ブログの使い勝手などもろもろあって、少しずつお引越ししてこようと思います。

今しばらく、落ち着かない汗とは思いますがよろしくお願いいたします。m(_ _ )m


私が開業するに至った大きな目的のひとつが痛みのケアです。


私の専門は神経内科ですが
頭痛や首から腕の痛み、腰痛や足の痛み を主訴にみえる患者さんはいっぱいいらっしゃいます。
首が痛い、腰が痛い、足が痛いというと一般には整形外科を受診されますが、、背髄、末梢神経など神経系の異常で起こる痛みもあります。

ですから頚椎・腰椎の変形がさほどではないケースは神経系の病気を疑われて紹介されるケースも少なくありません。結果的に変形性頚椎症、腰椎症は日常の診療で多くみてきました。

手術による治療が不可能な患者さんには
従来の医療では「鎮痛剤」「筋弛緩薬」の投与もしくは「電気治療」しかありません
場合によっては副作用で薬が飲めない方もいらっしゃいます。

その結果、痛みがあるものの「つきあうしかない」とあきらめていらっしゃる方は少なくないのです。
西洋医学でだけでは患者さんの苦痛を除くことが不可能ということを実感せざるを得ませんでした。


そこで、漢方・中医学的な治療、リンパ療法を取り入れるに至っています。
それだけでも、たしかに治療効果が上がってきています。
 でも、それでもまだ足りないのです。

何故なら痛みの原因が日々の生活の中にあるからです
病院もしくは治療院に通えるのは月1から2回が通常だと思われます。
つまり
他人の手による治療には限界があるのです。

では、「どうすればいいのだろうか?」ということが、今までの最大の課題でした。
その解決策として、
患者さんご自身に、簡単に、そして確実に自分の体をケアできる方法を身に付けて頂くことが一番だとわかったのです。
 そして、幸運なことに、その方法に出会うことができたのです。
 
 
それがエゴスキューです

そして、その方法をはじめて日本に導入されたのが
越山雅代さん です。
越山さんが目指しているものは、
「自然の力を借りて、自分の健康は自分で作る」
です。
そして、その考え方は日本で帯津良一先生が代表を務めていらっしゃるホリスティック医学協会がめざしているものとも融合する考え方です。

ホリスティックという言葉は全体的・総合的という意味のホールからきています。
一人の人間を、心、体、(あるいは精神)全体の、人間に関わる全ての角度から健康問題を分析して、
出来るだけ自然の方法で治す新しい医療の方法です。
そういう素晴らしい活動をされている越山雅代さん とご縁ができたのです。

そこで、私のクリニックは越山雅代さんの健康メソッドを
積極的に取り入れていくことにしました。
その第一歩が、今回のサンディエゴのエゴスキューの研修です。
その開発者であるピートエゴスキュー氏が出版された著書が 「PAIN FREE」 です。
20年間の研究の集大成です。


「何も院長自ら行かなくても人にまかせれば・・・」そういうご意見も
確かに頂きました。
でも私は、 自らの体と心で「これは!」と心と体で感じたものだけを皆様にお勧めしたいのです。

以上のような経緯で開業1年にも満たない、より多くの患者さんに知っていただくこの時期にある意味無謀とも思える決断をしたのです。
でも、長い目で見たら 「あの時行って良かった!」という日が必ずくると信じています。
                           



私がエゴスキューの話を聞く中で、私の心に一番ヒットしたのが
筋肉の再教育!
という言葉でした。
私の専門は神経内科(神経科ではありません、脳神経系の病気をみる科です。)ですので、
手足のしびれ、痛みを主訴に見える方が少なくありません。
ですから、頚椎、腰椎疾患の診断ケアもしてきました。

ところが、なんと、ある日私自身が椎間板ヘルニアでぎっくり腰になってしまったのです。
仕事中に身動きできなくなり、そのまま自分の担当病棟に入院。トホホ
そして、神経ブロック。これかぁなり痛いんです。
でも、
「どんなに効くのか自分の体で実験できる」という変な喜びもありました。
結果は・・・
気持ち楽になったかな・・・という程度。
痛みがとれなかったというショックよりも、
神経ブロックってほんとに効くの?しょんぼりという疑惑によるショックの方が大きかったのです。

また、ヘルニア発症以前から首肩背中の張りが強く、つねに身体の違和感、だるさを感じていました。
結局私にとって良かったのは4年間通った鍼治療です。

私の受けた鍼は経絡だけでなく、筋肉そのものを刺激するといった特殊なやり方でした。
今にして思えば鍼によって筋肉の再教育がなされたのだと思います。

そういう経過から、西洋医学ではあまり注目していない「筋肉」が実は重要ではないかとずっと考えてきました。
中医学を学ぶに至って、痛みは筋肉の代謝を良くする(気・血・水を整える)事であるという確信を得ました。
ですが、やはり薬物療法では限界があります。
そして、治療院に頼るだけでもよくなりません。
根本的な原因は生活習慣にあるという結論に至りました。

エゴスキューの理論は、今までの経緯の中で私が至った漠然とした考えを見事に具体化、体系化して目の前に見せてくれているのです。
ある種の感動を得ました。
そして、「自ら治せる」これも大事ですね。
主治医は自分自身!これからのテーマですね。