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無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

 総務省が公開している「無線局免許情報検索」が、4月からリニューアルしています。名称が「無線局等情報検索」となり、アドレスもhttp://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=1に変更され、旧アドレス(http://www.info.tele.soumu.go.jp/menkyo/SearchServlet?pageID=0)からは接続できません。

 これまでは、免許した総合通信局を指定してから無線局の種別を指定する必要がありました。免許人が同一でも、総合通信局が変わるとトップから検索しなおす必要があったのです。
 今回のリニューアルでは、トップページで「場所で探す」「目的で探す」「種類で探す」と3つのカテゴリーで検索が可能に。さらに細かい条件で検索するには、「詳しく条件を指定する」をクリックすることで「エキスパート検索」の画面になり、そこから条件を入力することになります。同一免許人が複数の総合通信局にまたがって開設している無線局を検索する場合、1つの画面で総合通信局を横断できるようになりました。
 また、一覧での表示件数は最大100件だったのが、リニューアルで500件に。今までは検索件数が多すぎで表示できなかったのに対し、今回は検索結果が数十万件でも表示できるようになっています。
 ほかにも、以前は検索条件を変更するのに前のページに戻る必要がありました。これが、検索結果と同じページの上部で条件の変更が可能になっています。いろいろ検索をかけたいときには、何かと重宝しそうです。

 ぜひ皆さんもブックマークして、検索をしてみましょう。なお、検索対象外の無線局は、以前と変わりないようです。
 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震、いわゆる東日本大震災は、報道されているとおり各地で甚大な被害が明らかになっています。特に、懸念されていた原発にも被害が及び、福島第1原発の半径20km以内の住民に対し、避難指示が出されました。

 この影響で、3月12日19:46にJJYのおおたかどや山標準電波送信所が停波した模様です。こちらに詳細が記されています。
電波時計の時刻情報を伝える標準電波(JJY)、福島県の送信所が送出を停止

 情報通信研究機構(NICT)は2011年3月12日、福島県にある日本の標準時刻を伝えるための施設「おおたかどや山標準電波送信所」において、電波の送出を停止したことを明らかにした。福島原発に伴う避難指示に従い、3月12日19時46分に停波を実施したという。13日11時45分現在、復旧の見込みは「未定」となっている。同送信所は、福島県田村市と同双葉郡川内村境界付近の大鷹鳥谷山の山頂付近にある。

 一方、JJYの送信元である情報通信研究機構(NICT)のホームページでも、停波の告知がなされています。
おおたかどや山標準電波送信所(40kHz)は停波中です

3月12日19時46分、福島原発に伴う避難命令に従い、おおたかどや山送信所は停波措置を取りました。
復旧の見込みは未定です。
利用者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどお願い申し上げます。

 停波しているのは40kHzの標準電波。九州のはがね山標準電波送信所で送信されている60kHzの標準電波は、通常通り送信されている模様です。 それを裏付けるように、自宅にある4個の電波時計はいずれも本日は40kHzの電波を受信していません。
 今後の復旧の見通しは立っていないとのこと。今後の動向は、NICTのホームページで確認してください。
 すでにご存じの通り、東北沖で日本の観測史上最大となるM8.8の地震が発生しました。「東北地方太平洋沖地震」と名付けられたこの地震、今もまだ余震が続いているほか、大津波警報も発令中です。
 受信機を傍らに置き、常に新しい情報を入手するように心がけましょう。噂やデマに惑わされず、確たる情報を受信機から得て、身を守ってください。
 ついにデジタル化~!!さんから、以下のような情報をいただきました。
下館の方でピー音が聞こえます。
352.5625です。
 水戸線は、現在Cタイプを使っています。確認できた周波数がA3chということは、ついにA3chが導入されるということになるのでしょうか?

 個人的には、仮に水戸線がAタイプになったとしても、A3chにはならないのではと考えます。というのも、この表を見ると、友部で常磐線のD4chと同じ周波数になってしまうのです。
 水戸線をAタイプ化する場合、小山で宇都宮線のD2ch、友部で常磐線のD4chとの混信を考えなくてはいけません。そうなると、混信を避けるにはA1chかA2chのどちらかになるでしょう。
 武蔵野線のように、交差する路線が多いために区間を分けて周波数を切り替えることもあり得ます。ただ、JR他路線との接続が小山と友部だけなので、その可能性は低いといえるのです。
 また、デジタル化した周波数の再編も考えられますが、アナログとの干渉を防ぐために今のような割当になっています。これを動かすには根本を覆す必要があるので、こちらも可能性は低いでしょう。

 いずれにせよ、今後の動向は目が離せません。水戸線沿線の方は、積極的な情報収集が必要といえます。
 ただいま、東京では雪が降っています。今のところ、屋根や車にうっすら積もっている程度ですが、明日にかけて積雪が予想されているのです。
 ただでさえ雪に弱い東京の交通ですから、積もったら混乱するのは確実。ただ、せめてもの救いは明日は3連休の中日です。それでも、影響がないとは言い切れません。

