12月に読んだ本 ② | しげる((あらはちく))はこうしてできている

しげる((あらはちく))はこうしてできている

そりゃまぁネットだから、書けることと書けないことはあるけれど
とりあえずさらけ出せることはさらけ出していくことが
ときには必要なんですよねwww~^^

こんにちわふたぬ~ん♪

 

 

 

ペタしてね

↑今日はホントに雪が降るのかなぁ

 

 

 

 

昨夜もけっこうな勢いで寝落ちしたわけですが

今朝になって英語勉強会のお知らせが届き

今月は明日の午後だというのに一瞬焦りました!!!

 

 

 

先月はコロナでお休みしたので

どれくらい進んだのかわからないし

テキスト筆写もぜんぜんやってないわけです^^

 

 

 

 

で、ノートを開いたら1月の予定は既に

11月の段階で決まっていたわけで

そうかぁノートを開けばよかったのかとひとりごちました!

 

 

 

 

で、先ほど午前中から明日進む分を見越して

大学ノート6ページ分の筆写を済ませたというわけです^^

 

 

これでもう今日はやることやった感満載なんですが

放送大学自体の勉強も試験を見越して進めないとなぁ、、、

 

 

 

 

 

6ページ分も筆写を一気にしたのは

そのうち2ページ分がチャプターについたコラムのような箇所で

コラムにしてはかなり長めなんですが

実は勉強会では本文だけでコラムを飛ばしてしまうこともあるので

その先のチャプターの4段落分も筆写しておくことにしたというわけです!

 

 

 

 

 

 

ただこの今回のコラムは大戦体験者のエピソードをまとめているので

そのまま読み進めるかもしれません

 

そうなれば来月分まで筆写を終えたということにしておけばいいかな^^

 

 

 

 

 

 

山本幸久「美晴さんランナウェイ」

12月7日~12月10日

 

 

 

 

これまたなんともおかしな家族や親族を描く話で

巻末の解説にあるようにカセットデンスケやランナウェイのヒット後から

1980年代の前半というノスタルジックな世界観でもあると思う

 

 

 

 

主人公は中学生になったばかりの少女で

彼女の両親や弟と暮らす祖母の家に居候する

美晴さんという父親の妹の叔母さんを描いているわけなんだけど

叔母さんは独身のままの超トラブルメーカーで

とにかく目の前の面倒ごとから逃げ続けてきた人生という強烈なキャラ

 

 

 

 

第1話の祖母(つまり実の母)の葬式でも逃げ出して姿をくらますけど

その最後の美晴さんの母への向き合い方が尋常じゃないほど格別で

そのラストで思わず目が潤んでしまいました

 

 

 

 

表向きどこかお互いに反発しあっているような親子のようだけど

やっぱり親子であってそこには

誰にも立ち入れないような一緒に暮らしていてさえ尚

全然人としての別な面を見せ付けてくれたような

もう第1話でガッツリ心を掴まれてしまう感じです♪

 

 

 

 

 

ところがそこからさらに暴走する美晴さんが

全8話プラス書き下ろし1話にわたって紡がれるわけで

優等生タイプの主人公の反発的な目から見た破天荒な叔母と

その家族・親族のあり方が最後はうらやましくなる^^

 

 

 

 

実は主人公の弟もまだ小学生だけど

怪しげなムーのような雑誌にはまっていて

UFOを呼ぼうとしていたり

その雑誌に乗っていたおかしな拳法の習得に励んだりするわけだけど

主人公がちょっと憧れている年上の従兄弟が失意のうちに同居するようになって

一生懸命励まそうと弟から習ってその拳法のポーズを取ったりもする

 

 

 

 

その面白さは実際に読んでみたほうがいいかも^^

 

 

 

ということでホントこの著者にハズレ作品はないというか

またひとつ傑作が生まれていたという感じです^^

 

 

 

 

 

柚月裕子「ウツボカズラの甘い息」

12月10日~12月14日

 

 

 

 

 

とある主婦の視点から物語が紡がれていくんですが

中盤以降の展開はどこに着地するのか全く見えなくなりました!

 

 

 

 

子どもの送り迎えや夫との生活に疲れ悩む主婦文絵は

けっこうな懸賞マニアで、ある日ディナーショーのチケットが送られてきたのを

いつ何に応募したのかも忘れたままその豪華な会場に出かけてみた

 

 

 

 

そこで出会った加奈子は中学の同級生だという

 

 

 

引越しで転校してそのまま忘れていた時代でもあり

あまり接点もなく目立たなかった加奈子が

今はとても生き生きと生きていることに驚き

実はその頃自分に憧れていたとも言われて

彼女の鎌倉の別荘に出かけていくことを決めて最初のチャプターは終わる

 

 

 

 

 

実は文絵は小学生の頃は肥満体型で性格も暗かったが

なんとかダイエットに成功して中学からははつらつと生きていた

 

 

ところが今はまた太ってしまって過去の輝きを失っていたわけだけど

加奈子と出会ってから再びダイエットに励んで美しさを取り戻し

さらに加奈子からあなたにぴったりだという仕事の依頼もされる

 

 

 

それが化粧品のマルチ商法だったわけだけど

売り上げを伸ばすことで大きな報酬も手に入れていくことが

その後のチャプターで明らかになっていくわけで

ところが2つ目のチャプターではどうやらその鎌倉の別荘と思わしき家屋で

男性の死体が発見され臨場する刑事が描かれる

 

 

 

 

 

交互にこの主婦の視点と刑事側の捜査状況が描かれていくわけで

刑事たちが文絵にたどり着いていく過程と

文絵が上り詰めていく過程がリンクして

少しずつ見えなかった謎が判明してくるわけだが、、、

 

 

 

 

 

文絵が逮捕される瞬間は加奈子が帰国するといった時期を過ぎても

一向に帰国して来ない中で半ば錯乱状態になっている中盤

 

 

 

 

 

 

ところがそこから新たな衝撃の事実が浮き彫りになってきて、、、

 

 

 

 

こうしてネタバレみたいに書いてしまったけど

この文絵が逮捕されるまでのそれぞれのチャプターの

捜査の進捗とじっくりと描かれていく文絵の心情が

大きな読みどころのひとつであって少しも損なわれないと思う

 

 

 

 

 

そしてそこから明らかになっていく新たな事実の解明

 

いったい文絵に何が起こったのか

加奈子は実在するのか

または加奈子はどこにいるのか

 

 

 

 

 

分厚い文庫本だったけど

その分厚さが気にならないくらいガンガン読めました^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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