地震に関してのリスクの話 | Aquariusのブログ

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 突き詰めて書くとあまりにリアルなので、今日はざっくり正月の地震のリスクについて書いてみよう。まずは元旦に起こった地震に絡めた話で、ごく普通に掛けている地震保険はどの程度のお金が出るのかだ。ローンで家を買っている人は住宅総合保険に加入させられているはずだから、これなら全壊してもほぼ査定というか残債の全額が降りる。

 

 問題なのは、全壊の家屋を除去して同程度の家を建て直した場合、保険の査定額ではまったく全然足りないということだ。降りる金額は例えば借地に家を建てて住んでいたら、更地にして地主にお返しするくらいの金額だと思って間違いない。僕もいま住宅総合保険に入っているが、次の更新(保険は5年)には地震保険だけに落とそうと思っているほど掛け金が高い割に補償が低い。

 

 こういう災害でいちばん被害が大きいのは賃貸物件に住んでいた高齢者で、住んでいたところが壊れて住めなくなったら他を探さねばならないが、例えば70歳以上の独居だった場合には民間のほとんどの賃貸物件で入居を断られると思う。たとえ年収千万超えでも、家賃3万円台の築古アパートだったとしてもだ。

 

 でももしも自分がその大家だったとしたら、それは当然の選択だと思う。突然死されたり認知症になったり家賃が途絶えたりするリスクを考えれば、4年で出ていく大学生や幼い子どもを抱えたファミリーを客にした方が絶対に良い。現実的にいま都市部では65歳以上の独居賃貸がかなり難しくなっており、普通に街中の不動産屋に行ったらたぶんかなり苦労する。

 

 余談だが、たとえば津波で自分の船が流されたらどうなるかだが、漁船の場合は償却後の金額が補償される(自動車の損保と同じ考え方)のに対し、プレジャーボートが船体保険に入っている場合は天災免責なので補償ゼロだ。東日本大震災で僕の知り合いのクルーザーがいくつも流されたが、そのときの話はとびっきりなのでまあ酒を飲んだ時にでも笑。マジですげーよ。