<2月15日生まれの音楽家たち>
2月も半分が
過ぎようとしています。
昨日は2月にしては
初夏のような
異様な天気。
この後気温が
下がるようですので、
気を付けたいですね。
では本日分をどうぞ
スタンウェイ(ヘンリー・スタンウェイ;Henry Steinway)
1797年2月15日~1871年2月7日(享年73歳)
ドイツ;ウォルスハーゲン
楽器製造職人。
現在、ベーゼンドルファーや
ベヒシュタインと並ぶピアノメーカー
(正式にはスタンウェイ・アンド・サン)の
代名詞ですが、
元々は創始者の名前でもあります。
またおそらく他の2つと違って
アメリカのピアノという
認識もあるかもしれません。
が、スタンウェイが
生まれたのはドイツ。
後にアメリカに渡って
会社を興したため、
そのイメージが強いのだと思います。
スタンウェイ第1号ピアノが
生まれたのは1836年のこと。
彼が39歳のときでした。
そしてアメリカで会社を
設立したのは1853年でした。
彼のピアノの特徴というのは
音響工学を早々に取り入れたこと。
それはアメリカの貧弱なホールでの
演奏という逆境から
生まれたものでした。
オーリック(ジョルジュ・オーリック;Georges Auric)
1899年2月15日~1983年7月23日(享年84歳)
フランス;ロデーヴ
作曲家。
映画「ローマの休日」「太陽にかける橋」
「双頭の鷲」「田園交響楽」「美女と野獣」など
「フランス6人組」の一人である彼は
クラシック音楽家というよりは
劇半音楽家といった方が
いいのかもしれません。
モンペリエ音楽院にてピアノを
パリ音楽院では対位法、
スコラ・カントルムでは作曲法を
学んでいます。
1920年代には
ディアギレフのために
バレエ音楽もたくさん
作曲しています。
そして上記の作品でも分かるように
ジャン・コクトーらとも
交流がありました。
(「美女と野獣」の白黒映画は
コクトー監督作品)
その作品すべてが美しく、
そう「耽美」という
言葉が合うかもしれません。
個人的には「美女と野獣」がお勧めです。
現在ではおそらくCGなどを
使うだろうと推測されるシーンがあります。
そこがまた味があっていいのです!
是非ご覧あれ!