 こんな日は事故を避けるためにも無用な外出はしない方がいいのですが、もしどうしても明日出かけるのなら、鉄道無線やバス無線を活用して運行状況の把握に努めましょう。特にバス無線では、道路の凍結や積雪状況がやりとりされるはずです。
 皆さんも、雪に備えて情報収集に努めてください。
 引き続き、首都圏の鉄道無線の周波数をお送りします。今回は「地下鉄編」です。3年ほど前に「首都圏の地下鉄周波数」と題してお送りしましたが、その後の最新版となります。

  • 東京メトロ・都営地下鉄
  • 番号路線基地局/移動局非常・保守・その他
    浅草線170.0/235.0非常220.0
    日比谷線185.0/155.0非常135.0
    銀座線185.0/155.0非常135.0
    丸ノ内線175.0/145.0非常125.0
    データ100.0
    東西線185.0/155.0非常135.0
    三田線目黒~白金高輪147.82M/143.82M非常151.09M
    保守148.93M
    白金高輪~西高島平147.90M/143.90M非常(150M)
    保守275.0
    保守150.53M
    南北線147.82M/143.82M非常151.09M
    保守148.93M
    有楽町線145.0/190.0非常175.0
    千代田線245.0/190.0非常175.0
    沿線電話196.5
    10新宿線147.96M/143.96M非常151.05M
    11半蔵門線145.0/115.0非常175.0
    12大江戸線147.96M/143.96M非常(150M)
    接近警報399.80M
    13副都心線145.0/190.0非常175.0
    データ205.0

  • 横浜市
  • 番号路線基地局/移動局非常・保守・その他
    1・3ブルーライン175.0/105.0非常120.0
    保守150.53M
    保守365.2625M
    グリーンライン147.8875M/143.8875M非常・保守147.8875M/143.8875M
    ※周波数は「M」はMHz、それ以外はkHz。
    斜字体はデジタル波。
     前回に引き続き、2011年1月現在の首都圏の鉄道無線の周波数をお送りします。今回は、中小私鉄編です。
     関東一都六県のほか、静岡県東部や山梨県までを範囲とします。ただし、ケーブルカーやロープウェイは除外しました。

    会社路線基地局/移動局保守・入換・その他
    りんかい線352.5875/336.0875 
    つくばエクスプレス147.8875/143.8875保守・防護147.8875/143.8875
    東京モノレール147.98/143.98入換(150)
    ゆりかもめ149.07 
    東京都交通局都電151.79保守150.53
    上野懸垂線151.05
    日暮里・舎人ライナー115.0k/213.0k保守149.09
    多摩都市モノレール147.98/143.98保守373.10
    データ352.375/335.875
    みなとみらい線147.90/143.90 
    横浜新都市交通115.0k/213.0k非常245.0k
    保守151.09
    保守151.79
    湘南モノレール151.05 
    神奈川臨海鉄道151.25入換365.175
    入換365.1875
    入換365.20
    入換365.2125
    入換365.225
    入換365.2375
    入換365.2625
    入換365.275
    江ノ島電鉄153.47 
    箱根登山鉄道鉄道線(小田原~箱根湯本・小田急車)147.80/143.80 
    鉄道線(入生田~強羅・箱根登山車)150.23
    伊豆箱根鉄道大雄山線142.90 
    駿豆線151.09
    伊豆急行352.55/336.05 
    岳南鉄道149.19入換149.47
    静岡鉄道373.10 
    富士急行- 
    新京成電鉄147.68/143.68保守148.93
    保守150.37
    防護373.125
    北総鉄道170.0k/235.0k非常220.0k
    銚子電鉄148.93 
    山万152.19 
    小湊鐵道- 
    千葉都市モノレール147.92/143.92防護372.825
    東葉高速鉄道185.0k/155.0k非常135.0k
    芝山鉄道130.0k/180.0k非常143.0k
    ディズニーリゾートライン147.72/143.72データ352.375/335.875
    京葉臨海鉄道149.07
    373.10
    入換365.175
    入換365.1875
    流鉄153.47 
    いすみ鉄道(150) 
    埼玉新都市交通352.5375/336.0375保守373.10
    秩父鉄道149.83/146.64入換365.175
    入換365.1875
    入換365.20
    入換365.2125
    入換365.2375
    入換365.275
    埼玉高速鉄道147.90/143.90連絡468.6125
    関東鉄道常総線149.85 
    竜ヶ崎線-
    鹿島臨海鉄道149.85 
    ひたちなか海浜鉄道148.93 
    真岡鐵道153.29 
    野岩鉄道- 
    上信電鉄149.85 
    上毛電鉄150.79 
    わたらせ渓谷鐵道415.20
    414.425
    414.55
    防護373.275
    ※周波数は「k」はkHz、それ以外はMHz。
    斜字体はデジタル波。
    ※「-」は未使用、( )は使用している周波数帯だけ判明しているもの。
     すっかり鉄道無線ネタもご無沙汰となってしまいました。ここで、2011年1月現在の首都圏の鉄道無線周波数をまとめていきたいと思います。
     今回は「大手私鉄編」と題し、関東の大手私鉄8社の周波数をお送りします。以後、「中小私鉄編」などと続く予定です。

