《9月定例会》農業及び農村を支援する新制度の活用を提案![一般質問①] | 《久喜市議会議員》新井 兼オフィシャルブログ Powered by Ameba

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こんにちは、新井けんです。

「新井けんの市政ニュースレター Vol.5」をお配りさせていただいておりましたが、9月定例会の一般質問をブログに掲載することを失念しておりました。

☞ 過去のニュースレターを「新井けんオフィシャルウェブサイト」にて公開しました!

9月定例会における”新井けんの市政に対する一般質問”《概要》の1回目です。


1 
農業及び農村を支援する多面的機能支払制度の有効活用について。

 平成25年12月に農林水産業・地域の活性化創造本部が決定した「農林水産業・地域の活力創造プラン」(平成26年6月改訂)に掲げる日本型直接支払制度について、新規に創設された「多面的機能支払」制度の活用状況について問う。

 (1) 多面的機能支払制度(「農地維持支払」及び「資源向上支払」から構成)の活用に関する市  の所見は。
ア 農地維持支払 ... 多面的機能を支える共同活動を支援 
イ 資源向上支払※従前の「農地・水保全管理支払」を組替え・名称変更 ... 地域資源  (農地、水路、農道等)の質的向上を図る共同活動を支援

⇒ 次のとおり答弁がありました。

 農業者等が中心となり施設等を管理する地域共同活動に対する交付金を、市としても地域農業者等の皆様に活用していただきたい!

ア 農地維持支払交付金
 → 地域資源の基礎的な保全活動として、農地等の法面の草刈り、水路の泥上げなどの実践活動を共同で毎年度行うもの。
イ 資源向上支払交付金
 → 施設の軽微な補修等や水路の更新などの共同活動や長寿命化のための活動を行うもの。


(2) 従前の農地・水保全管理支払(平成19年度~平成25年度)について、市内団体の活用状況は。
ア 年度別の制度利用件数(地域別)及び交付金額(合計額、最上位額、最下位額) 
イ これまでの代表的な活動事例

⇒ 次のとおり答弁がありました。

ア 従前制度の実績

<平成19年度>
 久喜地区2件、菖蒲地区2件、栗橋地区1件、鷲宮地区2件
 合計額387万7,320円、最上位額88万円、最下位額41万3,200円
<平成20年度>
 久喜地区2件、菖蒲地区3件、栗橋地区1件、鷲宮地区2件
 合計額443万5,720円、最上位額88万円、最下位額41万3,200円
<平成21年度>
 久喜地区2件、菖蒲地区3件、栗橋地区1件、鷲宮地区2件
 合計額443万5,720円、最上位額88万円、最下位額41万3,200円
<平成22年度>
 久喜地区2件、菖蒲地区3件、栗橋地区1件、鷲宮地区2件
 合計額443万5,720円、最上位額88万円、最下位額41万3,200円
<平成23年度>
 久喜地区3件、菖蒲地区5件、栗橋地区1件、鷲宮地区2件
 合計額602万9,200円、最上位額88万円、最下位額41万3,200円
<平成24年度>
 久喜地区1件、菖蒲地区3件
 合計額212万9,800円、最上位額56万120円、最下位額47万600円
<平成25年度>
 久喜地区1件、菖蒲地区2件
 合計額157万1,400円、最上位額56万120円、最下位額47万600円


イ これまでの事例 

『鷲宮地区の上川崎コスモス会』
 → 平成23年 埼玉県農地・水・環境保全向上対策地域協議会優良事例表彰を受賞
<内容>
・地域の農業環境の保全を目的とした除草、水路の泥上げ
・葛西用水路両岸に春はポピー、秋はコスモスの開花管理


(3) 多面的機能支払制度の実施体制(平成26年度)、市のスキーム及び運用状況等は。また「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律」が、平成27年4月に施行されることに伴い、市としての対応準備は。

⇒ 次のとおり答弁がありました。

<平成26年度>
 都道府県の土地改良連合会等を中心とした地域協議会が事業の採択・指導、国・県・市の負担金を取りまとめ交付金を交付
<平成27年4月~>
 「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律」の施行に伴い、交付金に係る事務を市が直接実施する。


(4) 多面的機能支払制度について、農業者等へどのように周知を図っていくのか。

⇒ 次のとおり答弁がありました。

<これまで>
・ 農政関係の会議にて説明
・ 本庁及び総合支所の窓口にて説明
・ 市のホームページに概要掲載
<今後あわせて>
・ 制度の相談に積極的に対応
・ 地域に赴き説明会を開催
・ 制度拡充に伴い高齢者・障害者の農村環境保全活動への参画という医療・福祉との連携、
雨水貯留機能を活用した防災・減災、野菜栽培体験学習等が想定されるので、担当職員への説明
・ 農業委員の皆さんに制度の周知徹底
・ 農村部の区長さんに説明



本制度は、農業を産業として強くしていく産業政策と車の両輪をなす「地域政策」とされています。
例えば水田は雨水を一時的に貯留し、洪水や土砂崩れを防いだり、多様な生きものを育み、また、美しい農村の風景は、私たちの心を和ませてくれるなど、その「めぐみ」は、都市住民を含めて国民全体に及び、その「めぐみ」を農業・農村の多面的機能と呼んでいます。

農村地域の高齢化・人口減少により多面的機能の発揮ができなくなっていること、水路、農道等の地域資源の維持管理に対する担い手の負担が増大し、担い手の規模拡大が阻害されていることから、「地域活動」や「営農の継続」に対する支援をするということです。

ちなみに国の平成27年度予算概算要求を見てみると、482億5,100万円となっています。

久喜市は、平成25年12月に
本市の農業の持続的な発展及び市民生活の向上に寄与することを目的に「久喜市農業基本条例」を制定し、現在は「農業及び農村の基本的計画」(基本計画)を策定中です。
市も農業及び農村のあり方を模索しているというのが本音でしょうか。。。

○久喜市農業基本条例
https://www.city.kuki.lg.jp/section/nogyoshinko/kihonjyorei/index.html

これだけの額の国の交付金を久喜市も活用しない手はありません。
農村地域の地域活動を行うために交付金を活用することはもちろん、制度が拡充されたことからいろいろな立場の人が多面的機能から得られる「めぐみ」を享受するために交付金を活用することも重要と考えます(私の周りのリタイヤした人も畑づくりに精を出している人がたくさんいるので興味もあるのでは)。

まだまだ制度を知らない方も多いですので、継続して、様々な機会や方法で、制度の周知が必要ではないかと考えます。


◇◆ 当日は調査した詳細な内容も発言させていただいております ◇◆
”新井けん”一般質問の録画映像が公開されています。
9月8日(月)「一般質問」の1番目の映像になります。
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■ 新井けんプロフィール

ARAIKen

久喜市議会議員 / 久喜市(旧鷲宮町)出身 36歳

昭和53年生まれ。埼玉県立伊奈学園総合高校、法政大学法学部政治学科を卒業後、独立行政法人科学技術振興機構および越谷市役所の行政経験、ITベンチャー企業の民間経験を経て、現在久喜市議会議員1期目。「できない理由を考えるより、できる方法を考える」ことを信条に活動中。

twitter @araiken 新井けん(久喜市議会議員)
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