5/18、初春を過ぎて今や夏本場かと感紛う程の暑さが訪れた中、駅伝王者大学対校戦はその決戦当日を迎えた。

    今大会は記念の第10回を祝して、主だった名だたる大学が実際に一同に会しての開催という特別な大会でもあった。


    これに馳せる大学は


主催校の海南大学

名参謀の緋紺大学

編纂の名手あかつき大学

不撓不屈の西洋大学

歴史を同じくする光明大学

精鋭軍団の希望ヶ峰大学


更には


賢者の小鴎大学

六文銭の真田学院大学

これに覇桜学院を加えて9校が参戦。無論、実際に会する大学数としては最多である。


    グラウンドコンディションも快晴で無風という絶好の気象、多くが再三経験した種目配置という事も相まって開戦前から好記録の機運も高まる。



     …そして現実時間の午前10時過ぎ、現地参戦の各大学はいよいよ都内集結に向けてその腰を上げた。

     

    目指すは東京新宿 

我らが界隈の発展と対校戦1周年の歴史を祝すべく、そしてこの1年間苦楽と研鑽を共にし続けた戦友達との対面に心踊らせる、そんな千軍万馬の強者達が、華の帝都東京に向けてその行軍を開始したのだった。