    会社路線基地局/移動局保守・入換・その他
    京急130.0k/180.0k非常143.0k
    保守148.93
    通信142.90
    通信151.09
    電力149.85
    入換373.375
    東急東横線
    目黒線
    147.90/143.90保守150.37
    防護373.425
    田園都市線
    大井町線
    こどもの国線
    147.82/143.82
    多摩川線
    池上線
    147.84/143.84
    世田谷線147.92/143.92
    小田急147.80/143.80保守64.25
    保守64.28
    保守150.79
    保守151.25
    防護372.825
    京王京王線
    京王新線
    相模原線
    競馬場線
    動物園線
    高尾線
    147.88/143.88保守153.65
    入換365.225
    防護373.125
    井の頭線147.86/143.86
    西武池袋線
    有楽町線
    豊島線
    狭山線
    秩父線
    山口線
    多摩川線
    147.72/143.72保守152.19
    乗務員365.20
    入換365.25
    入換365.275
    入換365.30
    連絡149.85
    防護372.925
    新宿線
    拝島線
    多摩湖線
    国分寺線
    西武園線
    147.68/143.68
    東武伊勢崎線
    亀戸線
    大師線
    日光線
    小泉線
    佐野線
    桐生線
    宇都宮線
    鬼怒川線
    147.94/143.94保守151.25
    保守149.09
    防護373.425
    野田線147.86/143.86
    東上線
    越生線
    147.80/143.80
    京成本線
    押上線
    金町線
    千葉線
    千原線
    東成田線
    成田スカイアクセス線(印旛日本医大~空港第2ビル)
    130.0k/180.0k非常143.0k
    保守150.37
    成田スカイアクセス線(京成高砂~印旛日本医大)170.0k/235.0k非常220.0k
    相鉄155.0k/185.0k非常231.0k
    保守149.85
    保守373.60
    入換365.30
    ※周波数は「k」はkHz、それ以外はMHz。
     アルインコDJ-X11を購入して約8か月、今現在も主用機として活躍中です。そんなDJ-X11ですが、JIS第1水準の漢字に対応したメモリーや一部周波数の2波同時受信といった便利な機能がある反面、カブりに弱いといったデメリットも存在します。
     特に、AMで弱い信号を受信したときに、音声も比例して小さい音声になってしまうのです。発売中の『ラジオライフ』2011年2月号でも、信号の強さを調整するAGC(Automatic Gain Control)回路がエアバンドに最適化されていないと指摘。ただ、実際には中波放送など、AMでの受信全般で同様の現象が起こります。

     これについて、こちらのブログで改善策が披露されました。それによると、DJ-X11はACARSの2波同時受信でもしっかりデコードできるように、AGC回路をカットしているとのこと。アルインコのサービスセンターに相談すれば、送料の負担だけでAGC回路を追加してくれるようです。
     AGC回路の追加でACARSのデコードにどのくらいの影響があるのかわかりませんが、DJ-X11でのACARS受信を考えていない人は検討してみるのも手でしょう。私も、正月休み明けにアルインコに問い合わせしようかとも思っています。
     明けましておめでとうございます。

     昨年は、何といっても首都圏のJR列車無線が完全デジタル化してしまいました。列車無線だけならまだしも、同じ周波数帯を使っていた旅客一斉情報まで道連れに。旅客一斉情報は、この1波を聞くだけでJRをはじめとして首都圏の鉄道の運行状況がわかる便利な無線だっただけに、デジタル化は残念でなりません。
     デジタル化したJR列車無線の機能は、現在発売中の『鉄道ジャーナル』2011年2月号で紹介されています。ダイヤが乱れた際、現場の乗務員は新機能を積極的に使っているようです。

     一方、今年は地上波テレビのアナログ停波が控えています。広帯域受信機でも音声だけはワッチできたのが、地デジ完全移行でそれも不可能になるのです。
     そして、気になるのは空いた周波数の使い道。地デジは、UHF帯の13~52chを使います。VHF帯はすべて、UHF帯も最終的に53~62chが空き周波数となる予定です。
     VHF帯には新たなデータ放送が、UHF帯にはワイヤレスマイクが800MHz帯から移行する見込み。特に、ワイヤレスマイクでは遅延を極力なくしたデジタル方式が想定されています。そうなると、空いた周波数にはアナログ音声が割り当てられないかもしれません。

     デジタル簡易無線も、各メーカーから続々と新製品が登場しています。アナログ無線は徐々にデジタル化してしまう状況に変わりはありませんが、それでもアナログ無線がすべてなくなるまでワッチにいそしみましょう。

     本年も、本ブログをよろしくお願いします。