Dans La Nuit Magnetique... マグネティックな夜に・・・ -2ページ目

Dans La Nuit Magnetique... マグネティックな夜に・・・

写真にまつわるエトセトラ。
もしくは50年前のカメラと古いレンズたちと、ちょっと旧い英吉利車とのマグネティックな夜。

モノクロフィルムはT-Max400とT-Max100を常用にしているのだが、たまたま近所のヨドにいったらFomapan200が入庫していたので数本買っておいた。


$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

Fomapanは100と400がよく売られているけど、200はいつのまにか店頭販売するところがなくなってしまい、しばらくその筋のお店にしか置いていなかった。
Fomapanのフィルムそのものは、ちょっと旧い感じに撮れて、粒子も粗めかなーというだけの印象だったのだけれど、200を使ってみると結構これがイケる。

$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

現像はD-76を24度Cで4.5分。
スキャンはDPE屋で。(んー、しばらくプリントやってないなぁ。)
ちなみに機材はVoigtlander Ultron 50mm 1:2.0 にG2(黄色)付けて。


もうちょっと軟調に仕上げる積もりだったのだけれど、少し現像時間が長過ぎたかな。
でも、T-Maxとは違う中間調の出方が結構気に入ってる。
Tri-Xよりもふくよかなトーンの出方がしているような気がするけど、もうちょっと使い込んでみないとわからん。
6 x 6だといい感じに撮れるかも。

Macodirectで長巻き買ってみるのもバクチみたいでウキウキするのだが、さすがにそれはやめておこう。


あ、Contax IIに付ける85/135mmのファインダー買っちまいました。
おまけに調子に乗ってTriotar 85mmも。



またカメラ売らなきゃ。。。。。。。。。。。
雨はつかの間の小休止。
今日はこないだ手に入れたSuper Nettel IIの試し撮り。

天気は曇り。
生け垣に向けた露出計はだいたい13EVぐらいを指す。
S.N.IIについているのは万能レンズともいえるTessar 5cm 1:2.8。
もちろん、ノンコート。
撮ってみるとこんな感じ:

$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

どうも余分な光を拾いやすいのか、これ以外のコマもフレアのオンパレード。
レンズ後玉のうっすらとした傷のせいかも。
モノクロでイエローのフィルターを入れたらどうなるだろう。

ちなみに開放の2.8で撮ると、ぐるぐるになる。
これも戦前のレンズだと思えば一興。
$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

ここまでの画像を拡大して見ておられる方はお気づきかと思うが、横長のコマであれば、上辺から1/4あたりと3/4あたりに複数つつーーーーっと白い線が入っている。
そう、フィルムに傷がついているのである。
どうやら圧板に異物がついているか、深い傷があるのかも。
そこで裏蓋を外して圧板をクリーニングしようと、よーく見たらこんなモノが・・・

$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

なぜか英語で「満州国向け」とある。
ということは、この個体は輸出用だったのか。
満州国向けの刻印がある個体が存在することは前から知っていたが、まさか自分のがそうなっているとは思いもよらなかった。(気づくの遅すぎ)


つらつらと考えると、この「満州国向け」の刻印はどうも不思議である。
Super Nettel IIそのものは総生産台数2000ぐらいと言われているが、そのうち何台ぐらいが満州国向けに製造されたのだろうか。
そしてなぜわざわざ「満州国向け」とかかねばならなかったのだろうか。


満州事変が1931年。

満州国が存在したのは、1932年から1945年。
Super Nettel IIが製造されたのは1936年から1938年。

真珠湾攻撃が1941年。


硝煙ただよう時代に生まれたこのカメラ、どういう旅をしてきたのだろう。





だから旧いカメラはやめられない。
この土曜日、米国からSuper Nettel IIが届きました。
ウクライナの一件があって以来、どうも郵送状況が気になってしかたが無かったのですが、今回は無事に到着。しかも超スピーディー。
さすがEMSですな。

