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本日モ晴天ナリ (とけいのじかん)

趣味のイラストを添えて、風の向くまま気の向くままに、思いついたことを書いていきます。

 

とけいのじかん5

画材のゆくえ

 

先日、ケント紙という画材を買いに北海道では名の通った複合商業施設へ車を走らせた。

ケント紙というのは一般的な画用紙に比べて表面の凹凸が少なく硬めにできている。

さわるとツルツルした手触りだから知らない人でもすぐに分かると思う。

この紙の利点は鉛筆でシャープな線を描ける上に、少しくらい消しゴムをかけても表面が毛羽立たないことだろう。

鉛筆やペンを使った細密画に向いている。

今でも漫画の原稿用紙に使っている人も少なからずいるのではないだろうか。

ただし、ふつうの画用紙に比べると、水をはじくし染み込みにくいから水彩画には必ずしも向かない。

それでも、絵の具の染み込ませ方に慣れるとかえってきれいに仕上げられる。

 

ところが今や田舎の文房具店では、このケント紙を取り扱っていない。

仕方がないので車で小一時間かけて複合商業施設内の画材コーナーに買いに出かける。

アマゾンで取り寄せてもいいのだが、できれば他の画材も見たいので、わざわざ足を運んでいる。

実際に手に取ってみなければ分からないことが多いのは時計も画材も同じだからだ。

ところが半年ぶりに訪れてみたら画材の品揃えが一目で分かるほど減っていた。

確かカラーインクも取り扱っていたはずなのだが止めてしまったようだ。

そのうちに画材コーナーそのものが無くなるかもしれない。

 

紙や布製のキャンバスに絵の具で絵を描く人が減っているのだろう。

今はデジタルで管理する世の中だから売れない商品はあっという間に店に置かなくなる。

何といっても絵もパソコンで描く時代になった影響が強いのかもしれない。

私も一度ならず描画ソフトの購入を検討したが止めている。

どうせ、そのソフトを使いこなせるようになったころには、新技術が開発されて、あっという間に時代遅れになるだろうと考えたからだ。

 

それに機械式時計だって、いずれ絶滅すると言われた時代もあったが、その後復権し21世紀の今では高級腕時計は機械式に席巻されたという例もあるではないか。

紙に絵を描くことが見直される時代だって訪れるかもしれない。

とにかく皆そろって同じ方向になだれ込むのは危険だ。

歴史には、そうして失敗した話が山ほどある。

一人くらいローテクで頑張って絵を描き続ける人間もいるべきだと自分に言い聞かせている。

 

もちろん鉛筆を小刀で削る作業や実際に紙に向かって絵を描くのが楽しいからということもある。

何より安上がりだ。

紙と鉛筆だけあれば何時間でも楽しめる。

他の趣味ではこうはいかない。

それに大好きな女の子の写真をしげしげと眺めて、上手に描けたら一人悦に入ることもできるというのだから“一粒で二度おいしい”。

そんなわけで私にとっては水彩画と機械式時計はアナログ趣味のセットになっている。

どちらも電力を必要とせず環境にやさしい。

(`・ω・´)b

 

 

 

機械式時計と言えば、お気に入りのセイコー5

私の腕に馴染んでとても使いやすい。

個人的には完成度の高い自動巻き腕時計の一つだと思っている。

何といっても安いのは大好きだ。

アナログ万歳\(^o^)