犬小屋より移植記事
前回作った滝のある風景のMarkⅡが完成しました。
👆この滝を、落下途中で岩にぶつかって流れが分かれるのを表現してみようと言う事でシーン改造することにしました。
で、この滝のある風景を作るにあたって、どうやって作ってたのかの流れを簡単に紹介したいと思います<(_ _)>
Lightwave3Dでこんなモデルを作成しています。舞台のセットを作るようなもんです。
水面部分となる平面は別レイヤーで保存。マスクデータとしても使うので。
流れ落ちる滝はこんな板ポリゴンで十分。テクスチャーアニメで処理できるので。
全部合わせるとこんな感じで構築できます。
これらのデータをobj形式で出力し、AfterEffectsのエレメント3Dで読み込んで使います。
Element3D上でテクスチャーを貼り付けます。木は全部ペラっペラの板ポリです。
そして色々となんやかんややって、こんな感じで完成にもっていきます。
水面の処理もちゃんと水中の石とかが揺らいで見えるようなのも作ってコンポジットします。
水面の反射光とかも別で作ってコンポジット。空の素材も追加。
流れ落ちる滝がテクスチャーアニメだけだとショボいので、Particularで補助。
岩に当たって分かれるので、Particularのエミッターも複製してずらして配置。しかし手前にあるはずの草よりも飛沫が手前に来ている。まあParticularによる飛沫の表示座標はElement3Dの空間と違うためにどうしてもこういう事が起こる。
なので、最初のシーンのレイヤーを使って飛沫の貫通をマスキングする。これで基本構成は完成するが、これだけだと普通です。
ちゃんとエモく感じさせるような処理は入れなければ作品としてイマイチなのでね。
これで完成👇
このメイキングの流れをgifアニメ化しました。
では、完成した作品をご覧ください。
別カメラで。
今回のチャレンジで、だいぶ制御が改善されたんだけど、さらに諸問題が噴出。まだまだだなぁ。別カメラのように近距離だとParticularが水面を滑りまくってるのが丸見え…
まあ物理演算が簡易なのでこれはしょうがないんだけどね…だからあまり接近したカメラだと残念なシーンが見えてしまうんだが、こういうのはね、簡単にはいかんものなのよ。
まだまだ研究、研鑽が必要だなぁ…