無線室 -14ページ目

無線室

無線通信、特に受信に関する考察、実験、感想などを‥‥。

 3年ぶりの出版となった三才ブックスの『周波数帳2011-2012』。今回は、初めての試みとして周波数データを収めたCD-ROMが付録として封入されています。

 このCD-ROMは、Windows XPでの動作保証がなされているようです。しかし、手元にあるWindowa 7のマシンでも、周波数検索で必要なファイルをHDDにコピーすると正常に動作しました。
 ただし、CD-ROMを投入させたときに起動するプログラムについては試していません。手元にあるWindows 7マシンにはCD/DVDドライブがないため、CD-ROMの全内容をUSBメモリーにコピーすれば検証可能でしょう。
 なお、検証はあくまで「自己責任」で。結果がどうであろうと、本ブログはいかなる責を負いませんのでご了承ください。

 さて、CD-ROMの周波数データはテキストデータではありません。テキストデータであれば、表計算ソフトなどで自由に加工して使うことができるのです。残念なことに、いまいち不便な検索ソフトのおかげで、使い勝手が悪くなっている感は否めません。
 ところが、某掲示板にCD-ROMから周波数データをテキストとしてぶち抜く方法が掲載されました。それによると、CD-ROMにあるファイルを解析ツールで読み込むと、テキストデータが抽出されるというものです。
 早速、私も試してみました。確かに、解析ツールをちょこちょこっといじるだけで、お目当ての周波数データの抽出に成功。中身は、ユニコード形式のCSVファイルです。ただ、拡張子はCSVではないので、探すのにちょっと苦労するかもしれません。
 また、ファイルは30MHz未満、30~10000MHz、10GHz以上の3つに分かれています。ファイル名が連番になっているので、比較的わかりやすいでしょう。

 なお、CD-ROMの解析はライセンス条項に引っかかる恐れがあるため、掲示板のリンクや具体的なツール名は控えさせていただきます。興味のある人は検索してみてください。
 昨日12月23日は、『ラジオライフ』の「東京ペディション2010」が行われました。私も、参加してきましたのでご報告させていただきます。

 今回は、会場を「聖地」秋葉原に移して開催。中央通り沿いの住友不動産秋葉原ビル内にあるイベントスペース「ベルサール秋葉原」で行われました。
 10:30には『ラジオライフ』2011年1月号を持参した人だけが入場できましたが、私が秋葉原に着いたのはちょうど11:00。これでは1月号を持参したのに意味がありませんでした。
 中に入ると、熱気で大盛り上がりの様相に。どのブースも黒山の人だかりになっていました。
 一方、ステージでは危ない?実験やラジオライフ30周年の歴史をひもといたトークショーなど、おもしろいネタが続出。オークションやじゃんけん大会も含め、結局閉場の16:00までいてしまいました。ステージにしろブースにしろ、まさに1日いても飽きないのです。

 来年のペディションは、東京だけで行われるようです。地方ペディがなくなった今、来年は東京ペディが唯一のイベントとなるようなので、何としても都合をつけたいところですね。
 今年のハムフェアで、その姿を現したエーオーアールの広帯域受信機AR5001D。民生用の受信機の最高峰として君臨したAR5000の後継として、注目が集まっています。
 詳細なスペックなどは、現在発売中の『ラジオライフ』2011年1月号で詳しく触れられているので省略します。ただ、この記事にあった「12月上旬発売予定」が、どうも延びているようです。

 先日も秋葉原を散策しましたが、まだ実機を置いている店はありませんでした。また、エーオーアールのホームページにも記述はありません。
 来週12月23日に行われるラジオライフの東京ペディションでエーオーアールが出展するようなので、ここでの実機は間違いなく展示されることでしょう。来場者から、いつ店頭に並ぶのか質問が殺到しそうです。
 前回お送りした羽田空港のTWRの周波数ですが、その後の調査で滑走路の向きで細かく周波数を切り替えていることが判明しました。今回も、滑走路別の周波数を掲載します。
滑走路周波数(MHz)
16R118.100
34L118.100
04118.575
22118.575
16L124.350
34R124.350
05118.725
23124.350

