2024島始め⑤ | くろくまの島旅研究所。

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2024島始め⑤

  出発日


2024島始め、も今回で最終回です。


写真はホテルの朝食おにぎりです。

この日は1月3日でして、羽田空港の事故の翌日に東京へむけ出発です。不安しかない出発でした。


港の景色です。


具志堅さんにも挨拶して撤収です。


で、例の大騒ぎとなった報道。

当日のニュースより。




この事故でお亡くなりになられた方へ、ご冥福をお祈りするととともに、事故へ遭われた方々へお見舞い申し上げます。痛ましい事故でした。


これにより羽田空港の滑走路は閉鎖。1月2日当日に羽田空港へ向かう便は、出発空港へ引き返したり、他空港へ行先変更を余儀なくされました。


事故のあったC滑走路以外は、当日の夜に再開となり、1月3日からは3滑走路体制の運用となりました。フライトレーダーで確認した限り、那覇/羽田行きも出発していたし、大丈夫かな、とは思っていました。


  他経路の模索

過去に、石垣島6泊のつもりが台風接近に伴い、最後の1泊減らして石垣島を脱出した経験があります。このとき1日前倒しでの撤収で、直前変更のため東京行きが取れず、関空経由して新大阪から新幹線、なんて帰り方をしたことがあります。これに倣い、羽田空港を使わない帰路を模索しました。

しかしこの日は1月3日。厳しいというより全然無理。


・Peach

関空行きは空いていましたが、新大阪からの新幹線が全くダメ。この日はのぞみ号全席指定の対象日でした。自由席無し。

そのほか、那覇や関空からの新幹線駅が近い空港を探しましたが、飛行機でたどり着けても、いずれも東京行きの新幹線は全席満席。例えば仙台と新潟。

実は成田行きがあったのですが、成田21時55分着かなんかで、帰りが日をまたぐので対象外。



新幹線、かすりもしない感じでした。

・Jetstar成田行き

こちらも満席。かすりもしません。

自分は大丈夫だろう、と根拠もなく情報不足の中で思い込む、いわゆる正常性バイアスはもっていないつもりですが、致し方ありません。ANAから欠航とか表だった通知はまだないし、このまま特に手を打たずに帰ることにしました。

過去にも、宮古島でのANA東京行き最終便欠航未遂事件があって、ANAから電話連絡直後に自分で予約押さえたJALに、ANAから振り替えしてもらって強引に宮古島脱出したところ、本来の飛行機が欠航を免れ、あくまで結果論ですが、わたしより東京5分先着したなんて悲しい話もありましたし、今回は致し方なく動かない選択です。その時の話、リンク貼っておきます。



  予定通り那覇へ。

ANAからはあらかじめ、便変更、欠航あるかもしれません、と予告通知はきていましたが、石垣島出発の11時までは特に影響なしでした。わたしはお値段の兼ね合いで、東京直行せず、那覇乗換を選択です。


石垣空港出発時、となりのJAL東京行きは石垣空港で1時間30分待機、との放送は流れていて、始まってるわー、と思いつつ、まだANA何も言ってこないし、といい気になって飛行機乗り込んでいました。

とりあえず那覇へ。


上空すこし揺れましたけど、定刻より5分早着して、12時5分着でしたか。お昼でしたけど、売店に大東寿司はなかったです。三が日はお休みのようです。

乗り継ぎなので、空港の外には出ません。制限エリア内でのお弁当ということで、カツサンド。

ミルフィーユ的なカツサンド。ANAフェスタにありました。


  ​那覇空港9時間滞在

那覇空港に到着して、機内モードオフ。そのとき、最初に来た通知です。


ここから地獄が始まるわけですが、最初は20分遅延との連絡。石垣空港で1時間30分待機なんて言われてる便と比べたらまぁいいや、と思いつつANAラウンジへ。

その出発30分前くらいになり、そろそろ出発準備かなぁ、と思っていたところ、次の連絡。



来たー!!
一気に3時間35分遅延へと拡大。ANAラウンジもまわりからため息や、ざわつき始めました。どーする?ヤメる?なんて話も隣から聞こえてきたり。

ラウンジも東京便が出ないので満席。空港内もカオスと化してきました。赤ちゃんの泣き声もこのあたりからピークへ。


そして、追い討ちがかかるがごとく、遅延は2時間5分拡大となり、いよいよ遅延は5時間40分へ。


既に那覇空港到着して6時間近く。ご存知の方もいるかもしれませんが、那覇空港のANAラウンジは場所が悪く、窓がありません。さすがにANAラウンジにいるのも息苦しく、疲れてきたので、制限エリアの外に出してもらいました。ANAラウンジはずっと満席で、席なんか立とうものなら、即座に席がなくなることもわかっていましたが、さすがに疲れました。

国際線ターミナルにある、吉野家へ。

沖縄で吉野家食べたの、初めてかもしれません。


さらに混乱に拍車をかける出来事。

後発の東京便、3便が先発。なぜこの468便は出発できないのか?と苛立ちに拍車をかけました。おそらくそのあとの474便まで先発したのかも。


全て満席のため、変更もききません。

売店の棚も早々Sold out.


このあと、さらなる遅延メールが来ましたが
もう驚きませんでした。これで6時間40分の遅延。





東京便が出発出来ず、周りの出発案内はほぼ東京行きになり、出発ゲート前待合室が満席でした。あの広い那覇空港の待合室が。初めて見る景色。おそらくJAL側も同じ現象だったと思われますが、本当にカオスでした。床に座る人もかなりいたように思います。

結局、この後発3便が先に出発したことについて、ANAに確認したところ、この便について交代する乗務員の手はずがつかなかったため、とのことでしたが、メールにはひたすら「使用機到着遅れ」。納得行く説明ではありませんが、ANA曰く、那覇空港では説明していましたと。残念ながら私の耳には届いていませんでした。


結局、21時過ぎにゲートは開き、出発は21時10分ごろ、さらに離陸は21時46分でした。

管制からの出発規制ですね、羽田空港混雑のため。

三が日の最終日、わたしも翌日から仕事。

周りの方も。苛立ちはMax.


  タクシー乗り場の悪夢

フライトそのものは2時間弱ですけど、東京到着は23時55分とか。終電も出発。

16時30分着が、7時間30分遅延。もちろんこんなことは初めてですが、トラブルはここで終わりません。

鉄道の終電時刻が過ぎ、一部の行先を除き、高速バスも終了。ほとんどの方が行き場を失い、タクシー乗り場へ集結です。一説には1000人並んだとの情報も。また、配車アプリでタクシー呼ぶ人もいたりで、配車タクシーと空港待機タクシーが入り乱れて、車道には配車タクシーを探す客もウロウロ。タクシー乗り場も大混乱。あとで調べたら、空港でタクシー配車呼ぶのはNGのようです。タクシー配車で、到着ターミナル前に配車待機されたりと危険だからですが、そんなことはお構いなし。

結局、空港出たのは1時30分、帰宅は2時を回ったところでした。帰ってこれただけましでしたが、欠航してくれたら諦めもついたかも、という話もありますね。

貴重な経験でした。

(おわり)