戦国期の坂本城跡が“幻”から正式認定へ。文化遺産としての保存へ
1️⃣ 明智光秀ゆかりの坂本城跡が国史跡に指定へ
1979年の発掘調査で、本丸と見られる遺構が確認され、「幻の城」と呼ばれ続けた坂本城の存在が裏付けられました 。
2️⃣ 指定理由
発掘成果により遺構の実在が明確化。歴史的価値が高いため、国の史跡に認定される見込みとなりました 。
3️⃣ 重要性
織田信長に仕えた明智光秀の前線基地であり、城郭研究にも大きな意義。遺構保存への期待が高まります 。
4️⃣ 坂本城と荒木村重の息子村次との関係性は、直接にはありませんが、縁あって繋がっています。
明智光秀の娘のうち1人は、荒木村重の息子である荒木村次(推定1561年生まれ)と結婚し(村重と光秀の同盟が成立)、尼崎城主の正室となりますが、村重の謀反(1578年)に伴い離縁され、光秀の実家へ戻されました。
(光秀の娘のうち、最も有名なのは細川ガラシャ(玉子)で、細川忠興に嫁いでいます。)
その後、光秀家の重臣 明智秀満と再婚。秀満は本能寺の変で主君の先鋒となった人物です。
本能寺の変(1582年)後、娘と秀満は共に坂本城に戻り、6月13〜14日に城が包囲された際、自害して果てたと伝えられています。
現在の坂本城跡周辺は、単に「城跡」だけではなく、光秀の菩提寺・菩提塔、門前町としての社寺群や資料館が点在する歴史深いエリアです。石積みの景観と併せて、戦国ロマンを感じられる充実の観光ルートがあります。
1. 坂本城址公園 & 坂本城址碑
琵琶湖沿いに整備された公園。明智光秀の像や案内板があり、湖中には渇水期に城跡の石垣が顔を出すことも
2. 坂本城址石碑(東南寺付近)
東南寺近くの旧北国海道沿いにひっそりと建つ記念碑。「幻の城」の歴史ロマンを感じるスポット
3. 西教寺(さいきょうじ)
明智光秀の菩提寺。本堂や庭園、光秀・正室煕子の墓所があります。坂本城築城後、光秀が復興したと伝わります
4. 日吉大社・日吉東照宮
山王さんの総本宮で国宝建築が多数。日吉東照宮は日光東照宮の原型とされ、坂本門前町の中心として栄えました
5. 明智塚・盛安寺・東南寺
明智塚:光秀供養塔。「触ると祟り」の伝承が残ります
盛安寺:光秀ゆかりの太鼓楼や石垣、枯山水庭園あり
東南寺:二の丸跡とされ、首塚がある史跡
6. 聖衆来迎寺・滋賀院門跡
延暦寺関連の名刹。比叡山巡礼の拠点として歴史的価値あり 。
7. 大津市歴史博物館
坂本城の出土瓦・鯱瓦などの資料を展示
8. ケーブル坂本駅
登録有形文化財の駅舎。比叡山観光にもアクセス良し 。
アクセスと回り方
公共交通:JR「比叡山坂本駅」または「坂本比叡山口駅」下車後、徒歩圏内で各史跡へ。江若バスも利用可 biwako-visitors.jp+3otsu.or.jp+3ogotoonsen.com+3。
レンタサイクル:坂本観光協会で貸出あり。湖岸・門前町巡りに便利 ogotoonsen.com+1otsu.or.jp+1。
徒歩コース:西教寺 → 日吉大社 → 坂本城址 → 明智塚・盛安寺 → 東南寺 → ケーブル坂本駅 など、歴史と風景を楽しみながら巡るのがおすすめです。
5️⃣ 荒木村次について(諸説あり)
1578年 父・村重が織田信長に謀反(有岡城の変)。息子村次(尼崎城)も共に戦う。
1579 有岡城落城。村次は父村重とともに毛利の元へ
