中国は弱かった。 | araのブログ

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ウクライナ戦争で新しく解って来たことがあります。

 

それは「中国が思いのほか弱い」という事。

 

それはある程度やむを得ない事なのかも知れませんが、商圏

 

を広くとっているために、本来はロシアを強く支持しなければ

 

ならない立場でありながら、それが出来ない、というジレンマ

 

を抱えている事です。

 

既にもうロシアは欧米日本との付き合いを諦めてしまっても

 

良い、という強い姿勢が出来ているのですが、中国はそれが

 

出来ない苦しい立場である、という事です。

 

経済的なインフラ資源そのものは、ロシアと蜜月であれば心配

 

しなくとも良いのですが、販路を世界的に拡大している以上は

 

欧米西側と隔絶する事も出来ないのです、ゆえにどっちも

 

どっちの対応を取るしかなく、優柔不断の政治となって

 

しまっている訳ですね。

 

本来はロシアと共にユーラシア大陸構想の先頭になって活動

 

しなければならないのは自明なんですが、そのどちらとも

 

喧嘩したくは無い、という状況にあるので、結果、外交が弱気

 

に推移せざるを得ないのです。

 

プーチンさんもそれを認めつつも、それでももう少し協力して

 

欲しい願望がありありなのでしょう。

 

軍需で大儲けの米英とアメリカに威張られる日独の構図は共に

 

苦しい立場に追いやられてしまっています。

 

まあ日本の総理大臣がアメリカの意向に沿った人選で行われて

 

いる実情を鑑みれば、ウクライナと事情は同じで大きな顔は

 

出来ません。

 

しかしドイツがダメになれば、NATO、EUのお互いの協力関係

 

にもヒビが入って行くのは妨げられません。

 

フランスにしても然りで、オリンピックを控えているのに更に

 

兵士を訓練でウクライナに送り込むという暴挙は、結局ウクラ

 

イナ兵士たちの厭戦気分から発したものではあるまいか、と

 

私は読んだが正解か?

 

ロシアがウクライナ復興に手を貸すとはとても思えないが、

 

そのツケを欧州が取る事になるしかないのでは、これからの

 

ヨーロッパの大不況は考えるまでも無い。

 

中国、米国も多少の範囲では手を貸す事があっても、あまり

 

あてにされても困るだろう。

 

ヨーロッパはもう乗り掛かった舟なので、一心不乱に助ける

 

必要があるが、関係の薄かったグローバルサウスにまでの

 

応援要請は却って後々グローバルサウスにとってはヤバイ事

 

になりかねない。

 

EUの小国がウクライナを助けるだけの余力がどれほどある

 

のだろうか?疑問符が付く。

 

日本くらいなものだ先手必勝の利得を得ようと運動している

 

のは。