なんだなんだ

また30年昼寝しちゃったよ。


すんません。


やー  仕事忙しくって腹立つことも多くて、なんかねー。

もう前回何書いたんだか忘れちゃったよ。



えっと、そんなわけで

元彼ケンちゃんの店に入った私。


ケンちゃんは、すっかり全体が白髪になり

顔色がよく、なんだかいい人っぽい感じになっていた。

「お、ずいぶん思い切って短くしたな」

私の髪が長かったことは覚えているらしい。

カウンターで私の隣にいた色っぽいお姉さんを私に紹介し

私のことをお姉さんに「この人・・・ ・・・ えっと」

私の名前は覚えていないらしい

やっぱり。

「俺の元カノ」と言いそうになって口ごもったとは、とても思えず。

まあそういうところがケンちゃんらしい。

私も名前を覚えてない元彼がいるから、人のことは責められぬ。

(再会しても確かめられずに終わっているし あせる


いつものエズラを飲みながら、会話はポンポン楽しい。

こういう店は客同士も巻き込んでの会話になるのがいいところ。

ケンちゃんと二人でしっとりやりたかったわけじゃないし。


よく見ると、ケンちゃん、タバコを一本も吸っていない。

そう言えば以前は、毎回非喫煙者の私の前に灰皿を差し出して

「だから吸わないつってんのに」と言わせたものだったが

今日はそれもない。

「タバコやめたんだよ」

へーーーーー。そういうこともあるんだね。

そうか、顔色がいいのはそのせいか。

そういえば店内の空気もいいぞ。昔はけむかったけど。


ややして、壁の一面に新しく取り付けたと思われる液晶ディスプレイ

うん十年前のビデオを再生し始めて

誕生日イベントだとかいうコンサート風景が登場!

某ロッカーの熱烈なるファンであるケンちゃん

前々から歌わせたらかなりのうまさではあったが。

コンサートって。

それも某公会堂でだ。どんだけやねん。

画面で歌うケンちゃん、ギラついている

髪も真っ黒でふさふさで、テッカテカに堅めたリーゼントだが

何しろ目が、眉が、試合前のボクサーのようだ。


うんうん、そうだった。こういう顔だった。

このギラギラした感じが、強烈でよかった。


今のケンちゃん、すっかりいいジサマだよ。

初めて来たのは17~8年くらい前だから

そりゃ当時に比べていい人っぽくなってなきゃ

人としてどうなのって話だが

なんか、きっと今が幸せだからだろうななんてことを思うと

嬉しい気持ちもあり、つまんない気分もあり。


続きはまた今度ね。


あ”~ 

やる気ねー



ってまた30年くらい昼寝しましたとさ。めでたしめでたし。



わりと最近、元彼のやっているバーに行った。

出会うも八卦出会わぬも八卦 vol.8 にてご紹介しております

私をさんざ振り回しやがった&、久々に行ったら結婚してやがった男ね。

結婚なんか懲り懲りだぜ俺はとか言ってやがったわりに。



やがった、やがった言ってるけど

私はこの男が結構好きだ。

今更どうこうなる気は毛頭ないが、それでも大好きだ。

時々「どうしてるかなー」と頭をよぎったりする。

私が初めて「この男の子供を産んだら面白いかも」と思い

「この男が老いて孤独だったら、下の世話でもしてやらんでもない」

と思った、まあ、私的には珍しい心境になった相手だ。




まあ、いいとして。

いい加減酔っぱらった後に行ったものだから

いきなり道を間違えた。

すっかり店がわからなくなり、仕方ないので電話した。


「もしもしー店わかんなくなっちゃったよー」

と名前も告げずにいきなり本題に入る私。

「今どこだよ?」

相手が誰だか聞きもせず俺様口調のケンちゃん。

・・・ ちゃんて年でもないが。

「あそこをこう行ってああ行ってこうだよ。わかる?」

「あ?改札左かー。右に行ってたよ。OKOK」

「OK?はいよろしく」


たどり着いて店のドアを開けると

「お」と私の顔を見て

「・・じゃねえかなーと思ったんだよ。一瞬な」

私の声は覚えていたか。よしよし。

名前は忘れてないだろーな。


さて、100万年ぶりの再会は

この後どうなるのでせうか。



to be continued ...

