12月に読んだ本 ③ | しげる((あらはちく))はこうしてできている

しげる((あらはちく))はこうしてできている

そりゃまぁネットだから、書けることと書けないことはあるけれど
とりあえずさらけ出せることはさらけ出していくことが
ときには必要なんですよねwww~^^

こんにちわふたぬ~ん♪

 

 

 

ペタしてね

↑あとは飲むだけ?

 

 

 

 

今日は午後から英語勉強会だったので

昼には買出しを済ませておきました!

 

 

 

だからもう今日はあとはブログを書いて

酒宴に突入するばかりという気でいましたが

よく考えたら単位認定試験が目前に迫っているわけで

学習を進めないといけません!!!

 

 

 

 

まったく何かの達成感があるとすぐ酒を飲もうとするわけで

まぁ酒を飲みながら放送大学のテキストを読むことも多いですが

そういうときはなかなか気が抜けないというか抜いたら意味がないわけで

何もかも忘れて酔っ払えばいいというのにはまだまだほど遠いようです、、、

 

 

 

 

 

というわけで来週末は単位認定試験の佳境になるはずですから

今月の帰省は再来週末あたりを目指すことになりそうです^^

 

 

 

 

 

宮下奈都「終わらない歌」

12月14日~12月17日

 

 

 

 

これは「よろこびの歌」のその後という物語で

卒業後3年経ったあたりの彼女たちが描かれています

 

 

 

 

高校を卒業してそれぞれの道に進んだ彼女たちが

現実に揉まれながら自分の道を歩みだそうとする姿が

前作以上に心に染みとおるように描かれているわけで

ある意味感動は前作以上だったかもしれません!!!

 

 

 

 

相変わらず迷走をしている玲だけど

演劇の道に進んだ実家がうどん屋の千夏とは

頻繁に連絡を取り合って泊まりに来る間柄

 

 

 

 

そんな千夏が玲を導いていくことになるのが大きな流れ

 

 

 

 

 

玲の迷走は音楽大学に入学したものの

自分の歌はクラスで何番目なんだろうと

他の学生より自分を下に見て比べてばかりで

自分には何が足りないのだろうと思い悩む

 

 

 

ただこのままではいけない何かを変えようと自分でも思うわけで

必要はないのに居酒屋でバイトを始めてみたりもするが

そんなものが自分の歌を成長させるとも思えない日々

 

 

 

 

海外でも活躍するヴァイオリニストの母親は

そんな玲のことは見抜いているようで

それは前作のままの感じの楽観的な視点でもあり

母の言葉は余計に玲を焦らせているのかもしれない^^

 

 

 

 

 

そしてまたそれぞれのかつてのクラスメートたちのその後も

連作短編の形で描かれていく中でクラス会があったりする

 

 

 

実は玲を導くことになる千夏も

彼女なりの殻を破る演技について思い悩んでいて

それが後半の読みどころになっていくわけで

それをしっかり力強く支えるクラスメートたちの視点

 

 

 

 

果たして彼女たちは自分の歌、自分の演技の

取っ掛かりを見つけることができるのだろうか?

 

 

 

 

そのすべてが玲の歌声にかかってくることが

この完成度の高さにつながったと思う♪

 

 

 

 

 

 

夏川草介「本を守ろうとする猫の話」

12月17日~12月19日

 

 

 

 

夏川草介はまだ「神様のカルテ」シリーズしか読んだことがない

 

医療とは違うものを書いているんだと手に入れたこの作品は

店主が亡くなって店をたたむ整理をしている孫が

唐突に現れた猫に導かれて不思議な本の世界に赴くファンタジーで

「神様のカルテ」とはあまりにも世界観が異なる

 

 

 

 

で、巻末にも解説にかえてという形で著者自らが記している

 

それによると子どもの頃から世界中のいろんな物語を読んできて

そんな自分の読書体験をオマージュのように散りばめた作品ということらしい!

 

 

 

 

でもしげるはこの手のファンタジーは好きなんだと思う^^

 

 

 

 

猫は3回依頼をしてくるが

あっちの世界で本を守ってくれということらしい

 

 

本をコレクターから開放して欲しい

本を切り刻むのをやめさせて欲しい

売れる本だけを出帆しないで欲しい

 

 

 

これはこうしてまとめてみると

著者の現代の本のあり方に対する願いなのだと思う

 

 

 

相手はみんな魔物ではないけれど

ある意味本に対する仕打ちを考えれば

本側からすればそれは悪魔の所業のようなもので

猫はそれを救うために彼に依頼をしてくるのである

 

 

 

 

ところがこのファンタジーには続きがあって

最後は猫の頼みではなく彼自身が自ら

足を踏み込まざるを得ない枷をかけられる

 

 

 

そこで待ち受ける最後のボスキャラは?^^

 

 

 

 

この著者にしてこの意外性がまず楽しかったのかもしれない^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペタしてね

↑あとは飲むだけじゃなかった