商品は外見、やはりばっちり。

$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・


$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

経年変化でメッキがちょっと剥がれていたり、ほんの少しのアテ傷はあれど、酷い傷は皆無。

$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

レンズ表面の状態も絞りの動きもドレーカイルの動きもすべてオッケー。
なんとシャッタースピードは手許にあるContax IIやIIa以上にしゃっきりとしている。
1/1000なんて「タンッ!!!」とスゴイ勢いで閉まるのには驚き。
IIやIIaなんかは「トンッ」って感じで、Super Nettel IIよりやや静かなので、本来のシャッターはこんな感じで動くのねん、と妙に感心。

ただ、一点問題をあげるとすれば、レンズ前玉内側に走る傷。
これは裏蓋をはずしてBでシャッターを上げておいて覗き込むとよくわかる。
実はこれ前からではほとんど見えないのですが、どうも前にレンズをいじったんじゃないかと想像してます。(写真がなくてすんません)


さて、このS.N.II、畏れ多くてどうも外に持ち出せません。
レンズフードなんて滅多に出てこないし。

ま、これから雨と灼熱の季節ですから、秋までゆっくり待ちましょか。
驚いた。
あっという間のrefund決定。

昨日、claimにescalateさせたことを記したが、72時間経たずにrefundのメールがebayからきた。
以下はその全文:


Case Closed: Issue resolved

You don't need to do anything else.
eBay Customer Support has refunded you through PayPal and the case is closed. Jun 09, 2011 at 10:27 AM

Refund information:
We issued you a $XXX.XX refund to the PayPal account that you used to purchase this item.
Please log in to PayPal and view the History page if you don't see it in your PayPal balance.

Final decision:
This case has been decided in your favor.

eBay Customer Support comments:
Our records show the seller didn't respond to the case.
We're sorry you had a problem with your purchase, and we're issuing you a refund for this case.

さて、ちゃんと入金されるかどうか気になるが、まずは一安心。
なんたって300ドル超えてたからなぁ・・・・・


ま、Super Nettel I が届かないのはいずれにせよ残念なことには変わりない。
さて、Super Nettel I が届かないので、ebayのbuyer protection を使ってrefundすることにしたのは前回お話しした通り。

caseをopenすると、sellerに対してebayがcaseがopenされましたよー、と連絡をいれてくれる。
そこから一週間の間にsellerは何らかのアクションをとらねばならない。

また、この一週間の間に、buyerはsellerにメッセージをebay上で送ることができる。
当方は「最後通牒」を突きつけたのだが、それでも何の返事も来ない。

電話番号もわからず、mailの返事も来ず。

最悪や。
っつーか、おーーーーい、生きてますかーーーーー!?

と、言いたい。


で、case openから一週間がたったところで、ebayから「なんか進展あった? クレームにエスカレートさせる?」と聞かれるので、すかさずここはebayにクレームへエスカレートするのと同時にrefundの陳情をいれた。

そうすると「ちょっと検討するわ」と72時間待つように指示されたので、あさってまで待つことにする。

ebayはこういうクレームを膨大な数かかえてるわけで、本当にこういうのってちゃんとやってくれるのかね、と心配になるが、まぁ、まずは淡い期待を持ってrefundされることを祈る次第。



乞うご期待。
巡り合わせというのは恐ろしいもんである。

Super Nettel Iがこねーよ、とブーたれながらebayを巡回してると、つい昨日誰にも落札されずに再出品されたSuper Nettel IIが、15%も値下げしてることに気づいた。

どんなシロモノかと思ってみれば、国内なら二倍の値が付けられて陳列されるとおぼしき程度のもの。
ちなみに、値下げ交渉可能にて、現在お一人様がSellerからの回答待ち状態。
この瞬間、Buy it nowボタンを押したのは言うまでもなし。

