【おことわり】

 当記事では第17回対校戦に出場される大学各位を著者個人の独断と偏見によって勝手に評価してしまっている箇所が多々ございます。該当される大学さんにつきましてはこの場をお借りして予めお詫び申し上げます







 問題しかない1部の紹介が遂に来た…

近年本当に問題しかないにも関わらず8校中2校はほぼ必ず落ちるのだから血も涙も慈悲も仏も神の加護もあったものじゃない。そんな駅伝王者界隈の最激戦区たる1部を3年に渡って駆け抜け遂に玉座を守り抜いて卒業していった海南大学、彼のいない対校戦とはどこか寂しさを感じるものである……。

 しかし、王者の去就は次の王者を決める新たな永い死闘の始まりでもある。今回の1部は1部の申し子ともいうべき西洋大学を始め、前回初参戦ながら海南以外の全大学を下した鎌倉国際大学に、もうすっかり1部が定着しきった目黒大学・光明大学・弘華大学、そして昇格組も既に1部の経験を十分に積む菫大学&襷大学が堂々の再登壇、大怪獣バトルの様相は強力な1校の去就だけでは到底変わらない。久々にハーフマラソンが選ばれた事も相まって止まることを知らないレベルアップを目の当たりにする事になるだろう。


あ、あと覇桜学院もいるからね(汗)




それでは、以下栄光の1部7校+αの紹介である








【覇桜学院大学】

  〜ただでは転ばぬ、不撓不屈の雑草軍団〜


 1部の面汚し枠

もうそうなってから久しく、戦術は正攻法よりも他有力校がカバーしきれないポイントを突いて学年配置とステータス・タイムを逆算していく抜け道を掻い潜っていくような戦い方が主。前回は他の大学各位が乱戦を繰り広げたお陰で運良く表彰台に上がれたものの、苦手なハーフが立ち塞がる今大会ではそんな奇跡も望めない。1部各校から引導を渡される時である。





【鎌倉国際大学】

  〜いざ頂天へ翔け上がれ!凄絶な音速集団〜


 前回大会の総合準優勝

その前回は、覇桜学院が1部の面汚しのくせして『まあ鎌倉さんに1部の恐ろしさを手解きすることになるだろうなぁぐへへへwww』などと言っていた(そこまでは言ってない)にも関わらず、蓋を開けてみたらなんと王者海南以外の全員がボコられるという下手なB級ホラーが霞むレベルの恐怖を目の当たりにさせられた。

 これまで5000mが選ばれて来た対校戦で衝撃的なスピードスターの数々を送り出して来たことから流石にハーフとなるとなどと囁かれてもなんのそので、一線級をきっちりと揃えて来た。最早彼の行手に望むものは対校戦1部制覇のみ、その駆け上がる速さも正に音速級である。







【目黒大学】

  〜我が慧眼に狂いなし、幾千の積念よ今〜


 史上5校目の対校戦覇者

基本的に対校戦シリーズか界隈の行く末を決める重大時にしか姿を現さないが、一度大会に舞い降りれば確実に爪痕を残す。その無数の計算と経験の上に作り上げられた育成力に『フィーリング』という概念は無い。 

 とは言えこの対校戦戦績に関する予想で見ると案外良い意味で外れる事もある。前回は正にそうで対校戦種目配置に苦しめられて満身創痍で臨み、『残留できればパーフェクト』とまで目標ラインを下げた。4年生を5000mに持って来た辺りで確かに感じはしたが、それでも見事に4位を勝ち取ったのである。

 そして今回は余りの予想以上の出来具合に『フォォォオーー!!!↑↑↑』といつになく発狂した(そこまではいって(ry )と言うほどの世代を投入して来たらしく、相対する側としては絶望しかない布陣。久しぶりの優勝へ、1シーズンぶりにその慧眼が姿を現す。






【西洋大学】

  〜1部の覇権は渡さない!原初の革命者〜


 今大会にて単独で1部最長出場記録保持者に

海南大学と共に最長出場記録を競い続け、遂にどちらも脱落する事なく終局を迎えた前回大会。これを以て対校戦シリーズ1は終わりを告げ、王者不在の新たな時代に入ったと言ってもいい。そんな時代の先駆けとして優勝を手にするのは、個人的にはこの男であって欲しいものだ。

 しかし今回の彼もあまり強気ではないというか、『あ?これが黒船達の戦力だと?頭イカれてんのか!?俺はツムツムに逃げるぞ!』といつも以上に他チームに対して戦々恐々(そこまでは(ry )の様子。だがこれ以上多くは語るまい、共に戦う(つもりの)戦友は、後を託した戦友は、彼の活躍を信じている。今こそ『西洋大学1部にあり』を示す時。






【弘華大学】

  〜俺は決して止まらない、超進化中の蒼星〜


 前回は不本意ながら降格争いに巻き込まれかけた未だに実力大暴騰中の蒼き巨星。そんな前回の世代も遠州湖畔で恐るべき戦績を持ち帰るなど、やはりこの大学の、特に覇桜学院に対する殺意は計り知れない…。

 真田杯や遠州でその覇桜学院を下して『俺の時代だヒャッハーー!!!↑↑↑(そこま(ry)』となったOB戦に対して現役戦も抜かりはない、同じくらい強烈なメンバーが犇めいているからこそ表彰台も一筋縄では行かないだけで、立ち位置としてはいつその座に来ても違和感を覚える者はいないだろう。現役戦と言うタイトルを渇望する事で、ジェノサイドアビスが目覚めるのである。






