とけいのじかん
カモネギがゆく?
~いろいろな店員さん~
その3
さて、キリが無いのでそろそろお終いにしましょう(笑)
今回は私が出会った時計店の店員さんのワーストとベストを
御紹介しようと思います。
まずワーストからです。
それは、今年の春先に訪れたある時計店での出来事でした…。
その日も私はお目当ての時計を実見するべく時計店に乗り込んだのです。
ですが、お店の入り口近くのショーケースに並んでいる海外製と思われる
フルスケルトンタイプの機械式腕時計に、ふと目がとまりました。
これはお目当ての時計ではありません。
セミスケルトンタイプは持っていますが、
フルスケルトンタイプは未だ所有したことがありません。
こうしてガラス越しに見る限りではなかなか綺麗な仕上がりです。
やはり、視認性は良くありませんが、
内部の歯車が並んで動いている様子が見えるのはメカ好きの心をくすぐります。
ですが海外製の安価な機械式時計の場合は
メンテナンスなどのアフターサービスがきちんと保証されるかどうか微妙ですから、
二の足を踏んでしまいます。
実売価格が3万円前後ですから悩むところです。
そこへ女性の店員さんがやってきて声をかけてくれたので、
私は「この時計のネジは店員さんが巻いたんですか?」と
リュウズを巻く動作をしながら聞いてみました。
別に深い意味はありません。
ディスプレイ用の機械式時計として、
時刻もきちんと合わせてあるのに感心して尋ねてみただけです。
すると…、
「これは自動巻きですから振って巻くんですよ」
とわざわざ教えてくれました。
しかも言外に「機械式時計のこと知らないの?」といった
侮蔑の雰囲気を漂わせながらです。
じゃっかん話しが噛み合わなかっただけかもしれません。
ですが、私も時計好きのはしくれです。
自動巻きと手巻きの違いくらいは分かりますよ(苦笑)
当時すでに、手巻き×3 自動巻き×4 自動巻き(手巻き付)×8
クォーツ×2 電波ソーラー×1 という数の時計を所有していたくらいですから。
ですが、そのフルスケルトンモデルについて知識が無かったことと、
私の目線よりも少し高いところに展示してあり、
約1メートルほどの距離があったので
流石に自動巻きか手巻きかの区別まではつきませんでした。
(手に取ってみれば一目だったでしょう)
しかも! その日私が身に着けていたのは、オリエントスター WZ0231DKです!!

仮にも時計好きや職業柄時計に詳しい方なら、
このモデルを身に着けている相手が時計にこだわりのあることは
すぐに分かると思います。
その日、私は袖の長い服を着ていましたので腕元は見えませんでした。
ですが、もう少し注意深く観察すれば、
何がしかこだわりを持っていそうな雰囲気を察することができたはずです。
そう言った意味ではこの店員さん、かなりうかつでした。
実際、私は店員さんのあの一言で件(くだん)の時計を
買う気持ちが失せてしまったからです。
一番のこだわりのポイントをスルーされてしまったので
一瞬で気持ちがなえてしまいました(苦笑)
この時計店では他の店員さんに、さほど不快な思いをさせられたことはないので
今後も訪れることでしょう。
ただし、あの女性店員さんの案内だけは金輪際ご遠慮させて頂きます!
ですが、
時計に興味の無い方や、時計店の店員を始めて日の浅い方からは、
「腕元の時計が見えないのに相手が時計好きなんて分からないでしょう!」
という御意見もあるかと思います。
しかし、そんなことはありませんよ!
そこで今度は、私が出会ったベストな店員さんの例を御紹介しましょう。
この方との出会いは、10月3日にUPした記事「ショックな出来事3連発!」で
オリエントスターの仕上げの違いについて御紹介した時計店です。
いつものように個性的かつ経済的(※ただの安上がり)ないでたちで、
昼行燈よろしくボヘ~ッと時計店を訪れました。
もちろん季節は秋でしたから長袖を着ていました。
ショーケースに並んだオリエントスター・シリーズを眺めていたら、
50代くらいの男性店員さんが声をかけてきました。
正直これまでの経験から時計店の店員さんの眼力を少々侮っていました。
ところが、開口一番この店員さんに、
「お客さん時計好きですね」
とズバリ見抜かれました!
更に
「いくつか時計をお持ちでしょう?」
と指摘されてしまったのです。
これは本当に御見それしました。
私が時計を眺める後姿から、そこまで分かるものなんですね。
鋭い眼力を持つプロフェッショナルな店員さんもいらっしゃるんですな~。
続いて
「よかったら今日身に着けていらっしゃる腕時計を見せて頂けますか?」
と尋ねられたので、
もう私なんか一も二もなく、ささやかなる自慢の腕時計を差し出してしまいますた(笑)
その日身に着けていたのは“OLYNPIAORIENT WEEKLY”でした。
新旧オリエント揃い踏みです(笑)

これには店員さんも少し驚いていましたね。
その後、オリエントスター談議になったのですが、
それは以前の記事で御紹介しています。
帰り際に名刺も頂き丁寧に挨拶をして頂きました。
この方は本当にプロの店員さんだと思います。
さて、いかがでしたでしょう。
私のような時計好きなら「あるある(笑)」と共感して下さった方もいるでしょう。
或いは「いや もっとひどい店員に出会ったことがある」とか
「もっと優れた店員に出会ったことがある」という方もおられるかもしれません。
もしも、現役の時計店の若い店員さんが、
この記事を読むことがあり参考にして頂ければ望外の喜びです。
お終いに私が時計店を訪れるときの必需品を御紹介します。

この3点です。
実は私がネット通販で時計を購入した場合も同様に、
白手袋をはめてクロスでフキフキしながらルーペで念入りに検品します。
ましてや時計店のショウケースに並んでいる商品を大切に扱うのは当然ことです。
ところが、ある若い女性店員さんに
「お客さんみたいな方ははじめてです」と驚かれてしまいました。
私も以前は素手で触っていたのですが、何時の頃からか習慣になっています。
ひょっとすると本当に珍しいのかもしれませんね(汗)
それはさておき、
全国の時計店の店員さん、
この3点セットを用意して、しげしげと時計を眺める怪しい中年男の客が来たら
用心してください。
それは、ひょっとするとAR7ことヘン○イ時計マニアの私かもしれません(笑)
こいつはケチですから、まず店頭で衝動買いはしません。
せっかくのセールストークの努力が水の泡になるでしょう。
こんな怪しい客が来たら、まず放っておくのが上策です。
また知ったかぶって妙なことを口走ると、
私も大人ですからあからさまに文句を言ったりはしませんが
内心では苦笑しています。
気をつけましょうね。
逆に素人の私が知ったかぶってアホなことを言ってしまったら、
心の中で笑ってやりましょう(大爆笑)
