先週辺りから玄関や
ピアノのある部屋では
クリスマスの飾りつけを
しています。
そうなると
いよいよ年末に向けての
準備もしなければ
今日は残りのエアコン掃除でも
しようかしらね。
では本日分をどうぞ
ヴェーベルン(アントン・ヴェーベルン；Anton Webern)1883年12月3日～1945年9月15日(享年51歳)
オーストリア；クイーンズ
作曲家。管弦楽の為の《パッサカリア》、弦楽三重奏曲など
新ウィーン楽派と呼ばれた一人です。
他にはシェーンベルクベルクなどがいます。
貴族のため正式な名前は
アントン・フリードリッヒ・エルンスト・フォン・ヴェーベルン
(「フォン」が入るとほとんど貴族出身)。
けれども本人はあまり好きではなかったようで、
ミドルネームは使いませんでした。
音楽愛好家の家庭に育ち、
1902年ウィーン大学で音楽学を学び、
その2年後にはシェーンベルクに師事しています。
そのためか後期の作品は12音技法を使ったものもあり、
後のブーレーズやシュトックハウゼンらに影響を与えています。
しかし彼の作品は退廃芸術として
ナチスからレッテルを貼られ、
作曲や演奏活動をすることが困難になります。
また終戦後も、彼の娘婿が元ナチ親衛隊で
闇取引に関わっていた事から、
ベランダに出てタバコを呑んでいるところを
取引現場と誤認した兵士により射殺されてしまいます。
ところでお時間のある方は是非彼の写真でも見てください！
ものすごくいい男です！(かなり余談ですが)
ニーノ(ニーノ・ロータ；Nino Rota)1911年12月3日～1979年4月10日(享年67歳)
イタリア；ミラノ
作曲家。
「フィレンツェの麦藁帽子」、
映画「甘い生活」「崖」「太陽がいっぱい」
「カサノバ」「ゴットファーザー」など
クラシックでも活躍しましたが、
主にフィデリコ・フェリーニ監督映画作品の
劇半を担当することも多かったようです。
彼は幼少時からその才能を発揮した人物で、
11歳でオラトリオを、13歳ではオペラを作曲しました。
音楽教育はミラノ音楽院、
サンタ・チェチーリア音楽院で学んだ後、
アメリカへ渡ってカーティス音楽学校で
更に学んでいます。
そこを卒業後に音楽教師を勤めながら
作曲家としても活動を始め、
映画音楽は1942年ごろ手掛けたとされています。
彼の代表作「ゴットファーザー」の「愛のテーマ」は
普通でない車やバイクを乗る方たちの
クラクションにもなっていますね(笑)
生涯独身だった彼は67歳のとき、
心臓発作でこの世を去っています。