【光明大学】
  〜私も1部として、誇りを胸にいざ輝かん〜

 史上4校目の載冠者。
この大学のが1部にやってきた時は『とうとう』という感情があったが今やこの大学がいなければ1部としては物足りないと思わしめる程存在感を放つまでになる。流石は過去2回この対校戦タイトルを射止めただけのことはある。
 実は対外戦で『駅伝』を最初に持ち込んだ人物でもあり、そうして出来上がった円卓駅伝は今でも奥深さ随一の巨大コンテンツ。覇桜学院も『こんな超難易度大会出られるかプゲラッチョwww(言った)』と言うほどのコンテンツを管理実行しながらの事と言うのが驚異である。
 控えめすぎる自己評価もなんのその、今日もまた覇桜学院から(勝手かつ一方的に)託された想いを胸に、1部に光を照らすのである。





【菫大学】
  〜可憐に咲く、紫に宿る頂きへの野心〜
 
 再びの登壇となった黒船軍団の一角。得体の知れない雰囲気と圧倒的な育成力を併せ持つ大学各位をこの表現で一括りにするのは無礼というものだが、そう表現したくなるほど強いという点は菫大学も例外ではない。可憐にしかし慎ましく咲き誇る花の名を冠するのとは裏腹に、その勢いはどこまでも頂天に貪欲な強豪の姿と言える。
 前回は激戦の2部に置いて最も完璧に近い戦力と学年配置で盤石の2部制覇、正に満を侍して1部に戻ってきたと言っていい。これでも芦ノ湖第一の育成であるらしく、過去には連覇した実績もある。今回も例によってその線が強そうだが決して対校戦のタイトルに興味がないわけでは無い、寧ろ芦ノ湖への道筋として人一倍貪欲にタイトルを狙っていると言えるだろう。





【襷大学】
  〜強豪帰還!精鋭4人の襷を1部で繋ぐ〜

 こちらも1部の再登壇組。
前回は2部での激戦を掻い潜って1部に舞い戻り、今回この王者不在の新しい1部で大戦果を狙う構えである。
 実力故に『黒船軍団』とひとまとめにしてしまってはいるが中の人は中々お茶目で円卓のメンバー構成をミスったり大学駅伝で帝京大学を応援している事を公言したり(ここ1番重要)と中々人間味があって非常に親しみを感じる。そんな帝京のように駅伝での姿は対校戦とはまた違った様相を呈して来た。
 今回は前々から準備をしていたらしく、『一味違う』と珍しく若干の強気エントリー。これが果たしてどの程度のものかは知らないがエントリーリストを見る限りは決してハッタリでは無い模様。円卓エントリーと併せて気を抜けない戦いがここから始まる。







【10000m】



 このまっピンク具合はいつ見ても慣れない。1年生ABBなんかは朝飯前で3年で300大幅越えもチラホラと。4年生のエントリー率は流石に低いがその中で目黒大学と光明大学がこの10000mに派遣、一方の学年は片や目黒大学は1年生対決に臨み片や光明大学は3年生で10000mに戦力を集中させる構え。その1年生対決は過去最高のレベルでの得点争いという事になりそうである。

 表彰台のラインとしては上述の4年生2名に加えて西洋大学と菫大学の3年生も当落線上にいる。恐らくその次点辺りに弘華大学の2年生がいるのは恐るべき事だが、これですらもう特段触れる事では無いだろう。後は鎌倉国際と襷大学がどの程度得点が前後するかが気になるところである。






【ハーフマラソン】





『よく頑張ったがとうとう終わりの時が来たようだなぁ!』


 などと言った具合に覇桜学院のなけなしのスタミナ117(スピメン犠牲)を嘲笑うような凄まじいエントリーリスト。かつてこれほどピンク一色で染まったエントリーリストは他になかっただろう…だからこそ一層目立つ、オールC野郎が。

 情報過多も極まり過ぎて挙げればキリがない


合計値347の南迅(鎌倉国際)

留学生上限値の平海人(目黒)

W4年と見紛う倉田&深井(襷)


 強いて絞ればこの辺りが特筆点だがそうでなくとも触れるべきポイントは本来山程ある。これだからハーフは…。

 59分台率が相当レベルになる事は自明であり、ただ単に59分台を出しただけでは一桁順位すら危うい…正直目黒・菫辺りは59:00くらい出して来てしまうのではとすら思っていた。ステータスを俯瞰する限り流石にそこまでは至らなそうだが、それでも野呂の大会記録は複数名が更新する公算は大きい。

 そしてステータス値は確かに南が一つ抜けているが、スタミナ値で見ると寧ろ他に上がいる。それこそ襷大学は『一味違う』と豪語する通りスタメン合計値は2トップと言う恐るべき3.4年生を起用して来ている。個人順位の予想はかなり難解を極めるが、上位を争うとしたらこれに西洋大学の川添と弘華大学の真田辺りを加えたメンバーによって繰り広げられる事になるだろうか。






【総評】

 冗談抜きに覇桜学院は蚊帳の外なのでここは置いておくとして、鎌倉国際・襷・菫・目黒の4校は今まで5000mが本当にハンデになっていたのだなと痛感させられる程凄まじい布陣で正直この辺の叩き合いとなるのではという雰囲気。西洋・弘華・光明3校も勿論強力だが、正直ステータスだけで言えば上級生はかなり押され気味と考える。

 例によって学年配置が大きな鍵となるため、特に真逆と言うかほぼ唯一の学年配置となった光明大学は10000mで2人の上級生がどの程度上位に食い込むかがミソ。正直1年生が2点以外期待できないためそこを念頭に置いて作戦を練る必要がある。その点西洋・弘華2校は1年生対決の渦中に放り込めた分まだ良くも悪くも不明確と言える。ここまで押している側と押されている側が明確に分かれている1部と言うのはかなり珍しいが、同時に対決構図も端的で面白い回と言えるかも知れない。