今年の春真鯛はぶっちぎりで悪いぞ | Aquariusのブログ

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 30年も前の話だが、瀬戸内海は冬でも水温が下がりきらないので、真鯛が越冬と産卵をするために冬でも真鯛が良く釣れた。雪が降りサビキを巻く腕に積もるくらいに寒くても、16時を過ぎると船が減りベイトが浮いてきて真鯛が釣れるのだ。当時はディーゼル艇がほとんどだから、この時からいつかは船外機艇にしたいなと思っていた。

 

 2月下旬くらいの水温10度の状態で、運と腕が良ければ船のいけすが真っ赤とか良くあったのだ。それからイカナゴが共食い(親が産卵してそのまま居付き孵化した新子を食べてしまう)するようになり、冬真鯛が駄目になってのっこみの春真鯛を狙うようになった。この頃でもベイトはイカナゴで仕掛けはサビキ。

 

 その後は冬真鯛はもうほとんど釣れなくなり、魚探は謎のベイトで真っ赤なのだがサビキには1日ノーヒットという状況が続いた。そして真冬からのっこみを鯛ラバで狙うようになってきて、最近では真冬でも鯛ラバのアクションで食わせる釣りが主流になった。サビキ組は冬から春までほぼノーヒットだ。

 

 地球温暖化のせいか毎年水温が上がってきており、今年はなんとほとんど10度を切らない(例年8度くらいまで下がる)状況だった。そのせいかどうかは知らないが、12度まで上がってきたいま現在、とにかく真鯛がいないのだ。たまに釣れると尻尾が白いのでのっこみ時期なのは間違いないが、ぺちゃんこに痩せていて見ていて哀れだ。

 

 定置網にも真鯛はほぼまったく入っていないようだし、庵治では去年問題になったクロマグロが10kgくらいまで育って飛び跳ねているらしい。いま海に出て釣れるのはマゴチとアコウくらいのもので、どちらも産卵期だから痩せていて美味しくない。肝心の真鯛はたまに上がるが、これも痩せていて最悪だ。

 

 今日は久しぶりに海に出る気が満々だったのだが、昨日の情報のあまりのひどさに諦めて見送った。なんたって遊漁船がお客に「やめようよ」と言うくらいなんですよ。結果、うちのマリーナから出た4艇がほぼ完全なボウズで、コージさんの港でもまったく駄目の撃沈。毎年、今年は悪いを言い続けているけれど、水温12度まで上がってこういうのは初めてだと思う。

 

 土日あまりに暇でストレスマックスだったので、2つのバッテリーのパルス充電と船洗い(ハルまで全部)とワックスアップをやりました。今週末もし凪ぐなら何としても出ようと思います。