[モスクワ 15日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は15日、ロシアは米国と対話する用意があるが、それは自国の条件に基づく場合のみだと述べた。ロシア通信(RIA)が報じた。
ペスコフ氏によるとプーチン大統領は、ロシアの懸念に配慮する必要性を認識する相手であれば誰とでも協力する用意がある。
また米国の大統領選に関連し、プーチン大統領は、米大統領にはロシアに対してより建設的なアプローチを取る人物が就任することを望んでいるとした。
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私の見解・・・・
超短い文章であるが、ロシアの望みを的確に表現している。
緩衝地、緩衝地帯、緩衝国としてのウクライナ。
それにはモスクワから一定の距離を保つ必要性がある。
何故にそれが必要かと申すと、アメリカ、ヨーロッパには
激しい植民活動や、領地、領域拡大意思があるからである。
それが2014年のウクライナのマイダンクーデターだった
のだから。
どうしてもウクライナが西側へ行きたいのであるならば、
緩衝地は必然である。
又、バルト三国は、ロシアの領地であるカリーニングラード
が、ベラルーシがNATO軍の監視国としての機能を有している
がために、それほど脅威には当たらない。
何れにしても国も社会も「常に防犯する、防災する」という
意識だけは高く持っていて間違いは無い。
クーデターを策謀するような国が現実にあるのだから。
アメリカも弱小国ばかりを相手に戦争を仕掛けて来ていたが、
ロシアという巨大な核大国と戦争するには、その準備を
しっかりと形成も無しにしてしまったのは迂闊で、今更取り
返しが出来ない。