「バーバラ・ハリスの『臨死体験』 バーバラ・ハリス+ライオネル・バスコム 著
立花隆 訳
年初の2冊目以降は20数年前に読み漁った「臨死体験」の再読。
翻訳本にありがちな読みにくい長文が多く少し手こずって読んだ。
この本をきっかけに今年の最初は「臨死体験」物をまとめて読みたいと思っている。
読もうと思い立ったのは去年ブログにも書いた不思議な夢が発端。
臨死体験に特徴的な共通点がいくつかあるのは、既存の知識が元になっているかどうか
が知りたかった。読んだ印象はやはり自分の体験は夢に近いのではないかという認識。
死後の世界に本当に行って生還した人はいないので、科学的に死後の世界が証明されている訳ではないが、たくさんの体験者のデータを統計調査して解明しようと科学者が
真剣に学問していることが興味深い。
オカルト的な話にしてしまうのでなく、それが脳内で生成される現象なのか、
現実なのか考察することに人としての「生」の意義があるような気がする。