$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

製造台数2000台とも言われる白のSuper Nettel II。
ジャバラのSuper Ikontaと135フィルムのContax IIとがちょうど交わった頃の写真機ゆえ、その風貌から歴史的な重みさえ漂わせている。



中古カメラ道に「買わずに後悔するならば、買って後悔するがまだよろし」という格言あり。

そのとおり。
Super Nettelが届かない。

Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・


落札は5月5日。
支払いは同日。
Sellerからのebay経由でship outの連絡があったのが5月10日。

ウクライナからの発送なので、過去の経験上少なくとも2週間はかかる。
しかし、3週間を過ぎても届かない。

そもそも送り状の番号さえも連絡してこないので、貨物がいったいどこにいてどういうステータスになっているのかさえもわからない。
また最悪なことに、何度も連絡してもなしのつぶてである。
地元の郵便局に行って探してもらっても、んなもんありまへん、と。

誰だよ、Great communicationとかGreat ebayerとかこのsellerの評価欄に書いてるやつは。



6月1日になり、とうとう堪忍袋の緒が切れた。
ebayにはBuyer Protection制度があるので、まずは状況を説明のうえ、Case open(なぜCaseというのだろう?)した。
この補償制度はpaymentから45日以内に申請しないと使えないので、まぁ、タイミングとしては遅くはなかろう。

すると1週間まてと言われたので、まずは待ってみることにする。
これで商品とどかなかったり、なしのつぶてだった場合は、Claimにエスカレートさせることとなる。

当方が落札したSuper Nettelは外見上ハゲハゲで張り革もトップの部分が剥がれている。
また、最初期型はノブがクロームでなくニッケルになっている。
だからかなり安い値段で落札したのだった。(市場価格の半分ぐらい)

このニッケルが黄ばんでいるのに加え、真鍮の地肌がところどころはげて見えている風情になぜか惹かれてたのに、届かない/輸送状況が確認できないのは非常にくやしい。
だから全額Refundさせるのだ。

むぅ。
カメラなんぞに、郷愁をかられるとは思ってもみなかった。

私は実際に使ってみて、(そのときは)自分に合わないと思ったり、自分の思ったような撮影ができない(それがカメラやレンズのせいであることが条件)と思ったら、すぐに放出してしまう。
だから、後腐れ無くサヨナラ、なのである。

でも、一台だけ、機会があればまたほしいと思わせるカメラがあった。
それはPentaconのF以降のシリーズ。

$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

東ドイツのカメラを使ったことがある方ならばお分かりだと思うが、まぁ、いわゆる計画経済から生まれたレベルのカメラだと思えばいい。

でも、独特の握り心地や、シャッターボタンの位置、どのシャッタースピードでも回るオモチャ的なスローガバナーの音、ほの暗い実用化初期のファインダーに浮かび上がる像、、、、といった、もろもろの印象はなぜか深く体にしみ込んで、潜伏する。
そして、潜伏期間が過ぎるとわらわらと体内で動きだし、そしてついには私を悩ませる存在となるのだった。 

そう、病名はPentacon症候群。
症状は、激しい郷愁。
特効薬は、購入。

$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・


今回の処方はPentacon FB。
おでこのでっぱりがなかなかキュートである。


我ながら、相当な病であると診断している。
$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・
ローライフレックスのストラップをAcru(アクリュ)さんで作ったお話をちろっとこの前しましたが、現物はどんなものかっていうことはお話できてなかったと思います。


$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・
オイルレザーのチョコレート色をチョイスすると、こういう仕上がりになります。
素材は見た目から想像されるほどカチカチに固くもなく、かといって安ものチックなペニャペニャでもなく、適度にしなってくれるので、使いやすいです。

$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・
先端のカニ爪はオリジナルのものから外して付け替えてくれます。
ちょうどストラップ先端のよじれやすい部分があるのですが(そこが切れることが多い)、これぐらいの太さならばあと半世紀は大丈夫でしょう。


