最新のトヨタのHV車のバッテリー上がり頻発事件 | Aquariusのブログ

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 新型プリウスやアルファードなどの最新鋭車両で、買って間もないのにバッテリー(HV高圧バッテリーではなく12Vの補機バッテリー)が上がるという事例が頻発している。僕もついこのあいだVWのサービスで聞いて初めて知ったのだが、最近の車はエンジンオフにしてから数分間掛けてCPU類をシャットダウンするのだそうだ。

 

 僕が気付いたのは純正TVのチューナがハングする(ぼろい!)ことで、エンジンを切ってしばらくしないと再スタートしても直らないのだ。この時間がだいたい1分半くらいで、1年点検のときにディーラーのメカさんに聞いたらそのCPUを時間掛けて終了させているという話を聞いた。

 

 問題なのはそのシャットダウン時にスマートキーを持ったまま車のそばにいると、車側でシャットダウン出来ずにずっとCPUが動きっぱなしになるということだ。例えば、車を停めてそのまま洗車をした場合や、コンビニに着いて駐車場でエンジン切ってそのまま車内にいるときなどが問題になる。

 

 ここで、最新のトヨタ車での通常のシャットダウン(エンジンを切り車から降りてスマートキーの検知圏外に出る)の場合の消費電流のグラフを見て貰おう。

 

 

 なんとまあ、最初の1分は3.5Aから1Aも食い続けているのだ。これはスマートキーが圏外にあるときの話で、例えば車内にいれば250mAをずっと食い続けていると思われる。最近の車は充電制御でバッテリーがなかなか回復しないから、このあと30分くらい走らないとこの消費分は充電されない。

 

 車から降りてとっとと離れてやらないと、車のCPUはおちおち寝てもいられないのだそうだ。調べたところうちのVWパサートもドアロックから3日経たないと完全に電源が切れないそうで、世の中は進化したのかそれとも馬鹿になったのか良くわからない非常に微妙なところだ。少なくともこれを知らないで乗っていると、新車なのにバッテリー上がりを食らってしまう。

 

 トヨタ車の場合、家に帰って車から降りるときは「節電モード」でロックすることを強くお勧めします。