音楽祭の疲れもあって
少しお休みさせていただきました。
これからはほぼ毎日アップします。
では今回も長いですが
本来の記事をどうぞ
クープラン(フランソワ・クープラン；François Couperin)1668年11月10日～1733年9月12日(享年64歳)
フランス；パリ
作曲家。クラヴサン曲集、トリオソナタなど
日本でクープランというと彼のことですが、
叔父と区別するためなどから
「大クープラン」と呼ばれることもあります。
クープラン家は代々パリのサン・ジェルヴェ聖堂の
オルガニストを務めていましたが、
父親が11歳の時に亡くなると
彼が18歳になるまでは
別の音楽家にその地位を譲っています。
また彼はルイ14世に見出されて常任オルガニストとなり、
ヴェルサイユ宮殿に迎えられます。
そして健康を害して娘に譲るまで続きました。
またクープランというと
ラヴェルの「クープランの墓」を思い浮かべる方も多いはず。
この作品はラヴェルが第1次大戦の前と後に書いたもので、
友人の死に対しての追悼の意味を込めて作曲したものです。
(ラヴェルはフランス陸軍で
トラックの運転手などをしていたそうです)
もちろん中世の作曲家に対する畏敬の念もあるかとは思いますが、
同じ時期に母親の死にも直面したというのも
無神論者であった彼が死を考えた作品とも言えるでしょう。
モリコーネ(エンニオ・モリコーネ；Ennio Morricone)1928年11月10日～(現在88歳)
イタリア；ローマ
ミュージシャン。
映画「サハラ」「アンタッチャブル」
「海の上のピアニスト」、NHK大河ドラマ「武蔵」など
上記の作品で有名な彼ですが、
自分が意識したのはNHKスペシャルの
「ルーブル美術館」だったかと思います。
(題が間違っていたらごめんなさい)
聖チェチーリア音楽院で作曲を学んだ後、
テレビやラジオの音楽を担当することになりました。
映画音楽化としてのデビューは
1960年の「歌え！太陽」とも
1961年の「ファシスト」とも言われています。
(後者の方がオリジナルスコアのため、
そちらをデビュー作品とするそうです)
グラミー賞は1986年に
「アンタッチャブル」で受賞しています。
また2007年にはアカデミー賞名誉賞に受賞。
80歳を過ぎるご高齢ですが、
昨年2015年まで映画の作曲を行っていました。
朝5時には起きて作曲をしているとか…。
現在もお元気なようですね。
エンニオ・モリコーネ公式ホームページ
三橋美智也(みはしみちや)1930年11月10日～1996年1月8日(享年66歳)
日本；北海道
歌手。本名；北沢美智也
民謡をベースにした歌謡曲を歌い続け、
春日八郎や村田英雄らと共に歌謡界をリードしてきました。
その才は幼い頃からで、
11歳では全道民謡大会で優勝するなどの活躍を見せていました。
また若者向けラジオの
パーソナリティを務めるなど精力的でした。
生涯のレコード売り上げ1億600万枚は
日本人歌手としてはまだ破られていないそうです。
舘野泉(たてのいずみ)1936年11月10日～(現在80歳)
日本；東京
ピアニスト。
芸大出身で現在日本シベリウス協会の会長だそうです。
1968年にメシアン・コンクールで第2位
同時期に国立シベリウス・アカデミーで
教授を務めています。
近年知られるようになったのは、
脳溢血で倒れ半身麻痺という
境遇にありながらも
左手のみでリサイタルを行っている
ピアニストとしてでしょうか。
意外と左手のための作品は多いです。
過去にも数々の作曲家たちが
やはり右手が使えなくなった自身や
友人のための曲を作っているのです。
また舘野泉氏に関しては様々な作曲家たちが
彼のために曲を捧げています。
きっと歴史に残ると思います。
そして不自由のない方でも
左手を鍛えるのにはそういった作品はお勧めです。
上記の理由からでしょうか、
奥さんはフィンランド人です。
そして現在もコンサートが多いようです。
本日もバースデイコンサートが開催されます。
2014年は春に予定していたコンサートが突然中止。
妹さんが亡くなったためでした。
コンサート、ＴＶ出演情報を知りたい方は
公式ホームページでご確認を。
因みに本日は傘寿コンサートが
東京で開かれるようです。
舘野泉公式ホームページ
グレッグ(グレッグ・レイク；Greg Lake)1947年11月10日～(現在69歳)
イギリス；ボーンマス
ミュージシャン。
名が知られるのはおそらく
キング・クリムゾンに所属していた頃からと思います。
その後、エマーソン・レイク＆パーマーとなりますが、
キング・クリムゾンの前には
ゴッズというバンドに加入していました。
エマーソン～をも解散した後はエイジアに参加、
1990年代にはそれらの再結成バンドに
やはりあちこち奔走していたようです。
2013年にソロで来日公演を行っています。
今年は上記にも記した
エマーソン～で一緒に活動をしていた
キース・エマーソンが自殺。
追悼のコメントを出してからは
特に情報がありません。
そんなことで小話を一席(？)
キング・クリムゾンやＥＬＰに
所属していた頃には美形だった彼。
ところが…なんということでしょう！
(劇的○フォアアフターじゃありませんが)
上記日本公演のＤＶＤでは
見る影もないほどの巨漢…！
…大丈夫かしらね…
因みにFacebookでも過去の話題ばかりでした。
グレック・レイク公式ホームページ【英語】
デーモン小暮(でーもんこぐれ)1962年11月10日～(現在54歳)
日本；東京
ミュージシャン。
…なんと説明したらいいのだろうかと
ちょっと困ってしまう人物(本人は悪魔と主張)であります。
以前友人が「いまひとつ悪魔になりきれないところが好き」
だと言っていましたが、
言い得て妙で可笑しくなりました。
素顔の彼は知られているような
知られていないようなといった具合です。
帰国子女で桐蔭学園高等部を卒業後、
早稲田大学社会科学部を卒業しています。
お姉さんがTBSの元キャスターで、
唯一口げんかで勝てない人だそうです。
外国に一度でも住んでいたことのある人に
共通することでしょう。
日本の伝統文化をこよなく愛することでも有名です。
特に角界に関してはもうマニアとしかいえない領域です。
また近年TVで見たのですが、
日本の伝統楽器をバックにロックを歌っていました。
確かロックオペラも彼が提唱したのではなかったでしょうか？
(記憶違いでしたらごめんなさい)
彼が所属していた「聖飢魔Ⅱ」は
予告通り1999年に活動を停止しました。
個人的には「不思議な第3惑星」が好きです。
一応英語ですが、「空耳」がいっぱい！笑えます。
と同時に彼の頭の良さに脱帽でした。
最近では音楽以外の
TV番組出演が多い気がしますが、
2012年の仮面ライダーの映画の
主題歌を歌っています。
そして2015年の夏に聖飢魔Ⅱ復活。
(地球)デビュー30周年記念でしょう。
そしてまた「ミサ」を行っています。
今年3日後には
ソプラニストの岡本知高氏と
コンサートを行うようです。
詳しくは公式ホームページにて。
デーモン小暮公式ホームページ