昨日、志度マリーナの桟橋に、ずいぶん懐かしい90年代のハトラス45が繋がれていた。挨拶して話を聞いたら和歌山から買ってきたそうで、屋島マリーナに置くそうだが船台が合わなかったので志度に来たとのこと。昔乗っていたバートラム37と同じ時期の船で、エンジン音を聞けばGMの6V92で間違いなし。
艤装は昔のカジキ釣り仕様で、RUPPの2スプレッダーのアウトリガーにセンターリガーも付いていた。外観はまあそこそこ綺麗だがエンジン換装含めてぱりっとやり直すなら4桁万円確定で、金持ちの道楽なら走れば良いのだろうがちょっとエンジンやるだけでも数百万円オーダーだ。
この時代のハトラス45はほとんどの船がエンジントラブルだらけで、それは太くて重い船体に排気量が小さい6V92TA/550PSを積んでいるから。45ftで重さ20tに550PSなら巡航21Knが良いところなのに、トーナメントや遠征でスロットルを開けるから過負荷でエンジンを壊す。せめて8Vならまだマシだろうが、エンジンルームの前後長が足りなくて入らない。
いまだにこんな時代の船(失礼)を買う人がいたんだなあ。