今年の5月はちっとも5月らしくない。

寒いし天気は悪いし。

新しいPC買いに行きたいのに気分が削がれるな~。



あ、そうそう

「すごいんだから」の中身がどうだったか、書いてなかった。

(初めて読む方は前の前の記事からどうぞ~)


まあ書いてないって時点で想像に難くないでしょー。


そうさなぁー(じぃさんか)

蚊がとまってた、って感じ???


いや、大海に釘とかそういう話じゃなくてね。

あーなんかやってるなー、うるさいけどまあほっとくか。とか

なんかうっとーしぃ・・・とか

いずれにしても、まったくマイナス方向だったね。

どこがどうすごいんじゃ。説明せよ。

私は睨んだとおりだっただけだから別にどうでもいいんだが

大いなる勘違いであることは自覚してほしいと思うんだよ。



しかしだ。

コヤマさんの魅力は、自称「すごい」それではなくて

「その後の甘ったるい感じ」なんだな。

これは意外と、ありそうでないタイプだと思う。

たいてい終わった後は面倒くさいし、我に帰っちゃうけど

彼はその大いなる勘違いの原因でもある、夢見がちな性格でもって

すっかり甘い甘~いコ・イ・ビ・ト♪(by かじひでき)モード

「僕のものだと思っていいの?」

かぁーーーーっ。かゆいよ。

いたす前よりもいたした後の方がメロメロメローな雰囲気になる男

珍しいと思う。


コヤマさんの出勤&私の帰宅で電車に乗った時も

私が他人なら「おえ~ ふざけんな~」と思うような

らぶらぶバカップルなオーラ満載。昼間から迷惑な中年たち。

ばかっぽいよなーと思いつつ

たまにはそういうのもいいだろー、などとニヤニヤしながら帰宅した。



ひと月ほど経って、コヤマさんと2回目に会った。

その日は絶好調だったのだが

翌朝いきなり不機嫌になったコヤマさん。

何が原因だったのかいまだに理解できないでいる。

朝のむくんだ顔がお気に召さなかったのか

いつまでも寝床でべたべた甘えない私がつまらなかったのか

お風呂に入っている間に来たSMヨネダからのメールでも見たのか。

とにかく、お風呂から出ると急にぷいっとご機嫌斜めで

何を話しても返事すらせず布団をかぶっている。

さじを投げた私は「用事があるから」とさっさと帰宅して

それっきり音信不通という不思議な結末となった。

変な男。



1年ぐらいしてからだろうか

コヤマさんから突然メールが来た。

離婚しました、落ち込んで眠れません、だそうだ。

落ち込むも何も、わかってたことだろー。

適当になぐさめる返事を出したが

それに対して何があるでもなく

またしばらくして「昨日は少し眠れました」。

レポート提出かよ。

私はカウンセラーじゃないんだ。

と思いつつ、無難になぐさめる私もいかがなものか。

もちろん、コヤマさんからのメールはそれが最後だった。


甘える誰かが欲しいだけの男というのはいるものだ。



男たちに幸多かれ。

明け方の新宿裏通り

もはや完璧にピカピカの朝になりつつある時刻

コヤマさんと私はタクシーを拾ってコヤマさんの部屋へ。

どんな家に住んでるんだろ。

映像関係というと何かスタイリッシュなインテリアを想像しちゃうけど

目の前のコヤマさんは、むしろ学生さんみたいな雰囲気で

木造アパートの方が似合う。

おまけに1年前まで奥さんと小さいお子さんが一緒に住んでた部屋となると

どうにもイメージが定まらない。

どんなんだろうって、そこに興味津津だったりする私。


さわやかに晴れた朝

酔っ払いでタバコ臭い二人はどでかい分譲マンションの前。

いかにも築浅な、ファミリーな、巨大マンションだ。

似合わないねーコヤマさん


エントランスを入ると管理人さんがいて

その先にまだオートロックがあって

エレベータに乗って

上がって上がって何階だ??

