない精神性を持っている。
しかも小さな頃から動物を虐待したり、もともと異常な傾向がある。しかも平気で嘘をつく。
wikipediaによると
サイコパスの定義:
・ 良心の異常な欠如
・ 他者に対する冷淡さや共感のなさ
・ 慢性的に平然と嘘をつく
・ 行動に対する責任が全く取れない
・ 罪悪感が全く無い
・ 過大な自尊心で自己中心的
・ 口の達者さと表面的な魅力
「サイコパスとは何か」
http://www.psy-nd.info/
(一部抜粋)
[私たちはどんな悪人も少しくらいは良心を持っているだろうと信じていると思います。 しかし、世の中にはそんな考え方が全く通用しない「サイコパス」と呼ばれる人間が存在しているのです。]
[サイコパスの特徴を一言で表すなら、良心や善意を持っていないということです。]
[サイコパスは他人の存在をテレビゲームの中に登場するキャラクターと同じくらいにしか見ていない…と考えると分かりやすいでしょう。]
[サイコパスは自分に関係の無い世界に存在する我々に同情も共感もしないので”退屈しのぎ”くらいの動機で人を騙したり、傷つけることをためらいません。]
[サイコパスは、相手に「利用価値」が無いと判断すると、何のためらいも無く人間関係を放棄します。
例えば容姿に惹かれて交際している相手の外見が少しでも変わった途端に全く見向きもしなくなったり、自分の生活を支えてくれていた家族や恋人が金銭的な援助をしなくなると、あっさりと姿を消して二度と姿を表さなかったりするという具合です。]
[サイコパスが持つ共通の性質の遺伝率は58%。これは、遺伝率としてはかなり高い数値になります。]
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○サイコパス診断テスト
質問1:
嵐の日にバス停に死にかけの老人と、自分の好みの異性と親友が居るとする。
今、2人乗りの自動車がある。
それに誰を乗せるか
・一般人の回答:老人を乗せる、友人を乗せる、女を乗せる等
・サイコパスの回答:老人と友人を乗せ、自分は女をレイプ
理由は、自分を省みずに老人と友人を助けた名誉と女が同時に手に入る。
質問2:
あなたは連続殺人犯。あなたは窓のあるエレベーターでのみ人を刃物で刺して逃げる。どうしてか。
・一般人の回答:他人に見せようとした。
・サイコパスの回答:苦しがる姿を窓の外から見ようとした。
他、猟奇的な内容のものが多くて、頭が変になりそうなのでこれだけにします。興味ある方は自分で調べてください。
■思想、教育の限界
犯罪者の更正は不可能だというつもりはないが、生まれ持ったものを思想や教育で矯正するのには限界がある。
ゲーテが「ファウスト」に、「自分の中に神がなかったら、どうして天上の神を拝む事が出来よう。」と書いた。
神を感じる能力があるからこそ、神を感じる事ができる。それが無ければ、当然神を感じる事はできない。
人の内面に無いものが、表に現れる事は無い。
盗む人は、盗む心を持っているから盗むし、残虐な行為は、残虐な性質を持っているから行うのである。
同じ共産主義思想を学んだ人でも、平等の部分に惹かれる人もいれば、神や社会への反抗に惹かれる人もいる。
儒教は中国・韓国では支配者が民衆を奴隷の如くに扱う道具となったが、日本ではそうならず、仁(愛)が重視され武士道という形に結実した。
それは、日本人が和の民族だからであり、思想の内容の重要度を和のこころが共鳴するものを中心にして作り上げた結果である。
■やはり、思想以上に血統
いかに血統が性格形成に決定的な役割を果たすか。
神の血統を守る事がいかに大切かという結論になる。
悪の血統は瞬く間に増える。
漢民族の増え方の異常さを見れば分かる。
今の日本では、血統意識を持って結婚する人は殆どいなくなった。
明治以前は、殿様には正妻以外の側室が何人もいて、血統が絶えないようにした。
性欲云々は二の次で、まずは血統を残す事が何よりも重要だった。
ところが、
現代は全てが個人主義。結婚も家庭も全て個人主義。家庭レベルで幸せであれば良い。後孫の事など関係無い。
あげくの果ては子供もいらない。2人が幸せであればよい。
これを異常と思わない感覚こそ異常。
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