7月18日(土)に待ちに待った雑誌が発売されました。


その雑誌とはベースボールマガジン。なんと一冊丸ごとグラブ特集とのこと。



グラブ限定~ミット不可~-7/18発売

グラブおたくな僕としてはこういう雑誌が月刊になればいいのになぁと思いながらTSUTAYAへ。


米田や山田久志なんかの往年の名選手のグラブから赤星なんかの現役選手のグラブまで。


ミズノ・ゼット・SSK・ローリングスなんかの大手メーカーから、奈良県の地場産業としてのトップマンやロベンクスあたりの取材まで。


丸一日読んでても全く飽きませんでした。


しかし中にはどうしてもつっこみたくなる部分も。




■つっこみ① ゼットの面目丸潰れ



グラブ限定~ミット不可~-片岡モデル

これはゼットから出てる片岡モデルです(片岡はゼットと契約を結んでいます)。


しかし何故かこの雑誌に載ってる片岡のグラブはゼットではなく“久保田スラッガー”でした。


久保田スラッガーと言えば福良や辻、今では坂本や中島と、内野手での使用率が非常に高いメーカーです。


久保田スラッガーを使いたいなら何故ゼットと契約を?


しかも片岡モデルまで作っちゃって…。


しかもこの片岡モデルは、片岡が使ってる久保田スラッガーをそのまま丸パクリしたような形です(細部にいたるまでそっくりそのまま)。


しまいにはこの雑誌で片岡の口から


「ボロボロだけどこいつでなきゃ守れないんです」


「プロ入り後もずっと使っているんです」


「正直今は、これじゃないと試合では守れないという感じです」


あーあ。言ってはならないことをついに言ってしまった…。


これじゃあゼットの面目は丸潰れ。


何よりかわいそうなのは、片岡に憧れ「片岡モデルが欲しい」とゼットの片岡モデルのグラブを買っちゃった子供たちは、この記事を見たらどう思うのでしょう。




■つっこみ② 熱湯コマーシャル


アライバで有名な中日の井端選手。


井端選手はミズノと契約しています。


ミズノと言えば日本でも最大手野球メーカー。内野手に関して言えば「ミズノ派」と「久保田スラッガー派」に二分されると言っても過言ではないほど人気がありますね。


久保田スラッガーと言えば、新品のグラブをお湯につけて揉み込むという「湯揉み」を勧めるメーカーです。


その反面ミズノは「グラブに水分は大敵」というスタンスのメーカー。


ちなみに井端選手はミズノの公式ホームページの「グラブお手入れ法」でグラブの手入れの仕方を紹介しています(以下の内容)。


「僕は普段、試合が終わると、オイル(保革油)が染み込んだ布で乾拭きしています。オイルを塗るのは週に1回ほど。革の状態を見て、かさつき始めたときでいい。オイルの塗りすぎは、グラブの形が崩れやすくなったり、重たくなって、かえって良くない事を覚えておいて欲しい。」


「僕はグラブの場所によって、固形と液体のオイルを使い分けています。最初に固形のオイルをポケットのところに薄く塗ります。ポケットはボールを受けているうちに革が伸びて、シワもできやすいところ。人差し指にタオルを巻きつけて、ポケットの真ん中に向けて拭くようにして塗っています。」


「グラブの周り(外側)は固形オイルを薄く塗った後で、その上から液体オイルを薄く伸ばすようにつけています。紐のところは擦れてカサカサになりやすいので、ここだけは手に直接オイルをつけて塗りこむようにしています。」


「磨くときは絶対にグラブに手を入れてこすること。そうすれば形が崩れないし、自分の手の形になじんでいきます。オイルを塗って手入れをした後は、風通しのいいところにしばらく置いておこう。」


いかがでしょう。


井端選手はずいぶんとオイルにこだわりを持っているみたいですね。


オイルの塗りすぎは良くないと言っておきながら、この文章から察するにずいぶんとオイルを使っているように感じます。


しかし今回の雑誌でのインタビューでは…


Q:新品のグラブをなじませる方法は?
A:まずメーカーさんから届いたときに、熱湯に浸して、一度グラブの油を抜いて、また熱湯に浸して乾かす。こうして僕は使い始めます。


Q:グラブの手入れはどうしてますか?
A:ほかの選手との違いは、油をあまり塗らないことだと思います。試合が終わっても乾拭きする程度です。


え?熱湯に浸けちゃうんですか?しかも二回も?


