【おことわり】

 当記事では第17回対校戦に出場される大学各位を著者個人の独断と偏見によって勝手に評価してしまっている箇所が多々ございます。該当される大学さんにつきましてはこの場をお借りして予めお詫び申し上げます





 

 いい加減『1部』と紹介しても騙せそうなくらいのレベルになりつつある2部。3部から『遂に!』と昇格して来た大学や2部で1部を目指して戦い続けてきた大学各位には気の毒な事だがこれも時代の流れなのかも知れない。

 とは言え毎回毎回2校、酷いとそれ以上の数の所謂『黒船(圧倒的戦略を以て新規参入してきた大会時意外あまり姿を見せない大学の通称)』に脅かされ続けてきた事を考えれば、界隈の顔馴染みで固まっている今回の2部はかなーり落ち着いている方。例によってゴジラが1体紛れ込んでいるようだが、そこさえ目を瞑れば今回を初の1部昇格チャンスと捉えている大学は多いのでは無いだろうか。





 

【10000m】

 日暮里体育大学は今回も3年にしてステータス319というマンモス選手の稲葉を連れて来ている。最早お馴染みだがスタメンでこのレベルの再現性を持つことに感心せずにはいられない。

 迎え撃つのは十中八九真田学院の熊谷となるだろう。スタミナが80前半とは言えそのスピード&メンタル値は伊達ではない。競歩大も4年生を投入しているが流石にこの稲葉となると相手が悪い、ともあれ表彰台ならかなり硬い。

 そしてこの10000mで最も白熱しているのが1年生対決、何と7校中6校がこの種目に1年生を投入している。それも日暮里体育大含めて全チームかなり拮抗していて誰が先着するか分からない。この一点が昇降格争いの趨勢を決めると言っても良いだろう。







【ハーフマラソン】


 こうしてエントリーリストを俯瞰すると、今回の2部は安定したステータスの選手が多くエントリーされたなと感じる。ほぼ全ての選手に標準以上の走りが期待できるだろう。職人大学が今回は珍しく全体的に厳しそうだが、芦ノ湖への振り切りを明言しているところから考えればこれは寧ろ経験の2部として腹を括ったというところだろうか。

 そして前回の堀越を上回る343と言うとんでもないステータスに仕上げて来た日暮里体育大の諏訪。今回は他校の有力な3.4年を概ね一網打尽に出来る点で前回より破壊力は上。更に2年生も中々すごい事になっていて、ダブルで表彰台と言う暴挙も実現するかも知れない。あとは前回種目配置がバチっと決まって見事昇格を手にした鳳凰学院&山之内学院も見応えはありそう。







【総評】

 全体的にハーフに寄ったエントリーとなり、他の部と比較すると学年のバラつきは小さい。前回もそうだったが単純な地力で勝負が決まっていると言えよう。中心軸はやはりと言うべきか日暮里体育大学ではあるのだが、今回10000mに投入した1年生がこれまで以上の大きなアキレス腱になっている所がネック。或いはそこは鼻から1点のつもりで考えている可能性もありそうだが、他6校から混戦を抜け出して更に1年生対決も制して来るチームが現れると、一気にシーソーが傾きそうである。

 そして前述の通り今回の2部はある程度どこのチームにも1部昇格のチャンスがある千載一遇の回である。見ている方は面白いが当事者達は今まで以上に気が気ではない事だろう。