葬祭ディレクター検定(リンク)には実技試験があるというお話をしましたが、
その中には、ご自宅で葬儀を行う場合の設営も含まれています。
映画などで目にされたこともあるかと思いますが、
入口付近に黒白の幕、家の中は祭壇を設置したり、天井や壁に白い布を張る、あれです。
最近では会場を借りてのことが多くなったので少なくなりましたが、
伝統的技法として継承していくために、
実技試験の中に組み込まれているんですね。
生活している場を上手に片付けて、掃除もして場所を確保。
祭壇が入るかの目測も必要です。
ご遺族の了承をいただきつつ、無駄なく設営します。
引越し屋さん以上に技術が必要かもしれません。
また、あの白布、ただ張ればいいわけではありません。
お葬儀が終わった翌日からまたそのお部屋で生活するのですから、
撤去したあとに釘だのテープだのの跡が残るのは無神経というものです。
布を織り込んで作る天井飾りづくりなんかもあります。
僕は新人時代に仕込まれましたので難なくクリアしましたが、
手先が器用でない人にはちょっと大変だと思います。
うちの新人スタッフは特訓かな・・・?
ご自宅でお葬儀も、式場が主流の今はかえって、
とても手作り感といいますか家族で送りだしてあげる形として
見直してもいいかもしれませんね。
ご相談いただければ、うちは対応できますよ!