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60代の哀歓こもごも

ナショナルジオグラフィック日本版 11月号

 

ナショナル ジオグラフィック」という雑誌をご存じだろうか?

1888年創刊の月刊誌で、発行はアメリカだが、日本版も日経BPからでている。

 

ジオグラフィック(地理学)の学術誌ではない、自然、文化、歴史、科学、社会問題に関する総合誌。世界180か国、約850万人に読まれている。横組み。

 

私は定期購読しているのだが、写真がめちゃすごい。 もちろん記録写真で、記事を読まなくても、こんな世界があるんだと驚かされる。

誌面に掲載される写真は、1万枚のうち、1~2枚しかない厳格さで選ばれているという。

 

特集記事は写真ばかりではなく、事実とデータにもとづいて構成されているから、説得力がある。

最近は、地球環境問題、森林破壊とか、地球温暖化、化学汚染などがよく取り上げられている。 日本の雑誌には皆無の分野だ。 マイナーだが、ビジュアルな雑誌だから、図書館とか、カフェとか、美容院とかにもぜひ置いてほしい。 

私の近くの図書館は、突然置かなくなった。 NEWSWEEKとか、このナショジオは英語版で、なぜ日本語版を置かないのか不思議だった。

 

さて、上記の画像は、最近版。 創刊以来、初めて写真家も含めて寄稿者のすべてが女性。 内容も、さまざまな分野で活躍する女性たちのインタビュー。

質問形式で、質問は、

・今、女性たちが直面している最も重要な課題は?

・あなたが乗り越えてきた最大の壁は?

・あなたにとって転換点となった出来事は?

・女性にとって、今後10年で必要になる最も重要な変化とは?

・あなたの最大の強みは?

・今、若い女性たちに伝えたいアドバイスは?

 

どうだろう? 自分でも答えてみよう。

 

この1冊を読むだけで、自分を取り巻く現実、不満、不安、不公平、理不尽…と、ちゃんと向き合う 新たな視点が生まれるかもしれない。

 

とても素晴らしい1冊なので、売り切れないうちに読んでほしい。

ナショジオでは、これから一年かけて、この1世紀、女性がいかに権利を獲得し、いかに奪われてきたかを紹介していくそうだ。

 

1冊1131円と、安くはないので、気に入ったら定期購読もある。

1年9800円。 郵送されてくる。 私はポストから出したら、玄関のドアを開けるまでに開けてパラパラとページをめくるほど、大好きな雑誌だ。

電子書籍もある。