フォント"sans-serif"って? | わかる!役立つ!感動のPCトレーナーを目指して

わかる!役立つ!感動のPCトレーナーを目指して

良いパソコン講習とは、次の3つが必要と考えます。
①わかりやい
②受講者のニーズにズバリ合っている=役立つ
③講習が終わった後に小さな感動がある
そこで「わかる!役立つ!感動のPCトレーナー」を目指して奮闘する日々を綴ることにします。

 HtmlやCSSでフォントを指定するときに、"serif"と"sans-serif"というのがある。

"serif"(セリフ)というはとは文字のストロークの端にある飾り(ヒゲ)のことを指す。

<sans-serifフォント>
London Underground

<serifフォント>
London Underground


 セリフ"sans-serif"はセリフが無いという意味。"sans"とはフランス語で「~無しの」という前置詞で、国境なき医師団は"Médecin sans frontiers"と言う。

 フォント"sans-serif"を作ったのはエドワード・ジョンストン(Edward Johnston, 1872年 - 1944年)という イギリスの工芸家、タイポグラファー(書体デザイナー)で、ロンドンの地下鉄の駅名等の表示に使われていたフォントを開発するなど、校正のデザインに多大な影響を与えている。"sans-serif"は1980年代頃までロンドンの地下鉄のさまざまな場所で使われていたそうである。

 ちなみに今のロンドンの地下鉄で使われているフォントはNew Johnston(ニュー・ジョンストン)と言われ、デザインしたのは河野英一さんという日本人のデザイナーである。


 河野英一さんはWindows Vistaから使われているフォントメイリオを作った人である。メイリオというのは、ギリシア時代の神様の名前か何かかと思っていたら、「明瞭」をエキゾチックな響きにしたということである。


 一方、エドワード・ジョンストンは、ウルグアイのSan José(サン・ノゼ)生まれ、でもこれは"sans-serif"とは関係ないみたいである。

AD