とけいのじかん
ユミさんとニバフレックス
わたくし、不肖、時計マニアの端くれでござんす。


ですが以前も記事にしたことがありますが、
レディースモデルにはとんと興味があらしまへん。

その後も気にかけてはみるのですが、
レディースモデルの広告等を見ると時計よりも
モデルのお姉さんに興味津々でごんす(笑)
(ただのむっつりスケベでないかい…)


実は、前回購入したマーベルですが、
ユミさんにもおススメできないかと考えていますただ。



まず、第一にサイズですね。
縦 約36㎜ (ラグを含む) 横約31㎜ (リュウズを含まず) ラグ幅16㎜
ですから現行レディースモデルの平均よりも少し大きいくらいです。
それに昨今の“デカ厚ブーム”の影響か、
女性もメンズ腕時計を身に着けているのをよく見かけますから
サイズ的には全く問題ありません。


第二に、時計店の店員かつ時計マニアという設定ですから、
“国際競争力を持ちえた初の国産腕時計ともいえ、
その後の国産腕時計産業の隆盛の象徴的な製品とな”る「マーベル」を
自分でメンテナンスし愛用している可能性はありますし
説得力があると思います。
(国産腕時計 クラウン クロノス マーベル P151より引用しています)


第三に、文字盤デザインです。
とびアラビア数字のインデックスは愛嬌がある
ユニセックスなデザインですから
男女の別を問わないでしょう。


第四に、
(これが一番肝心な点なのですが)
文字盤の“NIVAFLEX”という表記です。
※1 ちなみにNIVAFLEXとは、機械式時計のゼンマイに使用されている
“ニッケル・クロムにコバルト、モリブデン、ベリリウムなどを添加した
白色特殊合金”のことだそうです。



それ以前は、“炭素鋼ゼンマイ(いわゆる鉄ゼンマイ)”が
主に使われていたそうです。
難しい説明は専門家にお任せしましょう。
ニバフレックスで検索すると詳しく説明している記事がありますよ。


要するに“NIVAFLEX(ニバフレックス)”とは、
丈夫で切れづらいゼンマイを謳(うた)っている訳ですね。


そこで!
と~ってもキレやすいユミさんに
言霊(ことだま)的なおまじないにならないかと
閃いたのでありまする!!



では、さっそく実験してみましょう。


まず、こんなイラストをUPしてみます。
※

次に、
ユミさんの頭に“NIVAFLEX(ニバフレックス)”のゼンマイを捲いて
“ニバフレックス”と心の中で繰り返し唱えて頂きましょう。


果たしてその効果のほどは











全く意味がありませんですた。


※2 ハイッ、ちょっとHなイラストが描きたかっただけです

※3 これは“NIVAFLEX(ニバフレックス)”の
誤用です。
良い子の皆さんは決して真似をしてはいけません!


(誰もおらんよね~)

毎度の冗談はさておき、
実際に現行モデルと並べて比較するとこれくらいサイズ感が違います。
数字で比較するよりも一目瞭然でしょう。

それでも戦前から戦後にかけて発売されていた腕時計と比較すれば
少し大きめです。
マーベルが発売された1950年半ばには既にケーサイズは大形化する傾向に
あったからだそうです。
実際、1960年代に発売されていた他の国産腕時計と比較しても
その違いが分かると思います。

更に近年の“デカ厚ブーム”に乗って腕時計は大形化していきます。
実用面で考えると、昨今の大きな腕時計は使いづらいと私は思いますが、
腕時計そのものが実用品というよりも、
その人の個性を象徴するファッションアイテムの一つとして
位置付けられてきているので、ある意味必然的な流れなのかもしれません。
ですが、長袖のシャツにはこのマーベルくらいのサイズは
案外手頃で使いやすいです。
腕元で邪魔になりません。
