昭和のGWは
飛び石のあいだに
"家庭訪問"
がありました
短縮授業になり
遠くから先生をつけ狙い
順番を伝えていました
母親は数日前から
玄関アプローチから
雑草一本はえていないように
ピリピリしながら
当日の順番を待ちます
自宅では常にエプロン姿
なのに
よそいき着になり
小綺麗にして
ニコニコしています
昭和の先生は
聖職者のように思われていて
楯突く子供
クレイマー親
存在していませんでした
先生の後をつけ
目覚まし時計持参で⏰
10分程度の滞在時間
家庭訪問スケジュールを
チェックして
次の家に到着するのを
探偵気取りでしていました
気づかれていないか
電信柱に隠れ
腰をかがめて
ぞろぞろとついていきました
それが
なんだか
とっても楽しかった
平成になってから
家庭訪問から学校で面談
令和になって
コロナ禍で
家庭訪問は無くなりました
学校の先生との信頼関係も
カタチが変化して
塾で学力をつけるような
義務教育になってきました
昭和の先生は
教員じゃなく
先生だった気がします
目覚まし時計を持って⏰
中腰でぞろぞろ歩く子供たち
想像すると笑えるね
探偵風ぴち子