【再アップ】① 忘れられないひと | あなたの日々を感動で彩るヤスコロリのブログ

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福岡市在住 ヤスコロリ 人生は誰かからの借り物じゃない。自由で自分らしい「真実の自分」を取り戻して、最高の人生を送りたいあなたにお金や人間関係や心の怖れを超えて前に進む生き方、あり方を、毎日感動的に発信しています

 

 

そのアドバイス

 

 

 

 

正直

 

 

 

 

受け取れません!

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アメブロに移転する前の
記事の再アップです
 
 
 
 
 
今年のはじめにこの記事をアップした時は
自分の過去の行いをそのまま晒すのが怖くて
「内容はフィクションです」
って注釈をつけてたけど
 
 
 
 
 
実は人名以外はすべて本当のことです
 
 
 
 
 
久しぶりに読み返して
我ながらいい話だと思ったし
 
 
 
 
今の私のエネルギーとも
ズレていないので
再アップすることにしました
 
 
 
 
それではどうぞ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こんにちわ
ヤスコロリです
 
 
 
 
 
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親友だったわけでも
恩師というわけでもないのだけれど
忘れられない人がいます
 
 
 
ミツル君と初めて会ったのは
私が福岡に来てまだ間もない22~3歳のとき
ひょんなことで知り合いになった
社会活動家のヒカル君の家でした
 
 
 
その道ではすでに有名人だった
ヒカル君の家には
いつも色んな人が出入りしていて
だいたいみんな私より年上でした
 
 
 
そしてだいたいみんないつも難しい話をしていました
 
 
 
ミツル君はそんな中で一人飄々としていて
いつ会ってもニコニコしていました
私の一歳下で肌がツルツルして
可愛い顔をしていました
 
 
 
ミツル君と何度か会ううち
彼がそうとうな「女たらし」らしい
ということが解かってきました
 
 
 
 
本人がそれを自慢するでも無いところが
余計に「そうとうな」感じがしました
 
 
 
 
私は当時
やや遅咲きに「夜遊び」を覚えて
大名や今泉のクラブやバーに
ほぼ毎晩通っていました
 
 
それまでとは違うオシャレで格好いい
知り合いが増えて行くのが嬉しくて
 
 
 
自分が「都会の大人」になったような気がして
私は福岡での暮らしが
楽しくなってきていました
 
 
 
10代のころは
知らない女性との会話が
全く成立しなかった私ですが
 
 
 
夜の街で遊んでいる年上の格好いい人たちと
毎晩一緒にいることで自信がついたのでしょう
 
 
 
クラブやライヴハウスで
知らない女性に話しかけることも
徐々に出来るようになっていきました
 
 
 
そうすると
時には女性の方から私に声をかけて
くることもありました
 
 
 
ずっと男性としての
自信がもてなかった私でしたが
このころから自分のことを「もてない」
とは思わなくなりました
 
 
 
社会活動家の家に集まる
世の中のことを考えている(ように見える)
まじめな男女のなかにあって
 
 
 
ミツル君からはちょっぴり
私に夜遊びを教えてくれた
「お兄さんお姉さん」と同じ
「不良」の匂いがして
私はそこに好感をもっていたのでした
 
 
  




 
 
 
ミツル君が当時私が住んでいた
郊外の町に引っ越してきたのは
私たちが知り合って
しばらく経ってからのことでした
 
 
 
 
電話をもらって遊びに行ったら
そこは地域コミュニティーセンター
のような施設の中にある事務室でした
 
 
 
ベッドもシャワーもあるその部屋に
「住み込みで仕事してるんだよね」
とミツル君は事情を教えてくれました
 
 
お土産に買っていったビールを二人で飲んで
いつものようにニコニコしながら
ミツル君は仕事やいろんな話をしてくれました
 
 
 
しばらくすると施設の関係者の人が入ってきて
その人も一緒に3人でビールを飲みました
 
 
 
いくつも年上に見えるその男性とも
気を遣いながら親しげに話すミツル君をみて
それまで何度も会っていたのに
私はミツル君のことを何も知らなかったな。
と思いました
 
 
 
行政のなんだかむつかしい仕事に関わって
私より若いのに大人とのコミュニケーション
も手慣れたもので、ニコニコしながら
女性やセックスについて語るミツル君は
 
 
 
私の知っている「都会の不良」とは
また違う「オトナ」感があって
そこには「品の良さ」のようなものも
感じられました
 
 
 
私はますますミツル君が好きになりました
 
 
 
それから私はミツル君の仕事場兼住居に
しょっちゅう遊びに行くようになりました
 
 
 
私が行くと、必ずと言っていいほど
誰かが来ていました
オープンなミツル君は男女問わず
誰とでも仲良くなって
そんな彼のところには
自然と人が集まってきていました
 
 
 
女性とのコミュニケーションの壁を克服して
以前よりは自分に
自信を持てるようになった私ですが
それでもまだ女性に対してどこか
意識してしまうところがあって
 
 
 
私はミツル君の「オープンさ」
を羨ましいと思っていました
 
 
 
「さすが真の女たらしは違うな」
 
 
 
ひとりそんな風に勝手に感心していました
 
 
 
 
そんなある日
いつものように
ミツル君のところに遊びに行くと
見たことのない女性がいました
 
 
 
綺麗なひとでした
 
 
 
「アラキ君、彼女のユキちゃんだよ」
ミツル君が紹介してくれました
 
 
 
つづく