オイルも塗らない?週に一度はオイルを塗ってるのでは?固形と液体で使い分けてるのでは?試合後はオイルの染み込んだ布で乾拭きしてるのでは?




これを読んだ僕は早速ミズノを湯揉みしてみようと決心したのでした。

内容がマニアックすぎるという指摘があったので、まずはグラブの基本を。


グラブは一般的に牛革から作られています。また中には、手の甲側をメッシュにして軽量化を図ったものや、幼児用のグラブには豚革が使われることもあります。


巨人の内海選手や横浜の三浦選手なんかが使っているグラブは手の甲側がメッシュになっています。


グラブ限定~ミット不可~-内海モデル
殆どのグラブは牛革から作られているわけですが、さらにその牛革にもいくつか種類があり、大きく分けて以下の3種です。


■カーフ
生後半年以内の牛の革です。非常にきめ細かく軟らかいです。


■キップ
生後半年から1年未満の牛の革です。きめ細かさや軟らかさは、カーフとステアの中間です。各メーカーの最上級モデルはこのキップを使っていることが多いです。


■ステア
生後半年以内に去勢したオスで、生後2年以上を経た牛の革です。硬く肉厚で比較的安価なため、最も多く目にする革です。


この3種は覚えて下さい。


また、「硬式用」と「軟式用」では革の厚みが違います。当然ながら硬式用のほうが肉厚な革を使っています。


しかしながら、「硬式用」と「軟式用」という分類は、各メーカーが勝手に分けているだけであって、はっきりとした区別があるわけではありません。あくまで「硬式用」と「軟式用」を相対的に比べたときに、「硬式用」の革のほうが肉厚であるというだけの話です。


軟式用の革は薄く軟らかいため手に馴染みやすいという利点があるので、巨人の東野選手のグラブは受球面のみ軟式用の革を使っています(ピッチャーライナーとか取るときかなり痛いんじゃないかな)。


「硬式用」と謳っているグラブでも革が軟らかければ軟式でも使えますし、「軟式用」を硬式で使っても問題ありません(痛いですけど)。


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気分を変えて今日はウィルソンです。


逆巻きにして湯揉みをしてみました。


今まで何度か湯揉みをしましたが、今回が一番うまくいきました。


ウィルソンというとどうしてもテニスなんかのイメージが強く、日本の野球界では使ってる人はあまり見かけません。


ネット上では「小熊のマーク」と馬鹿にされています(昔のウィルソンは小熊のマークだったのかな?)。

安っぽいってイメージがあるんですかね?


でもメジャーリーガーにはすごく愛用されているんです。


はっきりしたデータがあるわけではないのですが、メジャーでは「ローリングス」「ミズノ」「ウィルソン」「ルイスビルスラッガー」あたりがシェアを占めてるのかな?って個人的には感じます。


ウィルソンのグラブデザイナーの麻生茂明さんは、かの有名な雑誌「NEWSWEEK」の「世界が尊敬する日本人」100人の一人に選ばれているそうで、ウィルソンはアメリカの野球界ではかなり人気の高いメーカーなようです。


実は僕もウィルソンのグラブは大好きで、一時期このイノベーションスタッフというモデルのイエローを使っていました。


革の質感や作りなんかもすごくよかったのですが、野球用品店なんかに行って「グラブはどこの使ってるの?」って話になるとつい「ミズノと久保田スラッガーです。」と答えてしまいます。


「ウィルソンのイノベーションスタッフです!」なんて答えたら、「ウィルソン?マスターベーションストップ?」とかバカにされそうで。


でもこのイノベーションスタッフは作りもすごく丁寧で革もしっとりしてますし、ミズプロなんかと比べても遜色ないと思うんですけどね。


ウィルソン愛用者が日本でも増えてくれればいいのにな。


そういえば今年の春日部共栄のエースはウィルソンを使っていました。


もしかしてみんなけっこうウィルソン使ってるのかな?


僕と同じで恥ずかしくて口に出せないだけとか。