長さはmaxの135cmでオーダーしました。
やはりオリジナルのストラップは細いので、2.8Fといえども長時間首にかけてるとしんどくなります。
なので、ずっと前からたすきがけできるような長さのがあればなと。
あと、個人的には肩当てのところにアイボリーの薄ーいクッションが付けばよかったなぁと思ってます。
$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・



まぁ、ストラップ変えたからって写真が上手くなる訳じゃないんですが、なんかこう、気分が新しくなるっつー効果はあります。
おいそれとオリジナルのストラップを入手できないローライですから、そういう効果を得ようと思えば6000円ぐらいは安いもんですな。

Acru(アクリュ)さん: http://acru.jp/blog/onlineshop/679
このところ立て続けにカメラを買ってしまい、反省中。

で、この前書いたZeiss IkonのSuper Nettel Iはまだ来てない。
追跡番号教えろって2回もSellerにメールしたのに、返って来たのは送金してから5日目のShippedメールだけ。
この野郎、ebayの評価だと100%もらってるSellerなんだが、どこがじゃ。
Very poor communicationで評価してやる。

海外では一度も連絡しあわずに金とモノとをやり取りすることもebayでは普通のことらしい。
ま、ちゃんと商品が届けばいいよっていうレベルなんでしょうね。
そう考えると、ヤフオクの評価欄のコメントがみなあまりにもキモチワルすぎると言うのは、あながち正常な感覚かもしれない。


さて、戦利品はちょっと浮気してVoigtlander。
レンズシャッターのトップレンジモデルだったProminentのIa。
レンズはNokton 50mm 1:1.5が欲しかったけど、まずは手頃なUltoron 50mm 1:2でもいいかなと。

$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

このIaはIとIIの境目に作られたモデルで、巻き上げはレバー。
ただしレバーというよりか、ちょっとした金具が巻き上げノブに付けられたそっけない造り。
で、巻き上げはダブル。
ってーことは、焦ってバシバシ撮るような代物じゃーねぇよと。

シャッターはCompur。
面白いのはシャッタースピードを目盛りきっちりに合わせずとも中間速度で切れてくれるようにできている(できない速度域もあり)こと。
シャッター音はレンズシャッターにありがちなパチンッという音ではなく、どちらかというとポショッというささやかな音。
シャターのバネがはじける音と振動がボディに共振して、余韻を残すのが面白い。

Prominentのさらに独特なところはフォーカシング。
レンズにはヘリコイドがなく、ボディ側にピント合わせ機構が組み込まれてます。
正面向かって右のノブがフォーカシングノブで、これを回してレンズマウントとシャッターユニットを前後させるという方法。いやはや、これはスゴイ。
でも、レンジファインダーの基線長が短いので、ピント合わせがちょっと難しい。
というか、正直これはあわせずらい、と言った方がいい。


Ultronの写りはというと、やはり収差やフレアはばっちり出ます。
$Dans La Nuit Magnetique...  マグネティックな夜に・・・

上の写真は意図的に開放で1本フィルムを使った中の一枚。
かなり背景にクセが出てます。
少し絞ればもうちょとマトモになるかもしれません。

ピントの合焦したところはかなりくっきり出てくれます。
あ、モノクロではまだ撮ってないか。
ま、これは好きずきでしょうね。
ライツでもツァイスでもない、独特の描写です。
私は嫌いではありません。

うー、Nokton欲しくなってきた。
・・・・・・いけないいけない。


Voigtlanderのカメラは独自の機構を入れ込むことに専念したらしいのだけど、今の世の中だったらそんなのは通用しないでしょうね。
だんだんとどのカメラも似通っていってしまう、そんな時代になる前の、カメラがとても輝いていた時代に生まれた個性豊かな機材は、やはり大切にしていきたいですな。
と、優等生ぶってみます。


そうそう、あともう一台、秘蔵っ子が手許に来てますんで、また今度ご紹介しましょう。