 新たに使用を開始したD滑走路だけ、向きによって周波数を変えているようです。05での運用時は118.725MHz、23での運用時は124.350MHzを使用しています。
 TWRの周波数は、これで確定のようです。
 新国際ターミナルの開業から、国際定期便の復活まで、ここ最近話題に事欠かない羽田空港。特に、国際定期便の復活第1便の座を巡って、日本航空全日本空輸が激しいバトルを繰り広げていました。結果として日本航空に軍配が上がりましたが、その模様はおそらくどこかのテレビでドキュメントとして放映されるかもしれません。
 羽田空港では、D滑走路の誕生で周波数の増波や変更が行われています。以前ご紹介したときには、GNDの割当しか判明していませんでした。しかし、ようやくTWRの割当が判明したのです。

滑走路周波数(MHz)
16R/34L118.100
04/22118.575
16L/34R124.350
05/23118.725

 このように、完全に滑走路別になりました。羽田空港の展望デッキで、目的の滑走路の状況を知るには聞きたいTWRに周波数を合わせればよいことになります。

 さらに詳しい運用は、今後発売の『ラジオライフ』や『月刊エアライン』で取り上げられることでしょう。
 季節外れの台風14号が、関東に上陸する可能性があるようです。関東では、これから風雨が強まるとのこと。無用な外出は避けた方がよさそうです。
 受信機を活用して、情報収集に努めましょう。以下の無線で、通話が多くなると思われます。

  • 消防無線
  • 防災行政無線
  • 鉄道無線
  • バス無線
  • 国際VHF

    ‥‥主だったものは以上ですが、ほかにも頻繁に通話を行う無線もあるでしょう。

     消防無線や防災行政無線では、水防警戒や土砂災害の警戒に関する通話が聞こえてきます。消防無線では、屋根や看板などの落下危険や、川に人が流されたなどの救助活動など、災害の通話が多数受信できるはずです。
     鉄道無線やバス無線では、大雨や強風での運行確認が行われます。特にバス無線では、道路冠水の情報がやり取りされるかもしれません。
     また、国際VHFでは、海上の気象警報が流されます。国際VHFは沿岸部だけしか受信できないと思っている人も多いかもしれませんが、屋外にアンテナを出すなどすれば、海から20km以上離れた場所でも受信が可能です。

     台風の被害を最小限に食い止めるためにも、受信機で正確な情報を入手するのが賢明といえます。
  •  昨日、羽田空港のD滑走路と新たな国際線ターミナルがオープンしました。その模様は、あらゆる情報番組で取り上げられたので、テレビで見た人も多いでしょう。
     新たに滑走路が増えたことで、航空管制も変わっています。周波数は以前お伝えしたとおりですが、周波数の使い方も変わりました。

     D滑走路用のTWRは、118.725MHzです。昨日は34L/Rで着陸、05と34Rで離陸が行われていました。34Rの着陸機と05の出発機が交錯するような状況では、05の出発機に34Rの着陸機が通過してから離陸するよう指示を与えています。
     4本の滑走路を使うことで、管制官に負担も増加しているはずです。羽田空港の敷地内にシミュレーターが設置され、管制官が新滑走路の運用を訓練している模様が「ガイアの夜明け」で放送されました。滑走をが増えたことで、スキルを持った管制官の技量を問われる、複雑な運用といえそうです。

     さらにいろいろな運用変更がありそうですが、今後も調査したいと思います。
     前回から3年ぶりの登場となる三才ブックスの『周波数帳2011-2012』。本日発売となり、早速入手しました!

     本文は1614ページとなり、前回の『周波数帳2008』から115ページも増量。そして、最大の特徴はCD-ROMが特別付録として綴じ込まれています。
     周波数からの検索しかできないようですが、今まで要望が多かった周波数帳のデジタルデータ化にこたえた形となりました。モバイルノートのHDDにコピーしておけば、外出先で周波数を調べたいときに重宝しそうですね。

     ジャンル別では、高速道路無線が削除されました。NEXCO各社や首都高速などがデジタル化したため、ジャンルそのものをカットしたようです。ところが、有料道路は県の道路公社や民間が管理するものもあります。これらは、各種業務無線のジャンルに吸収されてしまいました。
     しかしながら、すべてがデジタル化して久しい警察無線の署活系は健在。確かに、かつてはもっとも人気がジャンルでした。スピード取り締まり波350.1000MHzとカンパニー135.950MHz以外はほぼすべて受信できなくなっても、あえて掲載する必要はあるのでしょうか?
     どうせなら、今現在判明しているAPRの周波数をジャンル別に掲載した方がいいかもしれません。その方が、資料的価値が上がるはずです。実際問題、デジタル化で聞けないのに警察無線の周波数を調べている人がどれだけいるのかわかりませんが‥‥。

