「わたしのまわりに人たちは、50歳過ぎの人はだいたい離婚しています。

30歳から40歳代までの人は、男も女もだいたい不倫しています。

いったい、結婚ってなんのためにあるんでしょう。

それに、みんななんのために結婚したがるんでしょう。

バカバカしくなりますよね」


最近電話で相談してきて20代後半の女性が言った言葉です。


「確かに結婚ってそんなものが多くなっているかもしれませんね。でも、そんな結婚でも全然しないで老後を迎えるのよりは、一度でも、あるいは二度でも、したほうがその人にとってはいいと思いますよ」と、私は自分の考えを言いました。

その女性は最後まで腑に落ちないようでしたが・・・・

「自分からこんなこと言うのもなんですけど、わたしきれいって言われるし、スタイルの方だって悪くないし、大学だってけっこういいところ行ってるし、男の人にはもてるんですよね。

いつも付き合う人はいます。みんなけっこうエリートです。

じゃ、なぜこんな風にして相談に来たのかと言えば、いつも付き合いがすぐに終わってしまったり、付き合ってる人が他の女性に走ったりして、男の人には結局裏切られてばかりだからなんです。

わたしのどこがいけないのかって、反省してみる必要があるのかなって、思って、こうして、伺ったんですけど・・・・・」


最近見えた女性(29歳)の相談内容です。

とてもきれいだし、魅力的だし、とても正直な女性です。

でも、なにが問題なのか、すぐにわかりました。

愛とは本質的にどんなものなのでしょうか。

冷徹でもありますが、理解しやすい愛の本質を説明しているものとして、愛とは結局自分を守る、自分が生き残るためにパートナーを求める気持ちだという考えがあります。

確かに、これはかなり現実的で正しい考えのような気がします。

でも、この考えだと、なぜ人は誰かを愛したりすると悩んだり苦しんだりするのか、あまりよく説明されていないようにも思えます。

愛とは、ただ自分の根源的な利益を守るためのものだけではないのかもしれません。

ある意味ではもっと本質的なもの、自分が属している種族を守るためのものなのではないかという気持ちにもなります。

いろいろ考えてみたいですね。