エレベータ降りると、通路をあっち曲がってこっち曲がって・・・

ずらりと並ぶ玄関のドアが、なんとなく恐ろしい。


で、部屋に入ってみて、さらなる違和感が。


玄関に、花柄のマットが敷いてある。

奥へ進むとリビングがあり、大きなダイニングセットとソファがひとつ。

キッチンにはこれまた大きな冷蔵庫。

そのどれもが、少しも、呼吸をしていない。

ごく一般的な家具なのに、妙に無機な、温度のない置物になっていて

少しもコヤマさんという人に馴染んでいない。

まるで主人を失った空き家のようで

コヤマさんはそこに、こっそり棲みついてでもいるかのようだ。


トイレには趣味の悪い造花が趣味の悪い花瓶とともに埃をかぶり

ベッドルームには、内装と釣り合わない「嫁入り道具」的な箪笥が2つ。

そして、あちこちに散在する、幼児向けのおもちゃ。

帰って来ないんだからしまっとけよ

ま、帰って来るのを期待はしてるんだろうけどさ。


しばし観察して、わかった。

コヤマさんの結婚生活は、コヤマさんのものではなかったのだ。

主人公は「コヤマさんの奥さん」だったのだ。

奥さんが何を理由に出て行ったかは知らないが

(コヤマさんいわく「もう僕を好きじゃないみたい」だそうだが)

この部屋で息をしていたのは奥さんとまだ幼い娘さんだけで

コヤマさんはほんの添え物でしかなかったのだろう。

そこに参加する意思がなかったのか

意思はあっても不規則な職業柄果たせなかったのか

おそらくコヤマさんにとって、かなり無理した結果のこの部屋なのだろう。


それにしても、自分ひとりの家になったというのに

ちっとも自分の色が出て来ないままなのは

「何の色も持たない男」ということなのかもしれない。


引っ越しなよ、コヤマさん



あれれ

またしても100万年過ぎてしもた。

人生に費やした時間数で「昨日」という1日を割ると

その人の人生における「昨日」のパーセンテージが算出される。

だから小学生の1日は長いが、40歳の1日は短いのであ~る。

にしても、前記事からの時間は少々長過ぎたかしらん。



ヨネダさんと出会った頃

実は私には別の出会いも会った。

正確には、ヨネダさんと出会った少し後に、なのだが

その人はコヤマさんという、映像関係の仕事をする若者だった。

友達の仕事がらみのお知り合いで

もうお一方お知り合いも混ぜた4人で飲みに行ったのが初対面。

彼は最初、私らと同年代という話だったが

後から聞くと、なんとなく話の流れがそういう雰囲気だったので

そういうことにしてしまったと言うことで、実際は10歳も下だった。

どーーーりで若く見えるって。笑


コヤマさんは、奥さんが幼い娘を連れて家を出てしまい

すっかり別居状態だとのことだったが

仕事柄なのか個性なのか、とても人の夫には見えない

若さ=軽さ=幼稚さのある、それでも十分に魅力的な

かわいらしい男だったので

4人で飲んだ後、2人で飲みなおすことに抵抗はなく

私の音楽の好みを伝えると

それならいい店があると言って新宿の奥の方に連れていってくれた。


入った店は、そのとおり、私の好みの音楽をかけていて

マスターと若い女の子のお客さんがたったひとり、という状況。

あきらかにマスターに気がある彼女と

それを十二分にわかっているマスターとの駆け引きは

かつての私と私を振り回したオヤジのそれを見るようで

耳ダンボで聞きながら、コヤマさんと話し、笑った。


コヤマさんは、話しながらカウンターの下で

私の手に自分の手をからませてこう言ったものだ。

僕、セックスもすごいんだから


ま、だいたいこういうことを言う男ほど、大したことはない。

アホかいなと思いつつ

それでもあんまり可愛いので

「よしよし」な気分で話を聞く。

彼の「つきあってください」という言葉は

まったく薄っぺらくて真に受ける気にはならないものの

まあ、それもいいかと思えた。

明け方の新宿3丁目あたり

小柄でキュートなコヤマさんと私はすっかり恋人モードで

タクシーをつかまえるとコヤマさんの部屋に向かった。

(まったく期待はしてなかったけどね~。笑)


to be continued ...