ロンドンマラソンを先に書いてしまったが日本では国内最速レースの東京が週末に迫っている。ロンドンは有力な日本人の参戦は無かったが、東京では日本勢が多数参戦。可否はさておき日本記録の更なる更新にも期待が高まる。



海外勢




 まず海外勢に視点を当てると、何と言っても前回王者のベンソン・キプルトが優勝最右翼と言って良い。WMMシリーズレースはその東京と併せてこれまでボストン・シカゴと3レースを制しており、昨年のパリ五輪で銅メダルも獲得。とはいえ今回海外勢の持ちタイム平均がぶっちぎり過去一の高さなのでキプルトの持ちタイム2:02:16も決してその中で抜けてる訳ではない。


 また、もう1人高い注目度を持って東京に初参戦するのがジョシュア・チェプテゲイ。10000mにて圧倒的な戦績を有し、パリ五輪でも悲願のタイトルを獲得した反面一昨年のバレンシアでは苦々しいフルマラソンデビューとなった。ある程度の適正は見込めるが、高速コース群の中では一癖ある東京マラソンで大成させられるかは注目。


 その他、パリ五輪5位&昨年のバレンシアで2分台に突入したタデッセ・ゲレタ、前回の東京3位&昨年のベルリンでも2:03:13を出したヴィンセント・キプケモイ・ゲティッチ、他2人の2時間3分台を併せて持ちタイム4分切りは6人と言うかなりのレベルである。順当なペースメイクが為されればフィニッシュタイムは3分台の前半〜中盤が無難なところか





国内勢




 国内勢に目を転じると恐らく注目所は太田蒼生、池田耀平、赤崎暁の3人だろうか。池田は既に日本記録に手が届くところまで来ており、ベルリンマラソンでその力を大いに証明した。赤崎もパリ五輪と言う大一番で自己ベストを1分以上縮め、攻めて攻めての6位入賞を果たしている。


 一方太田蒼生に関して言うと、今回が初のマラソンであると言う点が不安要素の1つに挙げられる。箱根駅伝での見事な走りは記憶に新しいが、フルマラソンと言う個人競技に舞台を移してどうかというところ。日本記録を飛び越えて海外勢との真っ向勝負すら公言しているが、果たして『箱根に愛されたい男』から『日本マラソン界の神』に昇華する未来はあり得るのか