今日の修善寺温泉は曇り。

 

午前中は気温も7℃くらい、曇っているので肌寒く感じる一日になりました。

 

午後からは13℃くらいまで上がる予報ですが、今日も温泉に浸かってのんびりしたい一日になっています。

 

新井旅館自慢のお風呂

 

「昭和9年築 登録有形文化財 天平大浴堂」

 

 

日本画家 安田靫彦画伯がデザインして、早稲田大学の建築家 中村鎮先生が図面に落とし、昭和6年から3年かけて昭和9年に完成したお風呂です。

 

今年で築90年。

 

安田靫彦画伯が、天平建築である「法隆寺 食堂」を模して造られたことから「天平大浴堂」と名付けられています。

 

法隆寺の中でお風呂に浸かる。

 

そんなお風呂。

 

中の照明も「天平建築にあったもの」という事で、千葉出身の香取秀真氏に依頼して作成していただきました。

 

 

1874年(明治7年)生まれの香取秀真氏は、日本の鋳金工芸作家で歌人。

 

新井旅館三代目相原寛太郎とも一つ違い。

 

1891年(明治24年)東京美術学校に首席で合格。

 

1933年(昭和8年)東京美術学校の教授となり、その後も意欲的に作品を制作。

 

その技術を高め、名実とともに鋳金の世界の第一人者として認められるようになるます。

 

そして1953年(昭和28年度)に文化勲章を受章。

 

アララギ派の歌人としても活躍し、1954年の宮中新年歌会始の召人として召歌を奏上することも許されましたが、その月の1月31日、急性肺炎のため81歳で亡くなりました。

 

今日1月31日は、天平大浴堂の燈灯を作成していただいた

「香取秀真氏」の命日です。

 

1954年(昭和29年)歌会始 香取秀真氏の歌

  

「下草の 朽葉の色の あかるきに 楢林陽は あたたかに照る」

 

 

昨年の日記→2023年1月31日の日記

 

 

 

 

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