平川美穂のパステル画 その27


伊勢型紙 おもしろ源氏物語図典 &ギャラリーあらくさ通信


ギュミッテゥ通り 巴里4区 RUE DES GUILLEMITES

 

2013年8月19日 文 平川美穂


 マレー地区のこの通りは何年か前に古い大きな木の扉に惹かれて描いたことがありますが、もう面影もありません。


 描こうと思って地べたに座りだしたらバタンバタンと頭の上から音がします。立ち上がってみたら4階の家の窓から絨毯を広げほこりを掃っているところでした。丁度止めてあったバイクに乗り動き出そうとしていた男性が「酷いことをするナ~。黙っていないで抗議をした方が良いよ。」と私に言ったのですが「多分 私が座っているのに気がつかなかったのでしょう。」と答えました。もともと窓から埃払いをすること自体許されないのですから何か言っても疲れるだけです。


描いている建物の最初は閉まっていた窓が開き放され食器の音と共に英語で話し合っている声が響きます。


通りの右側に小公園があり小さな子供達の笑い声が聞こえます。

平川美穂のパステル画 その26


伊勢型紙 おもしろ源氏物語図典 &ギャラリーあらくさ通信

パルク ロワヤル通り 巴里3区


2013年8月12日 文平川美穂


 先日のバイイエンヌ通りとぶつかり合う通りでここでも又ピカソ美術館への道順を英語で訊かれました。


 普段はレストラン、カフェーのこの店の前で座って描くことなど出来ませんがヴァカンス休みで閉店なのでシャッターが下りています。このカフェーの向かいの煙突が出ている建物を何時も描きたいと思っていました。


 「アルジェリアの太陽を貴女に!」トルコ帽とターバンを混ぜたような形の帽子を被った男性が歌うような口調で私に両腕を点に向けるようなしぐさ。有難うと言ったらとても喜んで何か歌いながらさっていきました


 マダムが「昨日もこの辺りで描いていたのを見ましたよ。沢山良い作品ができますように!」と手を振ってくれました。


 パステルが一本私の手から滑り落ち、拾おうと思ったら丁度私の目の前に立ち止まろうとしていた男性が拾ってくれました。「貴女は道路で絵を描き、自分は道路でピアノを弾く。我々ピエロが世の中を助けるのです。音楽や絵画で人の気持ちを和らげるのです。

シャバ(ヘブライ語で週末金曜日の夜から土曜日の夜にかけての休息日)にロディエ通りかサン ポール通り(共にユダヤ人通り)でピアノを弾くので聴きに来て下さい~」と言いつつパンフレットを渡してくれました。


 大きなスクーターに乗ったユダヤ人の男性がキューッとブレーキを掛けて止まり私のデッサンを褒めてくれました。自分はすぐ側にあるユダヤ教会の隣のレストランを経営している。ユダヤ教会を描いた大きい画がほしいのだがとの問いを受けました。


 何だか今日はデッサンに集中出来ずといった感じでしたが、これはこれで楽しかったです。


◎おことわり・・・パソコントラブルで掲載が遅れ、平川さんが8月中に描かれた“旬のパリ”の作品があと3点あります。出来るだけ速やかにご披露いたします。



平川美穂のパステル画 その25


伊勢型紙 おもしろ源氏物語図典 &ギャラリーあらくさ通信

サンテゥ クロワ デゥ ラ ブルトヌリ RUE SAINTE CROIX LA BRETONNERIE 巴里4区


2013年8月10日 文平川美穂

 マレーの中心地区。足繁く歩く観光客の足元が多く目に入ります。


 中庭にある洋品店の売り子さんたちが交代で店がある表通りに出て行き交う人達にチラシを渡しています。暇ひまにその店の表通りの横で描いている私のデッサンを覗き込んでは「大分進んだ?}と声をかけてくれます。

 最初はこの店の主人?らしき人がよれyれ衣服姿の私に座り込まれたら店の邪魔になると思って退いてくれというような勢いで出てきました(後で気がついたのですが)。能天気の私は「まだ 何も描き始めていないので」と言ったら「あぁ ウゥ~」とつぶやきながら?引き下がって中庭の方に戻りました。


 壁を背にして描いていたのですが、描き終えて立ち上がる際背中と腰の痛みで一瞬めまいがしました。描けるうちに描かねばと痛感。