     いずれにせよ、「周波数の大辞典」ともいうべき周波数帳の待望の最新版です。ボリュームアップと付録で前回より1000円の値上げとなりましたが、受信活動には必須の資料といえるでしょう。ぜひ、受信機の傍らに常備してみてください。
     イートン社の短波ラジオ「G6 AVIATOR」。このブログでは、前回から、実に1年9か月ぶりの登場です。

     G6 AVIATORは時計が内蔵されており、時刻が設定できます。もちろん、海外への持ち出しも想定しているので、現地のタイムゾーンに合わせれば時差も自動的に設定できるのです。
     タイムゾーンは、電源がオフの状態で「8」キーを長押しすることで設定が可能。画面には「Tzone」と表示され、都市名が3レターコードで現れます。ジョグダイヤルを回すと都市名が変わりますが、並びはあくまでアルファベット順。そのため、目的のタイムゾーンに設定するには、最寄りの都市を選ぶ必要があるのです。
     そこで、タイムゾーン順で都市名を並べてみました。
    表示都市名国・地域UTCとの時差日本との時差
    WLGウェリントンニュージーランド+12+3
    NOUヌーメアニューカレドニア+11+2
    SYDシドニーオーストラリア+10+1
    TYO東京日本+9±0
    BEG北京中国+8-1
    HKG香港中国+8-1
    BKKバンコクタイ+7-2
    DACダッカバングラデシュ+6-3
    DELデリーインド+5-4
    KHIカラチパキスタン+5-4
    DXBドバイUAE+4-5
    JEDジェッダサウジアラビア+3-6
    CAIカイロエジプト+2-7
    PARパリフランス+1-8
    LONロンドンイギリス±0-9
    GMTグリニッジ標準時±0-9
    RIOリオデジャネイロブラジル-3-12
    CCSカラカスベネズエラ-4-13
    NYCニューヨークアメリカ-5-14
    CHIシカゴアメリカ-6-15
    DENデンバーアメリカ-7-16
    LAXロサンゼルスアメリカ-8-17
    ANCアンカレジアメリカ-9-18
    HNLホノルルアメリカ-10-19

     全部で24都市が登録されているものの、人がほとんど居住していないUTC-1、-2、-11は設定できません。その代わり、UTC+8には北京と香港、+5にはデリーとカラチ、±0にはロンドンとGMTになっています。不思議なのが、ロンドンがあるのにわざわざイギリスの標準時であるGMTもあるのです。どうせなら、UTC(協定世界時)にしておけばと思うのですが‥‥。
     なお、G6 AVIATORは時刻と曜日が設定できますが、サマータイムは設定できません。サマータイムは、手動で設定する必要があるのです。
     また、3レターで表示される都市のうち、本来「PEK」となるはずの北京が「BEG」となっています。英語圏では、やはり「Peking」よりも「Beijing」でないとピンと来ないのでしょう。

     今後も、G6 AVIATORのTIPSをお届けする予定です。
     10月21日に、D滑走路と新国際線ターミナルがオープンする羽田空港。飛行場管制の周波数も、それに伴い一部変更になります。
    セクション周波数(MHz)運用時間
    東京APP119.100※
    119.400
    119.700
    124.400◎
    127.700◎
    261.200◎
    121.500★
    243.000★
    24時間
    東京RDR126.500
    236.800
    261.200
    121.500★
    243.000★
    120.200◎
    120.600◎
    125.525◎
    125.800◎
    362.300◎
    24時間
    東京DEP126.000※
    120.800
    127.600
    121.500★
    243.000★
    124.200◎
    119.600◎
    24時間
    東京TCA124.750
    256.100
    8:00~21:00
    119.450◎
    246.100◎
    8:00~19:30
    東京TWR118.100※
    118.575
    118.725
    124.350
    118.800
    126.200
    236.800
    121.500★
    243.000★
    24時間
    東京GND121.700
    118.225
    121.625
    121.975
    24時間
    東京CLR121.825※
    121.875
    24時間
    東京ATIS128.80024時間
    東京RDO10.048◇24時間
    ※は主用波。
    ◎は成田空域で使用。
    ★は非常用。
    ◇はHFならびにセルコールチェック用。

     ここで大きく変わるのは、GNDの周波数。新たに2波が割り当てられ、これまで東側・西側と使い分けられていたのが細分化されることになるのです。言葉では説明しづらいので、以下に図を示します(出典:AIP JAPAN)。

     いよいよリニューアルまで1か月。受信機のメモリーを書き換えて、その日に備えましょう。