実家の母からメールが来た。

 

 

外出から帰って来て玄関の鍵を開けようとしたら

鍵が鍵穴に入らなくなってしまったんだそう。

 

結果的には

開けることが出来たようだが・・・。

 

メールの折り返しは電話にした。

 

 

以前も似たようなことがあったそうだが

その時はまだ父もいたので

さほど慌てることもなかった。

 

だけど今は一人。

 

何度もトライするも

鍵はどうしても入らず

気ばかりが焦る。

 

そこで母は弟に連絡を入れた。

 

通夜のため出掛けるところだった弟は

最寄りの鍵修理の業者に連絡手配

そして母は

電話を切った後でまた試しに鍵穴再度チャレンジしたそうだ。

 

そしたら・・・

 

 

母は

最近指先の力がとんと弱くなったせいではあるまいか?

と言う。

 

鍵が鍵穴に上手く入らなかった原因が

母の手の力の低下なのか

鍵穴自体の不具合なのか

結局分からなかったが

 

最近

コンロのスイッチを入れようとしても

なかなか点かなかったり

ちょっとした指先の動作が上手くいかないこともあるらしい。

 

 

母も今年で80歳。

娘から見るに

この年齢からすると自立度はピカイチだが

しかしそれは

一人暮らしの危機感と

他人に依存出来ない覚悟によるものが大きい。

 

それでも

日常のこういった『ちょっとしたアクシデント』で

不安になったり落ち込んだりすることも多くなってきた。

 

前に先行く先輩が

 

 

と、言っていたのを思い出した。

 

『アラカン』の娘には

『アラサン(アラウンド傘寿・サンジュ)』の

不安や焦りは

深く理解は出来ないのだろう。

 

56の娘には『ちょっとしたこと』も

80の母には『ちょっとしたこと』とはとらえられないのだ。

 

 

母の年齢は確実に進んで行く。

昔のままとはいかないこと

それだけは心しておかないと。

 

 

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